昨日ちょっと触れたNFLのスーパースター トム・ブレイディ。

ペイトリオッツ在籍の2019シーズンまでに、NFL31球団から勝利していました。

 

そして巡ってきた古巣との対戦。勝てば32球団完全制覇!

 

 

 

と、いうのはある程度NFLに興味がある方はすでにご存のこと。

ホーム&ロードではどうでしょう?

 

カード別にしてもほとんどのチームにホーム、ロードとも勝利していますが、

2カードだけ、

ナショナルカンファレンス西地区の

アリゾナカージナルスとのホームゲーム、

シアトルシーホークスとのロードゲームで勝ちがありません。

 

 

いろいろと「持っている」ブレイディですがこの点では運が悪く、

この2チームとは対戦そのものがほとんどありません。

 

要因はいくつかあります。

今でこそナショナルカンファレンス西地区のカージナルスは

NFLの「信じられない地区割り」で31チームの3地区制時代は東地区でしたwww

元々シカゴにいたからなのですが、いまはダイヤモンドバックスやサンズの

お隣グレンデールのチームですよwww

 

シーホークスはブレイディがレギュラー定着した2001年には

アメリカンカンファレンス西地区。

 

どちらも翌年2002年には対戦するはずでしたが、ヒューストンテキサンズが加盟して

32チームに!

切りがよくなったので現在の4地区制に移行。シアトルはカンファレンスを引っ越して

アリゾナと共にナショナルカンファレンス西地区へ。

2004年まで初対戦が遠のきました。

 

別カンファレンスのこの地区とは大統領選挙の年にしか対戦できないのに

2008年は開幕戦で故障し、全休。

2016年はキャリア唯一の汚点により4試合の出場停止中にアリゾナとの対戦は消化。

2020年は移籍。

 

今オフタンパベイと再契約すれば

次にこの地区と対戦するのは2年後の2023シーズン。ブレイディ46歳。

カードはバッチリ。アリゾナとホーム、シアトルとロードですwww

来年ナイナーズかラムズ(それは無いか…)かに移籍すれば当たり前のように対戦できますがwww

 

 

P.S.

「ホームでは無い」という意味では

シアトルシーホークスとは2014年シーズンのスーパーボウルで対戦し

残り26秒、奇跡のインターセプトで勝利しています。

 

お互いがロードですがwww

 

 

 

まずは大谷選手。

大谷選手がいなければただの消化試合なので、

昨日は最終打席が終わったところで

GAME DAY を閉じたのですが、あの後盗塁したんですねwww

26盗塁でした。

 

今日もホームランには至らなかったけど2本の長打。

8本目のトリプルで三塁打王www・・・投手ですが何か?

最終戦の登板回避は決まったようですね。

 

本塁打、打点共に上位は変動無し。

首位打者もグリエル兄がキープ。

ゲレーロジュニアはとうとうOPS1.000を割ってしまいました。

もうMVPに推す理由が無いと思うのですが・・・

むしろオルソンと一塁手のシルバースラッガー賞を争って下さい。

(一塁手としての出場では本塁打も1本差)

 

 

明日から最終カード。

残り3試合で綺麗に並ぶところなのですが、アトランタとコロラドは残4試合。

アトランタの地区優勝も決まったのでキャンセルとなります。

 

最終カードを目前にして今日ヒューストンとアトランタが地区優勝。

ヒューストンはようやくという感じ。

オールスターまでの勢いではもう少しすんなり地区優勝が決まると思いましたが、

8月9月は貯金4。停滞気味でポストシーズンに突入です。

 

反対にアトランタは借金1の3位で迎えたオールスターから

アクーニャJr.を欠いて戦い42勝27敗。

このブログで何度も書いたとおり9月の日程はかなり厳しかったので、

この成績はすさまじいと思います。

まさか直接対決をスイープで決めてしまうとは思いませんでした。

 

残るスポットはALWCだけ。

ヤンキーズもトロントとのラバーマッチを制して、プレーオフまであと2勝。

2位争いは、ボルチモアにまさかの負け越しをしたボストンとシアトルが70敗、

トロントが71敗です。

 

ARI@SFとSD@LADは今日も取りこぼしなし。

サンフランシスコは明日にも地区優勝が決まるかもしれません。

サンフランシスコは今日もフランチャイズレコードを105勝に更新。6連勝。マジックは2。

ロサンゼルスはサンディエゴを3カード連続スイープ!4連勝。

サンディエゴは今シーズンの勝ち越しは無くなりました。

 

NFL WEEK4の個人的な目玉はなんと言っても

トム・ブレイディのフォックスボロー凱旋。

おそらくボストン周辺の人にとっては

テッド・ウィリアムズやカールトン・フィスク、

デビッド・オルティーズ、ペドロ・マルティネス以上の

英雄であろうこの人物。

 

