有太朗の徒然ブログ(仮)

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有村さん海月。

晒せるようになったら、コス画等も

掲載予定です。

その他、徒然に 色々 綴る 予定です。

お見知りおきを。

Amebaでブログを始めよう!
行って参りましたよー。
プラ@学祭!

アットホームな感じで雰囲気も良かったです。

photo:01



FC限の時とは違い(爆)
ほぼ定刻に開演!





◯13th Friday

SEのマイブラから綺麗な流れで。
久々に聴いたけど好きだなぁー。



◯くちづけ




◯讃美歌

大学内に教会?があるが故の選曲?



◯ライフ・イズ・ビューティフル


◯ヘイト・レッド、ディップ・イット

拡声器がステージにあって。
予想してたらキター‼




◯瞳孔

出たばかりの曲ですと紹介されて
やっと生で聴けた!



◯あバンギャルど

有:かえで祭~まだまだ遊べますか~?

お約束の煽り。

有:素になってたらフォローしてくださいね!

って猫被るつもりだったんかーいwww
速攻はがれてましたがww

こちらは一緒に行った子の予想曲でした。
まさか演るとは!でも、拡声器使わずー。
忘れていたのか、あえてなのか…
楽しかったから良しとするか!


◯メランコリック

急に上手のお兄さんが前に出てきたー!と思ったら!

なんだろう…凄く懐かしさを感じたww


◯藍より青く

En.
◯涙腺回路


MC場所忘れちゃったのでまとめて。

有:学祭って初めてなんですけど。愉しいですね。また呼んでください。フランクフルト焼くんで!

客:え?そっち?www

有:今日、散策して食べたんですよ。すっごく美味しくて。フランクフルト焼くんで呼んでください!
アキラは何やりたいですか?学園祭。

ア:え?何?何の話?

有:学祭で出店やるなら何やりたい?

ア:んー、出店ねぇー。

客:焼きそば…焼きそば…(コソコソ)

ア:焼きそば?良いねー。大盛りにしても値段は据え置き!二郎みたいに、もやし大盛りね!

有:でも、こんな刺青だらけの人は学園祭にはいないですね笑。

おーいー長袖の意味ーwww
でも、テキ屋とか似合いそうじゃんアキラさん!学祭は別として!
そして、正くんと有村さん目が合ったから次は正くんか!チョコバナナとか?
と思ったら曲いきやがったwww
全員分聞きたかったよー!

正:楽しんでますか?俺は時間がなくて学祭は見れなかったんだけど。何だか爽やかで良いですね。

最後、有村さんとケンケンが残って。


おもむろに佐藤さんを抱き上げお立ち台へ。

有:ケンケンがこの後面白い事言うんで。じゃぁ。

無茶振りwww

ケ:こんなドロドロなバンドをこんな爽やかな場所に呼んでもらってありがとうございました!また呼んでください!……じゃぁ!

佐藤さーーん⁉こんなシメ方ありー?wwwドロドロってwww

佐藤さんの失笑で幕を閉じました←


FC限も楽しかったけども、負けず劣らずこっちも楽しかった!

photo:02




次は年末かぁー。
2日目だけだけど。待ち遠しいなぁー。





追伸:長谷川さんの頭はいつものカラーに戻っておりました!










瞳孔ツアーに行けないので、、、、

ライブは年末までお預けかと。聴きたいのになぁーと。


思っていたら届いた吉報!!


信じてたぁーーーーーーーーーーーー!!←


有村さん限ハロウィンライブ 当選♪

ふっふ~♪

ドレスコードが仮装という事で。

思いっきり夢の国で使う予定の仮装グッズをそのまま使おうと

企んでいたのですが。


早退して行くもので、どこまで着るかが問題。

泊まるけじゃないから荷物も預けられないし。

着くのギリギリだし。最悪、、、頭に付けるのだけ持って行こう!!


取り合えず、僕はね 海月さんの仮装を楽しみにして参ります!!


ライブも愉しみじゃぁーーーーーー。


やぁやぁやぁ。


ご無沙汰しておりました。



久々にプラの話題が出来たので ひょっこり。




「瞳孔」聴きまくっております。良いですよね。

新しい感じもするけれど、プラの王道の気もするなぁー。



そして僕は初回のA盤を買ったのですが。


時間坂。。。。。。。。。。瞳孔より好き!!!


正くーーーーーん!

切ないよーーーーーーーー!!

苦しい、もう胸が苦しい!!!!!


