投稿写真

アマゾンより 内容紹介
探検家・関野吉晴が行った、武蔵野美術大学のゼミを追った映画「カレーライスを一から作る」を書籍化。
お米、野菜、スパイスを育て、塩を採り、器とスプーンも作り、
最後にヒナから育てた鳥を絞め、肉にする。
はたして、おいしいカレーはできたのか?
学生たちにどんな変化がおきるのか?
チャレンジを追ったノンフィクションです。

<目次>
1章 野菜を一から育てる
2章 お肉を一から育てる
3章 畑のその後
4章 お米を一から育てる
5章 ヒナを一から育てる ふたたび
6章 器・スプーン・塩を一から作る
7章 カレーライスを一から作る

感想
9ヶ月かけて一つのカレーライスを作るプロジェクト
印象的だったのは育てた鳥を食べるかの会議で関野さんが話した、家畜とペットの違いについて。
「世界中、どこの民族もペットは食べない。アマゾンでは、ペットにしたインコが死んだら3日間は泣きつづける。でも、同じ種類のインコでも、野にいるのを見つけると『美味しそうだ』といって、焼いて食べる。はっきりとわけているんだよね。」
「ぼくらは命を食べないと生きていけないんだよ。塩と人工添加物以外は、すべてに命がある。」
カレー作りを通して、普段は見過ごしがちな事を見つめる機会を与えてくれた。


#読書