こんにちは…!

 

東京地方は雨が朝からしとしとピッちゃん…♪

僕の右腕も痛いままで腫れもひかず…

 

今日も訃報です…!

今月は僕の世代は大忙しのようです。

 

カナダからです…アメリカと勝手に思っていたんですが!

小説の「シューレス・ジョー」の作者W・P・キンセラ氏が亡くなったそうです。

この小説をベースにしたのが映画「フィールド・オブ・ドリーム」です。

 

シューレスとは靴なしのこと、シューレスことジョー・ジャクソンがマイナー時代に足にぴったりのスパイクがなく、あるとき裸足で走ったことからついたあだ名といいます。有名な「ブラックソックス事件」という八百長事件に関わったことで、球界を永久追放になった八人のうちのひとりです!

 

僕がこの事件を知ったのは、彼に関しての逸話があるからで、この話を僕たち世代の何人かが知っているはずです…

八百長事件に連座したということでジョーはある裁判所から出るとき、ひとりの少年がかけよりジョーの袖を引いて叫びます!

「嘘だろうジョー、嘘だと言ってよジョー…!」

 

後年この話は取材をした新聞記者のつくり話だということがわかりますが、当時の少年にとってシューレス・ジョーがどんなに人気があったかを伝えます!

 

彼は今でもメジャーリーグで語り継がれます。

そのことに着想を得て小説は書かれています。登場人物の一人は名作「ライ麦畑でつかまえて」の作者でこの一作で世の中との関わりを断ったサリンジャーといわれます

が、ここでは黒人で描かれます。

 

そしてもう一人「ムーンライト・グラハム」!

彼はたった一度だけメジャーリーグの打席にたちます。そのあと彼はバットを置いて地方高校の専属の医者になったそうです…ちっとも有名でなく。

その彼もこの映画のせいで今はその土地の有名人、彼の顕彰の像や賞状などが飾られ年に一度の小さな町のパレードは「ムーンライト・グラハム」パレードと呼ばれているそうです!

 

陽のあたらなかった「ムーンライト・グラハム」のこの詳細は、あの宇宙飛行士向井千秋さんの夫君の書かれたメジャー・リーグについてのコラムに詳しく出ています。

(A新聞の夕刊に週一回で連載されていました…タイトルは「やっぱりメジャーが好き」だったかな?)

そしてアイオワのトウモロコシ畑の真ん中に出来た野球場は、毎日のように訪れるメジャーファンの「約束の地」のようだったといいます。

今はあの野球場がどうなったのかはわかりませんが…!

 

ここからはウイキペディアに助けてもらいますが、映画は1989年の作です。

「ショーシャンクの空に」と並んで今でも人気の高い映画です!

 

ジョーのいたのはシカゴ・ホワイトソックス、その白さが汚されたので「ブラック・ソックス」事件と呼ばれていて、いまだにあのピート・ローズとならんで永久追放されたままです。

日本でも野球界の「黒い霧事件」といわれてかつての西鉄ライオンズでもおこりました。あのときの尾崎選手もいまだに名誉を回復していません…!

やはりシューレス・ジョーのファンのようにジョーが少年ににいった言葉…

「八百長があったの?」「それはどういうものなのか、自分ではわからないんだよ…」となればいいのですが…! ムリでしょうね…

 

 

キンセラ氏はイチロー選手についても書いています!

この本も古書店で探さなくてはならないようです。

 

 

野球を愛したウイリアム・パトリック・キンセラ氏のご冥福を、遠くから祈ります…

 

 

※以下は9月21日の追記です!

[ 向井千秋氏の夫君の名前は、万起男氏です。コラムの名前は正しくは「大リーグが好き」でした ]