九州全域から本州に大雨の地域が広がっています…

よく知られた高山や奥飛騨温泉郷、下呂の地名も見えます…

 

 下呂温泉の真ん中を益田川=飛騨川が貫いています…

以前、この広い河原に駐車したことがあります…その数2、30台もあったような気がします…

晴れた日でしたから安心して駐車をして名物のお湯に浸かって出てきたら…あの河原が水浸しになっています…なお水はヒタヒタと増え続けています…聞けば川の上流に降った雨で川が増水中とのこと…

慌てて車を街中に引き上げてコトなきを得ましたが…なお数台が取り残されたまま…

 みんなでヤキモキしながら見張りましたが…その頃には脱出路も見えなくなっている有様…

いかに広い河原でも、その冠水の速さに驚くと同時に水の怖さを改めて知りました…

 

 同時に川の上流で起きた出来事は、水の速さで下流にすぐ運ばれてくるコトも学びました…

水の流れ=水流の速さです…

 駐車中のほとんどが、ボクと同じ県外ナンバーだったことも覚えています…

 

 また奥飛騨温泉郷は山の中で、秘境と言われるだけにアプローチも限られていました…

泊まった宿も幾つかありますが…報道ではそこも寸断されました…寸断されて自家発電や水、食料の備蓄が底をつきそうだそうです…陸が孤島化をします…(現在はこの問題も解消しつつあるそうです…)

 

 有名な飛騨高山から、そんなに遠くないところでも起きた災害です…

 

 平時には「秘境」ともてはやされるところが大きな「災害」が起きるたびに、容易に「孤立」「孤島」になります…

 

 

 行政も大変でしょうが、避難通告の遅れや河川全域で「今」起きている「危機」への対応や躊躇が結果を大きなものにすることを、考えるべきです…

 

 「親指」で堤防の決壊を防いだオランダの少年のハナシや、日本でも「蟻の一穴」とか言います…

それほどのわずかなことで堤防は決壊します…

 

 また言い古されたことですが、政(まつりごと)の中心は「治山治水」…山を収め、水を収めることと言います…凡百の政治家たちにこんな大切なこと=心がないとしたら…

全てをITに任せたから安心だ、とか…「危機管理」とはどいうことなのか…という「安全」意識はそれこそ「屁」のつっかえ棒にもならないと知るべきです…

 

 毎年繰り返される「災害」…そのすべてに IT過信や「人災」の影がちらつきます…

そしていつもながら今日も「フツーの人々」がボランティアに出かけます…

 

 NEWSで見知ったあの土地の記憶から、考えさせられたいつもながらの現実です…

 

 

 なんども言いますが、

ボクたちは過去の失敗から学ぶことしかできません…

その上に新しい知恵を重ねます…それが技術であり「新しい」ことなのです…

そのためにも先人が残した土地の記憶を消してはいけません…「記憶」の記載はそこにあった「出来事」を記しているからです…

 

 新しい世代もその記憶を大事にすべきです…

 

 そんな中で復興をしている街もあります…

その中心にはどうやら女子たちの熱気があります…彼女たちをなんとかサポートできないか?

 

 次からそれを考えたいと思います…