今朝、末っ子を園に送って行った時のこと。
お母さんに送って来てもらって、別れを惜しんでいる女の子。
『おかあさん、迎えにきてね。行ってらっしゃい。』
小さい赤ちゃんを抱っこしているお母さんは
『うんうん。』と帰っていく。
女の子はお母さんの後ろ姿をずっと見ながら、
『おかあさん、バイバイ〜。〇〇ちゃんのお世話してね〜!』と、お母さんと赤ちゃんの姿が見えなくなるまで、声をかけていました。
健気でかわいいな〜。
切ないな〜。
その気持ちすごくわかるよ〜って、心の中で呟いて、まるで小さい頃の自分の姿を見ている様でした。
いつも迎えには必ずきてくれるって、大人の私はわかるけど、子どもの私は、お母さんと離れたらもう2度と会えないんじゃないか。って気持ち。が出てくる。
わかるよ〜。
私もいつも門のところからお母さんと妹が帰るのを見て、すごく寂しくて嫌だった。
私も赤ちゃんとお母さんと一緒にお家で居たいのに。
何で私は行かないといけないの。
何で私だけ行かないといけないの。
なんなら赤ちゃんに私がなりたい。
なんで私はお姉ちゃんなんだろう。
妹はずるい。
って、いつも思っていた。
自分で選んで、それが良くて生まれたのかもしれないけど、
やっぱりまだ妹になりたいと思っているんだな。
お母さんと一緒に居たいと思っているんだな。
そんな気持ちがたくさん沸き上げてきて、
子供みたいに泣きたくなりました。
妹より良い子にしていたら、
お母さんは、私のことを妹よりも好きになってくれるかもしれない。
いい子にしていたら、お母さんと一緒にいられるかもしれない。
と、思っていたな。
だから、いつもがんばっていた。
子どもの頃はいい子の自分じゃないと、
好きになってもらえないし、
自分には価値がないと思っていた。
大人になってもそれが当たり前で、
いい人でいないと自分には価値がないと思い、
たくさん我慢して来た。
たくさん感情に蓋をして来たから自分の気持ちがわからなくなったし、自分がどうしたいのかもわからなくなった。
そんな時にかけてもらった言葉。
いい子でいても、いい子じゃなくても、
おかあさんとは一緒にいられないんだよ。
あなだか成長するために、幼稚園に行っているんだよ!
と、子どもの私が知るととてもビックリしていて、
え!?
そうなの?
ずっとがんばって、
我慢していい子にしていたのに!
今までやってきたのはなんだったの、、、
衝撃的でした。
だから、もう我慢していい子でいる必要ないんだ!
いい子でもいい人でも。いなくてもいいんだ!!
なんか気が抜けて楽になった。
そして、お母さんになってわかる気持ち。
いい子でも、いい子じゃなくても、お母さんは子どものことを愛してくれている。
無償の愛。
離れていても大切に思っているし、
できる事が増えるとすごく嬉しいし、
成長して欲しいから、通わせてくれていること。
全部お母さんの愛なんだって事が、わかるようになった!