MLBファン向けにトム・ブレイディをひとことで言うと、現在44歳でプロ22年目。

クオーターバック(QB)という野球では例える方法がないくらい重要な

攻撃の要となるポジションで、怪我でほぼ全休した1年を除き

20年にわたって試合に出続けるだけではなく、

トッププレーヤーとして未だに君臨し続ける存在。

以前はジョー・モンタナやブレット・ファーブ、ペイトン・マニングなどと比較する

議論がよくされていましたが、近頃はそんな討論も見かけなくなってきました。

 

私がよく使うたとえは

「MLB最大のスーパースターは音声の無いモノクロフィルムでしか

見られないが、NFL最大のスーパースターは今そこでプレーしている。」

同地区のライバルチームのファンには、

文字通り顔も見たくない存在かもしれませんが。

 

 

もう一つ数字でわかりやすいのは

MLBでワールドチャンピオン最多制覇はご存じヤンキーズ。

去年までの開催116回に対して28回。

 

NFL全32チームのチャンピオンを決める

スーパーボウルの歴史は約半分の55回。

最多勝利を誇るのはピッツバーグスティーラーズと

ニューイングランド・ペイトリオッツの各6回。

(ちなみにヤンーズは55回目までに18回制覇。

全16チームの時代ですが)

 

同じ6回とはいえ、スティーラーズはこの55年の歴史の中で積み上げたものだけど、

ペイトリオッツの6回は全てここ21年のブレイディ在籍時代、2001年から2018年に

成し遂げたもの。もっと言えば全て彼が先発QBとして共に積み上げたもの。

 

これだけのキャリアと年齢だけに、誰もがペイトリオッツのジャージを着て

引退すると思っていたのですが、2019シーズンの契約満了をもってFA。

タンパベイに移籍し、1年目でスーパーボウル7回目の制覇。

つまりどのフランチャイズの勝利記録より、

個人の記録が上回っているのです。

 

凱旋ゲームがあることは一昨年のオフ、2年契約でタンパベイに移籍した時点で

わかっていたことですが、誰がスーパーボウルチャンピオンになって

再訪すると思ったでしょう??

私だって「なったらすごいけど、漫画じゃないんだから。」と思っていました。

実際フィクションで見せられたら馬鹿馬鹿しいと思うレベルのことです。

 

 

昨年は運のよい要素もいくつかありました。

 

やはりレジェンド級のQBドリュー・ブリーズ率いる

ニューオリンズセインツと同じ地区で、

直接対決では全敗で地区優勝は譲りました。

 

ワイルドカード1位を確保したものの、当然

プレーオフは全て(厳密にはほとんど)ロードゲーム。

NFLにおけるロードチームは

MLBのスタジアムと比べて席数で倍以上いる相手ファンの

クラウドノイズ(行儀よく言えば声援)にQBの指示もかき消され、

攻撃もままならないものです。ましてやプレーオフとなれば満席は当たり前。

これがコロナウイルスのおかげで、無観客試合では全く無い。

節目節目で録音した声援が流されていましたが、もちろん常識の範囲。

 

幸い初戦のワイルドカードゲームは東地区優勝ながら負け越しのワシントンと対戦。

クラウドノイズが無ければMLBと違って同じ規格のスタジアムwww

圧勝でした。

 

次のディヴィジョナルプレーオフではシーズンで全敗した

ニューオリンズに終盤疑惑の判定にも助けられ勝利!

 

カンファレンス決勝では、これまたレジェンド級のQBアーロン・ロジャースから

ディフェンス陣がビックプレーを連発し、アップセット3連発で

スーパーボウルにたどり着きました。

 

スーパーボウルの開催地はホームタウンのタンパ。

全米最大の祭りであるスーパーボウルの会場は、

真冬の天候不順を避けるため、あらかじめドームや温暖な地域で

開催地が決まっているのですが、ホームチームは

スーパーボウルにたどり着けないという長年のジンクスも打ち破って。

 

対戦相手はディフェンディングチャンピオンにして

若きスーパースター パトリック・マホームズ率いるカンザスシティ。

しかしマホームズもここにたどり着くまでに足の怪我や、

前のステージでの脳しんとうもあり、途中でベンチへ。

前の2戦と比べれば余裕を持って勝利!

7回目のスーパーボウル制覇です。

 

ちなみに95年生まれのパトリック・マホームズは幼少期横浜に住んでいました。

父パット・マホームズは1998年ベイスターズ日本一のメンバーです。

この2年後にはブレイディがNFLデビューしています。

 

ペレスは2試合連続の48号!スリーランなので打点も+3。

2位との差は2本塁打、8打点と、2冠王へのリードを広げました。

 

本塁打4位のシミエンも44号!3位タイにあと1本です。

グリエル兄は今日も1安打で首位打者キープ。

 

大谷選手は・・・25個目の盗塁(^^ゞ

最終戦登板の有無はまだ発表されていません。

 

 

アリゾナ、ボルチモアに続いてテキサスも100敗に到達!