(↑五月蠅い)



8月のアキラさん限がハズレ。

秋ツには行けず。


有村さん限の結果待ち。


ダメなら年末の2日目かなぁー。


シングル聴いてプライブ行きたい熱が盛り上がっているというのに!!


明日は久々に海月さんと会うので、更に熱が上がってしまいそう。

微熱なんて言わせない←



あっ、全然関係ないんですけど。

アメブロね、僕の画面に限られたアメンバーさんのブログ3件くらいしか

更新記録が表示されなくて。

実際は更新されているのに、これ以上載せれる情報ないよーって表示が。。。


皆さんのはちゃんと表示されるのでしょうか?

そして、直す方法はあるのか??m(..)m


情報あれば教えてくださいましー。







約半年振りか。。。



ねぇ、一体僕は 何をしていたんでしょうね?


うん。。。そんな事 知らないね。←




アメブロさんがね、どーもアップデートする度に使いづらくて。

出不精になっておりました。



皆さん、元気にしとりますか?


僕は そこそこ体調不良を現状維持です。





ここで、最近の僕の近況を。




時間が有り余っているわけではないし、やるべき事は山ほどあるのだけれどね。


僕には今まで じっくり悩んで考えて答えを出すってことが許されたことがあんまりなくて。


ましてや、思い通りになった事なんて ほとんどなくてさ。


正直、振り返れば あの時ああしてれば!とか、この時別の方を選んでいたら とか

そんなんばっかなんですよ。


それはね、今更思い出したって何したってどうしようもない過去なんだけれど。



そんな過去も自分も 多分僕は許せてないし、受け入れられてないんですよね。


僕が持っている器ってのがそんなに大きなものじゃないから


もう溢れそうというか、ちょっと零れ始めてる気がしていて。


今、自分に対して危機感がものすごくあります。



ずっとね25歳が変革の年だというのが何故だかあって。

節目ってだけかもしれないけれどw

それが、今年なんですね。


だからさ、何かそういう年なのかなぁーって。

拓ける年なのかと。許す為の年なのかと。


なので 僕は 今年起こした行動がダメだったら 


ダメかもしれないです←



取り合えず、今年いっぱいで退社。

来年の1月ぐらいからフランスへ1ヶ月月ほど留学。


それ以降は未定。




ここまで、(仮)で決まってます。ほぼ全て決定事項ですが。


自由だとかそんなんじゃなくて、何にも無いってのが必要なのかなと。


真っ直ぐ歩いてきたつもりは無いけれど、ぐねぐねした道も元からそういう道があっただけで

僕がそういう道を選択して歩いていたわけじゃないんだなって。




なんだか、近況報告と言うよりも 僕の人生振り返りヒストリーになってしまいましたがww




またちょくちょく更新したいと思うので、どうぞよしなに~~。


プライブ行きたいぞー!←





雨神様のお力により、小雨降り注ぐ中、ロールシャッハ会@静岡行って参りましたぁー。



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クリアファイルと入り口と僕。


クリアファイルの裏側はポスターと同じ写真です。



さて、本題。


今回ね、僕は静岡のロールシャッハ会ハズレちゃってたんです。

でもね、心優しい海月さんがですね、当たったから速達するよって。

当たりカード送ってくれて、ロールシャッハ出来る事になったのです!


そして、会場でも素敵なことが!


僕と一緒に行った海月さんがハズレちゃってたんですけど、前に居た海月さんが

追加で2枚当たったので、どうぞって1枚貸してくれたのです!


本当に海月さん優しいなぁーって。

二人の海月さんの温かさに感謝・感激であります(*´Д`)=з


そんなこんなで以下は僕のレポですが

僕のツッコミがね、あじゃぱーって感じに含まれているので

駄目なかたはスルー推奨です!w


では、ロールシャッハ会@静岡レポはじまりはじまりー。



略称

有村さん→有

正くん→正

海月→海

雪村→僕




司:プラスティックツリーから有村竜太朗さんと長谷川正さんでーす。


ちょwwツリーってwwお兄さーんwwと海月が笑いを堪える中


拍手で迎えられ有村さん&正くん登場!


司:では、お二人からご挨拶をしてもらっても宜しいですか?



正:こんにちはー。


海:こんにちはー。


海:降り注ぐ雨の中ありがとうございます笑。愉しみましょう。


有:おはようございまーす。


海:おはようございまーす。


有:静岡でこういうイベントをやるのは初めてなので、やれて嬉しいです。やぁやぁやぁ皆さん、元気ですね。結構けだらけです。いつもより強く、ぎゅっとロールシャッハしたいと思います笑。宜しくお願いしまーす。


司:では、今回の会の説明をしてもらっても宜しいですか?


