鷹揚
今日は中秋の名月ですね。
今年の中秋の名月は、
実は必ずしも満月とは限らない。
名月と言えば満月。
そう思っていたものが
実は違っていたと言うことは
世に珍しくはありません。
それが長ければ長いほど、
大きければ大きいほど、
認めたくない気持ちやら
思考停止やら、もちろん落胆やら
覚えたりもするでしょう。
目から鱗とか 青天の霹靂とか
はたと気づいたことを表す言葉の
いかに多きことかを見れば
人は まぁすべからく
そもそもそういう風にできていて、
心の不安を取り寄せた安心で包み込んで
暮らしているとも言える。
今年は満月に二日分の時間が
足りてないらしい。
なになに、それもまたいいじゃない⁈
そのズレが心に安堵をもたらしてみたり。
なんだっていつだって、
決まり決まっていたら、息詰まって仕方ない。
そもそも
人の思惑で月は痩せたり
太ったりなど しやしない。ね。。
今日はあいにくの気まぐれ空。
そもそも満ちてる満ちてない以前のお話で
その姿がこの目に映らないかも知れません。
でも
その雲の上では晴れている。
この地球に沿って照っている。
目を閉じて瞼に映して
その雲の向こうを見るもよし、
雲の途切れを待つもよし。
満月が満ちてなくたって、
雲の向こうで輝いたって、
それもそれこれもこれ。
鷹揚に 鷹揚に 。。



