めちゃくちゃ久しぶりの投稿!!!!

 

A3!で超短編小説作りました〜

興味があればご覧ください!

 

丞と紬はお互い両思いなのにお互い気持ちを伝えられずにもどかしい関係が続いてそう(´-`).。oO(

 

 

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紬side

 

 

 

塾講師のアルバイトが終わって寮に着いたのは23時を回っていた。

リビングで晩酌をしていた左京さんに軽く挨拶を済ませ、自室に戻ると丞がテーブルに伏せて寝息を立てている。
ベッドで寝たらいいのに、なんて思いながら物音を立てないようにそっと毛布をかけた。
全く起きる気配がない。
無防備な寝顔は今も昔も変わってなくて、なんだか笑みがこぼれた。

なんだか懐かしくなって、丞の隣にしゃがみ込む。

そういえば、こうやってまじまじと丞を見るのは久しぶりかもしれない。
しばらく会わないうちにさらに身長は伸びたしがたいも一層良くなった。

ふと丞の髪に埃が付いているのに気づいてそっと払ったら仄かに彼の香りがした。

いつからだろう、丞をただの幼なじみとしてではなく一人の男として意識するようになったのは。

「たーちゃん、好き・・・」

そっとつぶやいて頬にキスを落とす。
この思いは一生届くことはない。
僕は臆病だから、気持ちを伝える気はないしこの関係が崩れるのが怖い。
それに丞の人生を邪魔するつもりはない。

いつか彼にも心から愛する人ができる日が来るのだろうか。
こういうことを考えるとひどく胸が痛む。

「・・・・っ」

目尻に涙が溜まるのを感じて、ゴシゴシと手で拭った。

『だめだ、お風呂に入ろう』と思って立ち上がった、その時、
ぐいっと腕を引っ張られてバランスを崩してその場に座り込んだ。

「紬・・・?」

目の前には心配そうに覗き込む丞の顔。
体制を立て直して彼と向かい合う形になる。

「・・・っ寝てたんじゃないの?」

「そうだけど、紬の気配がして目が覚めた。」

まさか、ずっと起きてたのだろうか。
俺が『好き』だとつぶやいたことも聞こえていたのではないだろうか。

急に丞の手が伸びてきたかと思うと、そっと頬に手を添え目尻を親指で拭われた。
頬から伝わる彼の熱に、鼓動が高鳴るのを感じる。

「紬・・・泣いてる・・・。」

「・・・目が乾燥しちゃって」

軽く笑ってみせる。
我ながら下手な嘘をついたと思った。

「何かあったか?」

じっと僕を捉えて離さない彼の瞳に耐えられず目を離した。
そんな本気で心配してるみたいに見ないでほしい。期待させないでほしい。


「・・・たーちゃんには関係ないよ。」

腕を振り払って立ち上がった。
丞に背を向けて歩き出す。

とにかくこの空間に2人きりでいることに耐えきれなくて、外に出ようと思ってドアノブに手をかけた時だった。
後ろからふわりと抱きしめられる。

突然のことに驚異てしまい固まってしまった。


「そんなに俺は頼りにならないか?」


耳元で丞の声が聞こえてドクリと心臓が跳ねた。
耳にかかる彼の息、布越しに感じる彼の体温、ほのかな彼の香り。

自分の心臓の音がとてもうるさくて、きっと丞にも伝わっているだろうと思った。


「・・・たーちゃんはずるいよ」

そう言って丞の方を振り向くと彼はそっと僕の目元にキスを落とした。

見上げた彼の顔が熱っぽくて、とてもドキドキした。
服越しに伝わる彼の鼓動は同じテンポで刻まれていた。