正くんと有村さん、じゃんけんの末、有村さんが説明係りに決定。


あ:ロールシャッハっていうのは心理テストなんですけど。今回なんかアカデミックな格好したいなぁーっていう事になって。こういう格好になりました。コスプレ大好き!宜しくお願いしまーす。


出ました、コスプレ大好き発言!ww

某誌ではインタビュー時ナカヤマさんが言っていたのが記憶に新しいですね!



正くん→有村さんの順番でした。


まずは、正くん。



僕:お願いしまーす。(手を出す)


正:じゃぁ、いきます。ロール(ぱんっ)シャッハッ(ぱんっ)!ありがとう。


感想:やはり、細いだけあって包み込むというよりは挟まれている感じでした。

6枚切り食パンで作られたサンドウィッチの気持ちと言ったらお分かりいただけるだろか?←無理


僕:ありがとうございます。イベントもライブも来てくれて嬉しいです。


正:ありがとうー。以下何か言ってくれてたけれど聞き取れず←え


僕:髪の毛綾波カラーですね、素敵です!


正:ありがとー。別に意識したわけじゃないんだけどねぇー。良い色だよねー。


嘘。。だろ。。。?意識していないだと?!し、自然の摂理だと申されるのかぁーー(((゜д゜;)))


僕:エヴァ映画観ました?まだ観て無いんですけど。妹が2回観ないと分かんないよって言ってて。


正:あぁー俺も観たけど、あれわねぇーもう1回観ないと分かんないかもしれないねぇー。


僕:あぁーやっぱりそうなんですかぁー。


と言ったところで、事件が。。。


エッ。ちょww隣の某A村さんが欠伸してるんですけど。。。。

早くしろってこと。。。?(既に、前の方は終わっていた。絶賛暇そうww)

まさかの、無言の圧力wwwwいやっ、単純に眠かっただけだと思うけれど。。。

欠伸って可愛いものじゃないのか?ふわぁーってのじゃないのか?

欠伸にあんなに焦りを感じたのは初めてですww


そして、結果、、、、



僕:あぁ。。じゃぁ、、、そろそろ移りますね!ありがとうございました!←自主移動www


正:ありがとー。



”てふてふ”が”ちょうちょう”旧カナ使いのタイトルになっているのが曲に合っていてとても好きです!

とかね、インクでギターを弾いてるのが斬新で、ライブでギター姿が観れるのが愉しみです!

とかね。。。話したい事が~沢山あった~(真っ赤な糸 参照)


バンドマンと映画の話しかしとらんがなwというかエヴァの話しかしとらんがな!←



そして、思いっきりペースを崩されながら有村さんへww



僕:お願いしまーす。(手を出す)


有:はいっ、では行きます。ロール(ぱんっ)シャッハッ(ぱんっ)!ありがとうございます。


感想:手も大きいし、肉厚?な手の平なので包まれている感じ。

両手で持たれたマグカップの気持ちと言ったらお分かりいただけるだろうか?←無理


僕:ありがとうございます。イベントでもライブでも来てくれて嬉しいです。


有:ライブは2月に来るので来て下さい。


僕:2月のライブ行きます。2月の静岡行った次の日にマイブラ行くんですよー。


有:あっ、そうなんですか?!


僕:はい、良い流れだなぁーって。


有:良い流れですねぇー、別に意識はしてなかったんですけどね笑。


意識してたら吃驚ですねぇーwwどんだけ静岡海月贔屓なんですかってなるよねww


僕:ライブ愉しみにしてます、ありがとうございました!←ペースを崩されたまま自主退去ww


(僕の去り際)


有:ありがとう、インクいっぱい聴いて下さいねぇー。


僕:はぁーい、ありがとうございます。



有村さんにもインクの歌詞がとても好みでとか。

ライフ・イズ・ビューティフルが歌詞と曲と両方とも自分の予想違っていてとか。


本当に伝えたい言葉が思い出せない(ブランコから 参照)

状態でしたよ、えぇ。




最後のやり取りに救われましたけどね!


いやっ、登場した時点で眠そうだなぁーって思った。

連日の移動とかで大変なんだろうなぁーって。

でも、まさか欠伸されるなんてね!!!!!だって、正くんから眠気は感じなかったもの!!

