こんにちは

 

 月なりの天候があったかと思うと、いきなり月が後戻りするような寒さがあったりで、この春はどうも天候が不安定のようです…

 

 個人的には月日なりに歳を取ってきています…

そんな日々…中でもクロスワードにハマっています…

 

 数年前から脳の老化防止には数字が良いということで「独数」というものが流行っています…専門の本もあります…数字は 0〜9までの限りがあるんですが、組み合わせがいろいろで…よくまぁ!というくらいにアレコレ組み合わせがあります…

 なるほど最近のコンピューター言語が単純(シロート目には)な 2 進法で出来ているのもこのせいかな?…

 同時に人間の脳の無限さが数字の無限さに似ていることにも納得です…!

もっとも、史上のあらゆる「学問」や「定理」は人間の脳が考えたことなんですね…

 

 でもクロスワードにはこんな単純さがありません…いくら言葉が多いからといっても数字に比べれば有限です…

 

 クロスワードは言葉に不自由や制限を加えて作ります…縦や横に言葉を組みあわせて…まさに言葉を(ワード)を交差(クロス)させて作ります…

 

 毎週いろんな出題がありますが…その度に自分の脳の愚かさに気づきます…

知っているつもりの言葉の意味がそうでなかったり…頭に浮かばなかったり…知ってるつもりが知らなかったり…

 

 えっ!こんな使い方もあるの…とか…こんな言葉もあったんだ!と膝を打ったり

 

 早い話、この歳まで生きてきたことが…本を読んだことが…ルビ付きだったのにだとか…多くは反省です…改めて辞書の厚さに感嘆しきりです…

 

 それで人生の余った時間に何の役があるのか、と言われればそれまでなんですが…

座して死を待つのも年寄り、いくら年寄りの楽しさを言ったところで、本当は楽しくないのは皆さんもご存知…クロスワードなんて可愛いもんです…

 

 

 

 イギリスの小説や映画、TVにはこのクロスワードがよく登場します…

それもどうやらかなり難しそうです…古今東西、森羅万象、未来永劫、果てはシェークスピアや名作のセリフまで…

 

 アルファベットは 26 文字なんですが、組み合わせを変えた「アナグラム」も出てきます…

 

 若い頃に古本屋で買った「サム・ロイドのパズル百科」という本があります…

こちらはアメリカの有名なパズリストです…原本は 1914 年です…日本での翻訳は 1965 年に田中勇氏・白揚社刊 1〜3巻です…僕のは今は 2巻だけになっていますが…

 

 内容は絵解きも含め文章も読み応えがあります…残念ながらクロスワードは無く、推理を中心にしたパズルです…日本的には理屈っぽいのですが楽しめます…中には、「弁証法」や「詭弁」?などの論法もあります…百科はジュニアがまとめたそうですが、父のMr. ロイドはチエスの難問にも凝ったそうです…

 

 チェスも将棋も IT が進化しているそうですが、やはり人間の脳の力の方が優れていると信じたいものです…

 

 

 古今東西、とにかくパズルは「知ることの楽しさ」が実感できます…

個人的には「平家物語」を読んで人生の終わり方を知るつもりだったんですが、パズルの面白さで、それどころじゃありません…「祇園精舎の鐘がなる…」を聴くのはずっと先になりそうです…

 

 元々はパズルのような人生…これも縁かもしれません…

 

 最近はクロスワードだけではなく、四文字熟語だけのものとか、漢字を色々に読んで組み合わせるものとか…答え合わせも楽しみです…自分が知っていたのか知らなかったのか…?

これまでの人生の経験が役に立ったり、まだまだ足りなかったと痛感したり…それこそ知らなかった読み方や、熟語に出会えるたんびに面白がったり反省しきりです!

 

 もっとも、愛好家を困らせる出題者の脳の方がはるかに賢そうです…!

きっと僕らは「挑戦者」なのでしょう…負けられません!

 

 

 さてここで閑話休題…

 僕がそれこそ馬鹿の一つ覚えみたいに記憶しているクイズを一つ…

電文(電報)ですが「金送れ SEND + MORE = MONEY」… これを1〜0 までの数字に置き換えますが、同じ文字は同じ数字です… もっと難しいのが「もっと金貨を送れ SEND + MORE + GOLD = MONEY 」です…条件は同じです…(+と=はただの記号です)

 おヒマなときに解いてみてください…こんな符合を誰が考えたの?

 

 

 あの頃は脳も若かったのか… 7 が 7つだけ見えてる、あるいは小数点しかない割り算の「虫食い算」に夢中になったのを思い出します…

 

 年取った今は脳がもう若くないから、あの頃のような集中力も、根気も冴えもない脳の持ち主になりました…トホホです…!

 

 

 

 ありがとう…

あなたもたまにはクロスワードを楽しんでみてください…

男脳にはこっちの方が向いているかもしれません…!