ピッツバーグも99敗でリーチなので、一昨年に続いて4チームが100敗到達しそうです。

ボルチモアは前回もメンバーでした(^^ゞ

 

一昨年は100勝も4チームいましたが、今年はレイズが届いても3チームまでですね。

 

 

PHI@ATL

ずっとフィラデルフィアを推していましたが、天王山で連敗。

アトランタはマジックナンバー1として、ほぼプレーオフ出場を決めました。

当然ですが明日も直接対決なので勝てば地区優勝決定。

4年連続ですが90年代の黄金期同様、プレーオフでなかなか勝ちきれません。

 

OAK@SEA

シアトルは終盤に勝ち越してスイープと、ヒューストンの優勝決定阻止に成功!

20年ぶりのプレーオフ進出に希望が残りました。

最終戦には負ける予定(希望的観測(^^ゞ)なので、あと2つ勝ちきって下さい。

 

NYY@TOR

今日はトロントが勝利してラバーマッチ。

ボストンも勝ったのでイーストの3チームはおとといのゲーム差に戻りました。

シアトルの立ち位置だけが変わっています。

 

TB@HOU

タンパベイは危なげなく、完封勝ち。アメリカンリーグシード1位が決まりました。

ワールドシリーズも西地区チャンピオンと当たらない限りホーム開催です。

 

SFとLADは今日も取りこぼしなし。

サンフランシスコは犠牲フライで挙げた1点を完封リレーで逃げ切り。

昨日メジャー初セーブのルーキー ドゥヴァルが2日連続のセーブ!

 

LADは今日は負けたかと思ったけど私が会議に出席している間に大逆転www

今日はジャンセンがセーブをあげているので、やはり昨日は相性か?

大逆転と言うことはリードされていたと言うこと。

シャーザーは2試合連続5回5ERで、1位独走だった防御率は

2位のバーンズと0.01差になってしまいました。

rWPAではウィーラーにだいぶ離されてしまい、ビューラーと2位タイです。

ローテーションではワイルドカードゲームはシャーザーですが、

ちょっと不安要素ですね。

ペレス47号本塁打!打点もアブレイユに+5として単独2冠!

グリエル兄も1安打でアメリカンリーグ首位打者に浮上!

これでゲレーロジュニアは暫定無冠に・・・・

アメリカンリーグ唯一のOPS1.000越えは死守しています。

 

 

プレーオフまであと1勝としていたセントルイスは、

フランチャイズレコードをまたひとつ更新して17連勝!

v.s.ミルウォーキーも5連勝に伸ばしました。

40歳にして既に200イニングを超えていたウエインライトは17勝目

次の登板はワイルドカードゲームでしょうか?

 

 

プレーオフに絡む他の試合は・・・

PHI@ATL

負けられないフィラデルフィアですが、

モートンとサイヤング賞候補ウィーラーの投手戦に。

僅差で初戦を落としてしまいました。

これで4敗差。いよいよあとがありません。

 

OAK@SEA

どちらかがスイープで無ければ共倒れのこのカード。

シアトルが連勝。ヒューストンの優勝決定を阻止しつつボストンと1敗差を堅守。

これでオークランドはボストン4敗、

シアトル/トロントが揃って3敗以上しないと追いつけないのでほぼ確実に脱落。

明日は「スポイラー」など目指さず、毎年たくさん貯金をさせてくれている

シアトルを見守ってあげてほしいな・・・

 

TB@HOU 

ヒューストンは勝って3日ぶりにマジックが減り、あと1勝

 

NYY@TOR

ヤンキーズ勝利であと3勝。トロントは負け数でシアトルと並ぶ70敗。

 

BOS@BAL

貯金シリーズ1試合目から敗戦。公式サイトのリキャップは

ちょっと大げさに「2011年の再現となっていましたwww

 

ARI@SFとSD@LAD

どちらも取りこぼししなかったものの、両チームとも

昨日休みなのに9回2点差でクローザーが登板しない。

「出し惜しみ?」と、思ったらマギーはILでした。

ジャンセンは・・・相性なのかな?

 

結果を出しているのでアレですが、

ロバーツ監督の采配は素人には難しすぎます。

 

サンフランシスコはフランチャイズレコードタイの103勝目なのに

まだ優勝が決まりませんwww

ちなみに前回103勝を挙げた1993年は2地区制最後の年。

104勝のアトランタに敗れてプレーオフを逃したいやな記憶が・・・