だから、正くんは”こんにちは”だったのに、有村さんは”おはようございまーす”だったのかwwww

流す人が居なかったので、本当に普通に話せる感じだったけれど

ひょーーーーい!ってなって僕のペースが崩れ去ったww




でも、久々に海月さんに会えて、有村さんと正くんだけだけど

メンバーにも会えて。


行って良かったなぁーって。


益々、年末行きたくなっちゃっいましたよー。(翌日から旅行だろ)

静岡1日目も行きたくなっちゃいましたよー。(開演時間から仏語だろ)




本日こんな感じだったのですが。


色々塗りたくり、仕上げに口紅塗ったら、

服装と微妙に襟足だけ長い髪型でコスみたいになっちゃった苦笑。








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余計な物を晒して恥を知れって感じですね!←






裏インク 土曜日参戦の筈が、仕事で日曜日になってしまって


髪が伸びてれば久々にコスしようかなぁーって思ったけど。


ぼっち参戦でコスは、、、、無理!と賢明な判断を下したのでした。ヽ(゚◇゚ )ノ




兎にも角にもお疲れ様でありました!







こんにちはー。



最近、素敵だと思う方は大体が

母の方が歳が近く。

そのお子さん達は

妹の方が歳が近い。

という現象が続いております。

どういうこっちゃ?←(゜∀。)アヒャ




いよいよ、もーいーくつ寝ーるとー


ですね。


インク発売!



何だかプラの話題自体が久方振りな気がしますがw


ロールシャッハ会?

まさか、静岡でイベントがあるなんて。。。

会場がなんと徒歩圏内という事で

友人の海月さんと参加予定であります。


だから、番号当たれーーと念じてる←


肝心のインクツアーは前半戦は静岡2日目

後半戦?というかキネマ1週間のはチケットが取れれば

土曜日に参戦予定であります!

こちらも、独りかなぁーと思っていたら

姐さん海月さんが行く予定とのことで一緒に行けたら良いなぁー♪




全然関係ないけれど、最近 古典芸能に興味がありまして。



野村萬斎さんの本読んだり、立川談志師匠の本読んだりしていて。


ちょっと、やりたい事があるので来年からはライブをセーブしようと思っていたのですけど。


来年の予定は、既にライブより野村萬斎さんで埋まってますからねww


萬斎さんの狂言、舞台、対談ね。FCも入るか迷い中です!



