こんにちは

 

 気がつくと、日本は結構な数で休日ってあるもんですね…

これに夏休みや年始の休みなんか加えると…かなり休んでいます…

 

 面白いのは…代理の休日の設定で、今年は月曜日の休みが多いことです…

昔から日曜日の次の月曜日はなんとなく気分もどんより、体も疲れています…

 

 それにあのダミアの絶唱「暗い日曜日」…こんな翌日が当たり前でした…

当然ダミアの歌は恋に破れた女の日曜日…英語でも「Blue Monday」暗い月曜日らしいから…どうやらこれは、誰だって日曜日の後の月曜日なんて嫌いさ!という世界的な感情のようです…

 

 でも考えてみると、その昔カオスだったこの世界に造物神が今のような世界を創り出すのに6日間かかりました…初めての仕事が、天と地を分けるという大仕後…

 以後生命や、人間、他の動物たちと次々創造…そしてようやく七日目に休息したそうです…つまりこれが曜日の元です…神の作業の最後も終わ って、つまり休息の日となるのが日曜日です…もっともこれはキリスト教圏に多いのだそうです…

 「天地創造」の物語に由来するのかもしれません…

 

 なので「天と地」に分けた日が月曜日で…さぁ、やるぞ!って気合いが漲るのが月曜日なのですが…どうも感覚的には「暗い月曜日」…になるようです…

 

 世界的にはこんな造物神の作業を尊んで最終日の七日目の日曜日から始めます…

でもたいていのカレンダーは先頭は日曜日の赤い文字…ついでに国民の休日も…始まります…つまり休息の日から始まるから…これでは「暗い月曜日」というのは当てはまらないのですが…

 

 でも、カレンダーの日は繰り返しますから…

やっぱり日曜日の次は月曜日…ようは数え方の問題だけなんですが…

 

 年の瀬、来年のカレンダーをめくって赤い休日が繋がっていれば、連休だとニンマリするのは僕たち庶民…だけかな?

 

 

 ところで昔から東北地方には「めくらこよみ」というのがあるそうです…文盲の多かった農民たちに稲や作物の種まきや取り入れ時を絵で教えたそうです…つまり絵なら誰でもわかるということです…農耕が大事だった土地の文化の記憶です…

 

 雪国に残る山の残雪が馬の形や、雷鳥などの形に現れるのを合図に田んぼの代掻きや田植えを始める「雪形」も有名です…雪解けで現れる雪形ですが、見る場所によってさまざまに見えます …余程の高い山は別ですが…

 

 以前に江戸のメクラ地図というのを持っていました…版元から作者まで絵だけで描いてあります…判じ絵です…江戸市中をくまなく絵で描いてあります…これなら誰だって読めます…唯一吉原だけはお女郎が描いてあるのが笑えます…あはは

 

 雪形では丹沢の山に八王子方面から見ると、さながら名車フェラーリのあのマラネッロの「跳ね馬」のような大きな雪形が現れます…高い山とは違い形もハッキリしています…クルマ好きなら是非見ることをお勧めします…でもこちらは雪だから白ですが、それにしてもどうしても自然が作ったとは思えません…! 僕もあの大雪の日に見ることができました!

 

 ちなみに「白馬岳」は「代馬岳」が昔の呼称…「代=しろ」とは田んぼの畝のようなもの…春先この雪形を合図に馬で「代掻き=しろかき」(泥と水を混ぜ合わせる)を始めたからと言います…

 

 「暗い日曜日」はともかく、「メクラ暦」といい「雪形」といい、僕たちの生活の豊かさは自然と離れられないんですね…たまにはスマホを捨てて上や遠くを眺めましょう…

 

 

 ありがとう

 ダミアの「暗い日曜日」以来、日曜日の自殺も増えたそうです…当然日本では発禁になりました…♪

 ね、ご同輩!