【ダービー見解】
皐月賞馬、エフフォーリアが絶好枠の1枠1番。ズバ抜けた能力で撫切り!みたいなタイプでは無く、キタサンブラックのような操縦性の高さで相手を料理してやるといったタイプなので、個人的には「ああもう決まったな」という印象。あとは武史君どう乗るかのみといったところです。

・皐月賞組 (中山芝2,000m)
さて、ここからは相手探しに入りたいと思うのですが、まず、皐月賞の内容に無理矢理イチャモンをつけるのであれば、キーワードは
①メンバー全員の上がり幅が小さい
②内と外の芝のダメージがほぼ同じ
でしょうか。

①について…
4角先頭の実質勝負圏内先頭を走ったタイトルホルダーを除く掲示板組は最後の600mを同じようなスピードで走った→②に続く

②について…
これについては、特筆する事がありませんが一言で言えば内側より外側の方が芝が綺麗に生えており、走りやすいのが定石ですが、皐月賞当日は内側と外側の芝のダメージが同値であった為記載させて頂きました。

→→この条件が重なると4コーナーで内側を走った先行馬の天下になります。
理屈は、ほぼ同じ速さで走れる人を校庭のトラックに2人呼んで、1人は一番内側、もう1人は一番外側を走らせたらそりゃ内側の人が勝つ原理と同じです。以下の写真を見れば如何に内側を通った馬が上位を占有しているか分かると思います。



※着順は ⑦>⑬>③>①


ここでの穴馬券のミソは、バイアスとは逆に外を回して敗戦した馬が今回軽視されるようであれば、逆襲を狙っての予想がツボではないでしょうか。


・紅一点サトノレイナスの扱い
桜花賞の道中ラップを見てみると
テン(前半)3Fー34.1・5Fー56.8 (ハイペース)
L(上がり)3Fー34.3
これだけ見ると完全なるTHEマイラーの独壇場といったレースで能力云々よりも、この流れに適性があったか否かといった側面が強く反映されたレースでした。私は今年の桜花賞を「一話完結型桜花賞」と毎回言っており、未来が無いのではなく、二話…つまり2,400mのオークスには結び付かないよという事です。蓋を開けてみれば、桜花賞とは関係の無い馬が1・3着で、桜花賞で悔しい思いをした馬が2着と、全く結び付いていません。また、今年の牝馬クラシック戦線のレベルには疑問が残ったままです。「ウオッカの再来か!?」といった声が高まって人気になるようでしたら思い切って軽視します。ただ、同じ桜花賞2着からでも、ウオッカが負けた相手は天命の宿敵ダイワスカーレット。比べ物になりません。ただ、鞍上は日本所属ジョッキーで直線での捌きが断トツで上手いルメール……悩む。

・毎日杯組 (阪神芝1,800m)
テン3Fー34.5・5Fー57.5 (超ハイペース)
上がり3Fー34.4
 これの何が桜花賞と違うねんそっくりやんかと聞かれたら答えはNO。
こちらは開幕週の綺麗に芝が生え揃った馬場。あちらは開催6日目の馬場。同じ超ハイペースでも、こちらの方が時計が早くなる下地がとても強かった。上位2頭が抜け出したマッチレースで、まず両方に言えるのは超ハイペースの耐性があると分かった事。急に意表を突くような逃げの騎乗をする馬がダービーに現れて、ハイペースで流れ、道中で脚(スタミナ)を使い潰されてしまうといった可能性が薄くなったといってもいいだろう。直線でやや進路取りに手間取るも抜け出してからは鋭い脚を繰り出したシャフリヤール
に、状態面に疑問が残る中でも、それを捉えに行き、惜しくもクビ差勝利を逃したグレートマジシャン。後者は当日の馬体増が課題も、どちらも本番に繋がる悪くない競馬だった。
同じディープ産駒だが、血統面を語ると……
兄に皐月賞馬のアルアインがいるシャフリヤールは、早くからスピード能力の完成が見込める母父ボールドルーラ系を持っている為スピードで勝り、スタミナガン振り野郎の母父父サドラーズウェルズを持つグレートマジシャンはサドラーの弱点であるスピードを補う為、日本最高のスピード因子ディープインパクトでスピードを補完し、欲張りセットといった印象だ。

・青葉賞 (東京芝2,400m)
テン3Fー35.2・5Fー60.5 (平均ペース)
上がり3Fー34.8 
 まずは青葉賞のジンクスから説明する事になるが、青葉賞勝利馬がダービーを勝った事は一度もない。ワンダフルタウンはそのジンクスブレイクを目論み出走してきます。中団内目でじっとしていたキングストンボーイに対して好位外目を追走していたワンダフルタウンの2頭が、ラスト1Fの攻防で叩き合うマッチレースに。叩き2走目のキングストンボーイに対して、小雨も影響し良馬場発表ながらも、よりタフなレースを差し切った休み明け初戦のワンダフルタウンに軍配。比較的後方に位置し、直線ドッカンターボで勝負では無く、今回のようなクレバーな競馬が出来るようになったのは大きな収穫。極限の切れ味勝負ならなければ活躍があってもいいだろう。