こんにちは

 

 東京地方、日中暖かな日が続いています…小春日和です…今年は暖冬の予報だそうですが、…とは言っても寒い冬に変わりはなさそうです…

 

 ところで、先の北海道の地震、これに関連して災害の報道のあり方と、警告の出し方など幾つかの問題点が検証されています…主に情報の送り手と受け手の問題なのですが…

 

 災害とは、停電いわゆるブラックアウトや幹線道路の交通状況や、被害地の範囲や内容など…おおよそ災害に関する「情報」の全てです…

 

 これらは既に幾つかの大きな災害…地震や津波、火事や洪水などのたびに問題にされてきたことであり、海外でも他山の石のように大きく報道されてきました…

 

 内容の中心は「正確な情報」が「迅速」に伝わったか?ということです…

 

 今や一人ひとりがスマホの画面にとらわれます…当然のことながら自治体側の「警告」や「避難」はここに送られ、この「情報」を僕たちは読むことになります…

 その後に変化する「被害」の「状況」も送られます…

 

 災害に際して最も「不安」と思うのはこの「情報」の有無です…

「情報」の「少なさ」は身にふりかかったことの中で、自分の置かれた「状況」を知れないという「不安」や「心配」に直結します…あるいは遠方の家族や友人たちも同時に、その「不安」を共有することになります…

 

 言い方を変えれば「情報」の「正しさ」と「迅速さ」が災害に遭った人の「安心」を生み、同時に「心構え」を生みます…「避難」の方法や「場所」への「誘導」はその後の「行動」の規範にもなります…

 

 言うまでもないのですが、改めて災害時の「情報」には個人的に受け取られるという「正と負」の両面のあることを知ります…正しい「情報」が正なら「デマ」が負です…あくまでも個人的なことで「情報」が「共有」されません…

 

 ともに拡散の速さが同じように見えても、僕たちはどうしても「悪い取り方」に心を振ってしまいます…もっと悪いことに、こんな「デマ」が容易に「騒ぎ」をおもしろがる連中によって引き起こされているのが大半です…

 

 つまり「正しい情報」よりも「デマ」が「ホント」に変わる一瞬です…

「事実」よりも「ウソ=フェイク」が「ホンモノ」にすり替わる時です…

 これを防ぐにはいつも背中を丸めてスマホの小さな画面を見つめて歩き、その中だけが「ホンモノ」だという盲目さや盲信を捨てなくてはなりません…

 

 他人の災害を面白がる愉快犯や、デマをマコトしやかに流す騒擾犯は必ずいます…

これもスマホなどを盲信することが起こした状況です…あまりにも個人的なことなので、「デマ」の発信源に家族すら気がつかないというのが現状です…

 

 このような状況から身を守るのは「ふだん」から本物と偽物を見わける能力を身につけることです…スマホだけが正しいかどうか?…「デマ」を出すことがいかに「愚かし」く「恥ずかしい」かを知る「人間」の「正しさ」を知る必要があります…

 それこそが「人間」の尊厳です…

 

 その一方でスマホの充電器に殺到します…電気に頼る社会が見せる側面です…

電気が絶たれると「情報」も「デマ」さえもありません…

 

 スマホは電池がある間だけ動く「有限」な機械ですが、「人間」はどんな時でも力を出せる「無限」な機械です…さぁ、あなたはどちらを信じますか?…

 

 普段から地域の状況を把握しておき…そしてスマホの簡略化された「器械言語」ではなく「人間同士」の会話が持つ「感情」言葉を大事にしたいものです…

 

 今回の災害は僕たちの誰もが、どこでも起こるんだということではとても教訓的です…

観光地としてのダメージ、冬への備え…火事場泥棒に悪質商法の横行…どれを取っても海外で喧伝されるような民意の高さを支えているのはいつだって黙々と働く庶民です…

 

 

 災害のたびに言われる「自分の命は自分で守る」という基本を助けるのもこの「情報の正しさ」です…スマホから「デマ」を見抜ける「賢さ」を学んでいますか?

 

 

 ここまで、ありがとう

 書を捨てよ、街に出よ!ではないけれど…たまには「スマホを捨てよ、まわりを見よ!」と言いたいところですが…

 ね、ご同輩!