僕は昔の日本語とか文化とか とても好きなんですよ。


着付けも習う予定だし。言葉の美しさや、粋な所作とかね。


興味深いし、惹かれることが多くて。


金髪にしたり、フランス語習っている割りに


何故だか、和が似合うとか言って貰えるのは


根底にこういう思いがあるからかなぁーなんて思っております。




最後に近景。






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拝啓、皆さま。


最近 ベージュが好きでありまする。とっくり。





3月の中頃 寒さが名残惜しそうに居座る


そんな季節に僕はあの人と出逢った。


運命 必然 というよりは 自然だったのだと思う。




僕が行きつけの呑み屋の暖簾をくぐろうとした時

入れ違いで出てゆく人と肩がぶつかった。


「あら、ごめんなさいね。」


大衆の店には似合わぬ艶やかな声、そして品のある長い黒髪

気付けば僕はその姿が見えなくなるまで後姿を眺めていた。



いつもの指定席に座る。


「ねぇ、さっき出て行った人は誰なの?見ない顔だけど。」


実際には髪で隠れ顔は見れなかったが、美しい人は直感で分かる。



「あら、目を付けるのが早いのね。でも、あの人は止した方が良いわよ。色々とある人だから。」


「へぇー。寒い、寒いっ。姐さん、熱燗!」



「はいはい、ちょっと待ってね。」



それから毎晩の様に店に行ったが、あの人に会うことはできなかった。


通い始めて2週間目、風の強い夜だった。


「開いているかしら?」



聞き覚えのある声に思わず振り返る。


目が合った。



「いらっしゃい。僕の隣がおすすめですよ。」


不思議そうに僕を見つめ返す瞳はとても美しかった。


「あら、じゃぁお言葉に甘えて。」


笑顔でそう言うと僕の隣に腰掛けた。


「とても綺麗な黒髪ですね。見とれてしまうな。」


定番の口説き文句。

どうしてこんな軽い言葉しか出てこないのか自分の口を呪った。


「ふふふ、ありがとう。でもね、そんな口説き文句で落とせるほど若い女じゃないのよ?」


全てを見透かしたような口調が彼女にとてもよく似合っていた。


彼女が熱燗を2本 飲み終わるまで 話しをした。


「そろそろお暇しますね。お勘定を。」


彼女の手を握った。


「送って行きます。今夜は風も強いし、夜道は危ないから。」


「そんなに柔じゃないのよ?でも、今夜はお願いしようかしら。」



僕のこじつけの言い訳に、解かれ手には彼女の温もりが微かに感じられた。



川沿いの道を歩く。


夜更けだからだろうか、人気はなく 木々の揺れる音と二人の足音だけが響いた。


「もう、ここでいいわ。」


坂を上りきった所で彼女は言った。


「でも、、、家の前まで送っていきますよ。」


すると彼女は困ったように笑った。


「家の前まで来られると少し困ってしまうの。主人に見られたら駄目だから。」


僕は黙って彼女の後姿を見送った。彼女は一度も振り向かなかった。


僕はその時既に、彼女に恋をしていたのだ。


報われぬ想いに 溜め息だけが虚しく散った。



━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─



それから幾度となく あの呑み屋で彼女と会った。


毎回彼女が熱燗を2本飲み終わると、僕が彼女を送っていった。


「今日は何だか雨が降りそうね。」


彼女がそう呟いた時だった。


稲光が空に光った。


「きゃっ」


小さな悲鳴と共に、彼女が僕に少し寄りかかり


そしてそのまま彼女を離せなかった。


「駄目よ、これ以上は駄目。」


僕を制止する冷たい声とは裏腹に、彼女の瞳はとても優しく悲しかった。




━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─



その日 僕は夢を見た。


いつもの様に彼女を坂の上まで送って行く。


そして、彼女がその先の屋敷に入って行く後姿を眺める


半分程進んだ頃、大きな稲光が光り 彼女が振り返った。


僕は堪らず彼女の元へ駆け寄り 手を取った。


そして無言で坂道を下った。


どれくらい歩いた事だろう。


「雨が降りそうね。あそこの小屋で少し休みましょう。」


今度は僕が彼女に手を引かれ 小屋へと向かった。


普段は農作業の休憩小屋にでも使われているのだろう

小屋の中には何もなく がらんとしていた。


蝋燭で明かりを灯す。


照らされた表情はとても艶っぽく僕を惑わせた。



抱きしめた彼女の身体はとても華奢で


大切に触れなければ壊れてしまいそうだった。


物憂げな微笑と哀しげな吐息が 僕に静かに彼女を感じさせた。


「このまま二人で逃げてしまおうか。愛があれば。。。」


そう言い掛けた僕の唇を細い指が咎めた。


「恋はしても良いけれど、愛に溺れては駄目なのよ。」


その言葉に温度はなく 全てを奪われるようだった。


━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─




しばらく彼女に会うのをよそうと思った。


こんな夢を見た後では自分を抑えられる自信がなかった。


1週間すれば忘れる思っていた。


しかし 1週間後の夜 気付けば無意識の内に あの坂へ来ていた。


「あら、あなたこんな所にいたの?もう会えないのかと思ったわ。」


いつもの声色と違う気がした、どうしてそんな事を言うのだろうと思った。


いつも求めているのは彼女ではなく 僕の方なのだ。


嫌な予感がした。


「散歩ですよ。それより、そんな事言うなんて珍しいですね。

まるで何処かに行ってしまうみたい。」


「勘が良いのね。その通り。家の人が馬鹿やってね、あたし他の人の所に行かされるのよ。

隣町程度なら良かったのだけど、聴いたこともない場所だからきっと遠いのでしょうね。」


さらっと言い放ったかと思うと、直ぐに下を向いてしまった。


近寄ると、彼女は少し震え、顔を覗き込むと 瞳が濡れていた。


力任せに彼女を抱き寄せた。


「こんな事になるなんて、あんたも馬鹿な女だ。そんな女に惚れた僕は大馬鹿者だけど。」



そして初めて口づけをした。時が止ればいいと思った。


今が永遠になれば、全てが報われる気がした。



彼女は指で僕の唇をなぞる様に拭った。


「恋はしても良いけれど、愛に溺れては駄目よ。あなたと出会えて良かったわ。」



そういうと彼女は屋敷の方へ駆けて行き、僕の方を振り返ることはなかった。



━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─



僕が20歳になったばかりの春の事だった。


今でも夢ではないのかと思う。


互いに名前も知らなかった。


結局、彼女の事を何も知らなかったし。


何よりも僕には何も出来なかった。


あの時、彼女が振り返れば 何か変わっていただろうか?


