こんにちは

 

 また札幌で大きな爆発事故です!…

幸いなことに死者が一人も出なかったのですが…事故の元の不動産屋も…周辺の飲食店にも大きな被害が出たそうです…巻き添えを食った人の数や事故の規模は大きく…雪の中、寒風に吹き荒らされた人の心やいかにと思うばかりです…

 

 この事故から浮かび上がるのは…噴霧式のスプレー缶への無知さ加減です…

空中に散布された霧状のモノが暖かな部屋内に充満したということです…しかも大量にです!

 いかに消臭用とはいえ、基本的に剤=液を構成するほとんどは引火性のガスです…

 

 成分表を見ればわかります…さらに締め切った空間では、このガスが充満することは呼吸器官を塞いで、呼吸そのものを困難にします…デザイン用のノリやフィクサチーフではこの呼吸障害を早くから注意喚起しています…

 

 触ればわかることですが、一般に噴霧中のボンベの周りの温度は低くなります…

これは「気化熱」というもので…この低温に耐えられずに、たぶん暖かな室内で放出、やがては充満…にもかかわらず、湯沸かし器の発火の高温が爆発の点火のキッカケになりました…

 

 明らかに噴霧器への「無知=知る」と、結果への想像力が決定的に欠けた「人為的な事故」です…今や何でもスマホ用に言葉を省略し、それがカッコイイと考える時代どうやら言葉の想像力もないがしろにされています…ついでに自分の頭で考えることもなくなり「若者化はバカ」と同義語になっていきます!

 

 防水スプレイから白髪染めまでお手軽になりました…室内はともかく車内のようなさらに狭い空間にもガスを撒き散らします…換気を怠ることでそれだけあなたの呼吸器官はこの「毒」を吸っています…ナベ奉行たるものボンベにも気を使わなくてはイケマセン!

 

 何年か前、自分たちのアートの効果を高めるために可燃性を高めて、結果として男児が死亡しました…結果への想像力の決定的な欠落です…しかも大人なら当然分かるはずなのに!…これも独りよがりの事故、想像力の欠落です!

 

 札幌の事故といい、僕たちの日常は「自分で考えない頭」の狂人にいつも囲まれたキケン地帯にいるようです…今回は店長という年長者もいたというのにです…しかも、アパート一室の消臭代にン万円払ったのにどこでも買える消臭剤をシューっとひと吹きだって?

 

 それでも言葉の省略と想像力の欠落をカッコイイと思うなら…!

 

 

 ここまで、ありがとう!

 昔習ったイロハがこんなときに役立っています…まだまだ頭を使わなくては…

 ね、ご同輩!