このブログがあなたの「マイホーム計画」の一助になることを願います…

 

 地球規模で気象の異常が報告されています…

日本列島も例外ではありません…ブルブル列島です…

 

 あなたの今住んでいる部屋や家でも構いません…「〜計画中」ということは間借り中ですよね…

この機会にアレコレと試しておくのも将来のムダにはなりませんよ…!

このブルブルの中で試して、得られる教訓は来年、いや将来の「〜計画」に役に立ちます…

当然あなたの経験値も増えるというわけです…そこで、まずは「寒さ対策」を探ってみましょう…

 

 ガラス窓を触ってみてください…室温に比べて冷たく=寒くありませんか?

中には水滴=露を持った窓もあります…この露を「結露=けつろ」と言って、窓だけではなく室内のいろんな所で見られる現象です…窓だけではなく、壁にも配管にも見られます…中にはこの露が多くて床までビショビショになっていたり、うっすらと着くなどその程度もさまざまです…

 

 この「結露」とは、接する温度の違い=温度差が空中に含まれる湿気=気体を露という水分に変えてしまうことが起こす現象です…特に冬季は室内と室外の温度差がハッキリ違うので「結露」も出ます…

 「結露」は大事なことなので、さらに詳しく後述します…

 

 当然ですが「結露」は暖かい方に出ます…つまり室内側に多く見られるのはそのためです…

初めに述べましたが、ガラス窓に結露が出やすいのは、見方を変えると、窓こそ熱の放出量が最も多い場所だということです…実際科学的なデーターでも「家」の中で最も温度(この場合は室内温度ですが)の放出量が大きいのが「窓」だということです…

 

 話は逸れますが、温度とはあくまでも「単位」の呼び方で、低くても温度と言います…つまり零下になっても温度と言い…決して暖かい=温かいということではありません…

 

 立地の条件から「家」の室外が人間の生存に適さない零下になっても、室温は生存できる温度に保たれます…この温度差がガラスの表面についた結露=つゆという水分を凍らせることになります…北海道など寒冷地の窓ガラスが凍るのを見たことがありますね…

 

 窓にはガラスがはめ込まれています…ガラスは光を透過するので室外の景色も良く見えて、日光も差し込みます…古来から家はこの窓を重要な要素に考えました…人工的な明かりがない時代、重要な明かりとりの装置でした…やがてガラスがあらわれ、屈曲が自在なアルミがサッシという枠を作ります…

 

 この両者の組み合わせが「窓」を様々に進化させますが、同時に室内の「熱を放出=失いやすい」ということも示します…「窓」の宿命=問題と言えます…

 

 「窓」はいつでも室温の放出と明かりとりのジレンマを抱えています…

窓の大小が室外の低温に常に触れることで、ガラスを通して温かさは逃げ、結露は恒常的に起きます…

つまり窓=ガラス面の大小があなたの家の断熱力=保温性の弱点です…

 もちろん、通気性の問題もありますが、これも後述します… 

 

 この問題を解決するために、ガラスが二重になったサッシも発売されています…これは温度=熱を最も遮断するのは空気なので二枚のガラスの間に真空層を作った窓枠=サッシです…この真空層に曇りにくいガスを封じ込めたものもあります…

 ただしガラスはカメラのレンズと同じで光の透過率が高く、歪みのないものがいいとされます…透過率はガラスに加えられる添加物に左右されますが…もし同じガラスを二重にすると、当然ですが景色は肉眼で外を眺めるようには見えません…さらに太陽光=自然光から有害光線を除去するよう変色してあれば、それだけ自然から遠ざかった景色を眺めることになります…

 

 とは言ってもこの二重ガラスの窓の保温性は快適だと言えます…保温性が高いから昼と夜の温度変化が小さいと言えます…ただしサッシはアルミなので結露には無防備です…それに高価なので対費用効果を考えて付けたほうがいいでしょう…重量もかなりあります…

 また人間の骨の生成に必要なカルシウムは太陽光=自然光を浴びることで組成されるといいます…

その大事な太陽光はガラスが遮断します…これではこのサッシ越しの日光浴も意味がなさそうです…

 

 またこの窓を温めるように下部に置く専用のヒーターもありますが、電気代がかかりそうです…

 

 「マイホーム」を持つにあたっては寒さ対策も重要だと思います…ガラス窓の効用については十分に検討してください…

 

 寒いと感じている人は窓を点検しましょう…窓をカーテンで覆うだけでかなり効果があります…

もちろんカーテンの生地は厚く、レースなどと組み合わせて二重にすることです…またサッシの下部のレール部分やぐるりの組み合わ部分から隙間風がありませんか? そんな部分も覆えるたっぷりしたカーテンか、いらないタオルを置くだけで随分と防げるはずです…スキマテープも効果があります…

 

 知っての通り低温は下に溜まりやすく、温かな温度は空気を軽くして上に向かいます…

 天井付近にたまった暖かい空気と下の方の冷たい空気をまぜる方法に…シーリング・ファンというのがあります…シーリングつまり天井のことで、天井に取り付ける扇風機のことです…大抵はプロペラの回転が二方向あって、それで冬は上の空気を下の空気と混ぜ合わせるように回転させます…夏は逆に回すと扇風機になるというわけです…今ではお手軽に照明付きなど選べますが、取り付けにはきちんと天井補強や電源など設計と施工現場を点検してください…部屋に合った照明とプロペラ径を選んでください…マチガえるとかなりダサくなりかねません!

 豪華に見えるからと取り付ける「家」もありますが、日本の天井高には無理なサイズもあります…

さらに天井に傾斜があれば取り付け方も変わります…

 

 このシーリング・ファン…便利ですが常時運転していれば空気はいつも動いています…空中のチリやホコリの飛散もあります…電気代もかかります…掃除だって大変です!

 

 それでも暖かい空気と冷たい空気を混ぜ合わせるという知恵は、ある意味「家」の本質的な問題を提起しています…あなたの「〜計画」にも役立ちます…もちろん今回体験したことは重要です…

 

 結論として、「家」はなるべく暖気を取り入れて温かくし、その温かさを逃がさない=閉じ込めるようにした方がいいということに気がつきましたか?…エネルギーの有効利用にも役立つということです

 

 物事は考えることと感じることに大別できます…「家」作りはまず感じて下さい…

それから考えることです! あなたの「〜計画」にはまだたっぷりと時間があります…

 

 今の季節だから感じる寒さをあなたならどう考えますか?

まず寒さを感じて下さい…! それから対策を考えてあなたの「〜計画」に反映してください…

 もちろん「厚着する!」というのも答えの一つです…!

 

 

 この記事があなたの「マイホーム計画」のお役に立てることを願います…!