夢の続きが現実になったのだろうか?



春雷だけがそれを知っているのかもしれない。





-END-












これはタイトルの通り


中田裕二さんの春雷 という曲からインスパイアされて書いたものです。


僕はバンド時代(椿屋四重奏)から中田さんのファンなのですが。


先日、ライブで始めてこの曲を聴いて 浮かんだ情景をそのまま噺にしました。


曲も素敵なので 是非とも聴いてみてください。




久方振り?でーす。


僕です。


最近は、何だか フランス語のお勉強が愉しくて 愉しくて 仕方がありません。


個人的に初歩ワークみたいのを買ってあって、でも全く手をつけておらず。。。

何故ならば、全く分からなかったんですよ!!←


それで、今回の仏検もスルーしたんですけど。。。

こりゃ無理だわぁーって。


で、それを今、改めてやっているわけですが。。。。

意味分かるし!問題解けるし!で 愉しくて仕方がない。。。


フランス語講座 サマサマであります!笑。


来年の春には5級か4級受けてみたいなぁー。| 壁 |д・)





めっきり、空気も寒くなってきてね。

ロングコートを買いました。


ユニクロ×アンダーカバーのコラボ品で。

以前より、欲しい!と思って 発売を心待ちにしていたのです!!

発売日に丁度、東京に行くってことで、その日に購入。






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黒っぽく見えますが、実はネイビーなんですよー。

分かり難いけれど、腕の裾のところが切り返しで別布になっております。





着るとこんな感じ↓



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意外にタイトなシルエットなのです。

これをパリに着て行こうかなぁーなんて。


取り合えず、日本で早く着たいっ!


有村さんがロンドンで素敵写真を撮っていたのをTwitterで見て。


僕も絶対に湖とか森とかメリーゴーランドの前で友人に写真を撮ってもらおう!

と思いました。←え




そして、僕にしては珍しい色?を使った服装をしたので パシャリ。






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伊達眼鏡とカーディガンと帽子は妹のです←


僕ね、黄色って本当に似合わないんですよ。。。。


でも、このカラシ色は許されたのでw


意外に無難な黒無地の暖かいカーディガンを持っていないという事に

気付いたので。。。どっかで買おう。



そんな近況でしたー。



またね。

「あなたのお父さんはね星になったのよ。
だから、何か悩み事があったら空を見上げなさい。きっと力になってくれるから。」

幼い頃からそう言われて育った。

そして僕は今、母の亡骸を見つめている。

彼女が星になる瞬間を看取る為だ。

僕はその瞬間を見逃すまいと 片時も側を離れずにいる。


”死因”は 分からなかった。

僕が彼女を見つけた時 彼女の近くには空の睡眠薬の瓶があったけれど

僕が知りたいのはそんな事ではなく。

母がこうした行動をした理由。それが本当の”死因”だと思った。

睡眠薬を飲んだことは 手段でしかないのだ。




それから何度 空を見上げたことだろう。

色々な事を 空を見上げながら思ったけれど 

星になったはずの父は何も教えてくれなかったし 母が星になる事もなかった。

母の肉体と僕だけが アパートの一室に取り残された。











「あの子また空を見てる。」

「305号室の子でしょう?例の事件の。ここに来てからずっとそうよ。」

「あぁーあの子でしたっけ?母親の死体と一緒に生活してたっていう。確か、近所の人が通報したんですよね?異臭がするって。」

「そうそう、発見されたときは彼も衰弱してて危なかったようだけど。まぁ、精神的ショックが大きかったんじゃない?遺書に”あなたが私の人生を狂わせた”って書かれたら。若い時にあの子が生まれて母子家庭でしょう?母親は結構、大変だったみたいよ。」

「でも、発見された時に”母が星になるのを看取りたかった”って発言話題になりましたよね。母親はもういないのに何でまだ空を見てるんですかね?」

「あぁ、先生の質問には流れ星を探してるって言ってたみたいよ?どれだけ星が好きなのかしらね。でも、そういう認識も出来てるんだかどうだか。精神科病棟に来て3年も経つのにずっとあの調子なんだから。」












「ねぇ、ねぇ。どうして流れ星がいっぱい流れるのに 空から星は無くならないの?」


「みんないつか星になるからよ。そして流れ星になったら、また新しい命として生まれ変わるのよ。」