SOTOBORI STREET EYE!~赤坂外堀通りで働く広報コンサルタントの視点~ -79ページ目

広報担当者の立場から見た野村監督の「ぼやき」

こんにちは。30歳を過ぎて自動車教習所(しかもオートマ限定)に通っている畑山です。


日本のプロ野球は、いよいよクライマックスシリーズがスタートしました。文字通りクライマックスに向けて白熱した試合が続いていますが、今回は、第二ステージへの進出を決めた、楽天イーグルス野村監督の取材対応について、もし自分が球団の広報担当者という立場だったらという視点で考えてみたいと思います。


楽天の野村監督は、試合後に楽天担当の番記者の囲み取材に答え、有名な「ぼやき」(「マー君、神の子、不思議の子」、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」など)といわれる印象に残る短いコメントを残します。このコメントは、夜のスポーツ番組や翌日の新聞の見出しにそのまま使われ、楽天の知名度アップに大きく貢献しています。


楽天の番記者としては試合に勝っても負けても面白いコメントを出してくれる監督の存在は、大変ありがたい存在といえるのではないでしょうか。また、ファンにとっても歯に衣着せぬ発言で様々な話題を提供してくれる野村監督のキャラクターは、親近感を持って受け入れられているように思います。


この点だけを見ると、新聞記者やその背後にいるファン(読者、視聴者)のことを考えている野村監督は、サービス精神が旺盛で親しみを持てる存在という印象ですが、広報担当者の立場から見ると野村監督は非常にやっかいな存在だと思います。


広報担当者として一番困るのは、野村監督が勝手に球団の内部事情をマスコミに話してしまう点です。特に、野村監督自身の去就に関して、球団フロントの批判を繰り返している点は、広報担当者として非常に頭が痛い問題だったのではないでしょうか。今シーズン開幕直後には、後任監督として荒木コーチが浮上していると周囲に暴露したり、自身の処遇に対する球団の対応を一方的に批判したりと、人事に関する未決定事項や身内の批判を平然とマスコミに話してしまっています。


通常企業がメディアから取材を受ける際は、広報担当者が取材に立ち会うことが多く、未決定の重要事項などを記者に話してしまわないよう事前に十分な打合せを行うことが多いのですが、野村監督に意見できる人がいないのか、ほぼ野放しの状態で野村監督の言い分だけがメディアで流され続けてきました。


野村監督の発言は、ファンを味方につけて球団が自分を解任させづらい雰囲気を作ろうと意図したものだといわれていますが、はたして野村監督の思惑通り、楽天球団という組織のイメージは大きく損なわれ、楽天ファンからは来期も野村監督の続投を望む多くの声が挙がっています。


マスコミを利用して世論を巧みに誘導する野村監督の老獪さには驚かされますが、球団側が被ったダメージは想像以上のものがあったのではないでしょうか。来期は野村監督が続投しないことでどうにか決着したようですが、例えば、ここまで話がこじれる前に、楽天の三木谷社長が直接会って説明するなりしていれば、ここまで大きな問題にならなかったようにも思いました。


たくさんのサポート。ワーキングマザーの格闘

はじめまして。吉岡と申します。


近年ワーキングマザー、とても多くなっていますね。
当社にも、私を含め2名のワーキングマザーがいますので、

そんな立場から、日頃思うことをご紹介させていただければと思います。


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社内のミーティングが終わって携帯を見ると、

「○○君(うちの息子)、鍵を忘れちゃったみたいで、家に入れないので、うちで待ってますねー」

というご近所の方からのメール。


時々、やってしまいます。勝手にピンポンして、お邪魔しているパターンです。


子供は、本当に突然何をしでかすかわからない生き物で、予定通りには物事が進まず、

そして、広報という仕事柄、私の方も時間が不規則になりがちです。


そんな私にとって、同じような境遇のお友達&ご近所の人たちのサポートは、

本当に大きく、精神的にも心強い味方となってくれています。


つい先日も、急に、朝早い仕事が入ってしまい、どうしよう……と思っていたら、

すぐ近所のお友達(子供も同級生)が、「前の晩からうちにお泊りに来させて~」と言ってくれ、

お言葉に甘えることに。

子供たちは大喜び、そして安心して仕事に行くことができた次第です。


感謝とともに、子供を育てながら仕事をしていて良かったな~と、

とても嬉しい気持ちになる瞬間でもあります。


子供を持つ女性にとって、働く環境は年々良い方向に向かっていると、実感しています。
特に当社は、各社員への理解が深く、一緒に働くスタッフには日々サポートしてもらい、

いつも温かい心遣いを感じながら、働くことができます。


保育園や学童などの行政サービス、などなど、

色々な面でもサポート体制は、確実に良くなっています。

10年前とは、大きな違いです。


けれども、時として(かなり頻繁に)、どうしても回らなくなる、突然のハプニングがあり、

恥ずかしながら、ドタバタ乗り切ろうとしているのは、変わらない状況です。


仕事をご一緒させていただいているクライアントの方、メディアの方の中にも、

お子さんのいらっしゃる方(出産して復帰されたばかりの方も)にお会いすることが多くなりました。


みんな毎日、時間や突然の出来事をやりくりされているのだろうな、と勝手に想像し、

戦友のような仲間意識も芽生えています。

皆さん、どうやって乗り切っていらっしゃるのか。

ぜひ、今度、乗り切り談議をしてみたいなと思っています。


吉岡

結婚記念日に届いたカード-クラッカーも炸裂!

いつものように仕事から帰ると、ポストにかわいらしいカードが届いていました。


「結婚1周年、おめでとう!」


大学時代の陸上部の同期で、マネージャーとして選手を支えてくれた友達からでした。


大事な大会の前には、応援メッセージをくれました。
卒業してからなかなか会えなくなっても、毎年誕生日には、その子からのお祝いのカードが届きます。
年賀状はもちろん、結婚式の1週間前にもカードをくれました。

そして、結婚記念日。


自分の結婚記念日を忘れて奥さんに叱られる男性は多いと聞きます。
まして他人の結婚記念日なんて、何とも思わないまま過してしまいそうなのに、うれしい驚きでした。


カード1枚には、相手のありがたい想いが詰まっています。
私にとって大事な日を覚えていてくれたこと。
前々からカードを選び、メッセージを書いてくれたその時間、私のことを考えてくれていたこと。
まるで自分のことのように祝福してくれること。


私のことを気にかけてくれている ということがすごく伝わってきます。



どんな仕事もそうだと思いますが、広報の仕事をしていると、

記者との間でも、クライアントとの間でも、人と人との関係がとても大切なぶん、

「ちょっとした心遣い」が欠かせないと感じることが多々あります。


以前は、さすがマネージャー、と感心しているばかりでした。

でも今回、記念日の驚きを通して、

PRパーソンに求められることは、部活のマネージャーの身に染み付いているようなきめ細やかさと似ているのかもしれない、と思いました。


というのも、記念日の驚きはカードだけではなかったのです。

1年前の式当日とは全く違う、ブルーマンデーだった初めての結婚記念日。

また一週間が始まる…というなんとも言えない憂鬱な気持ちで出社したのですが、
席に着いた途端、同期の石山さんがプレゼントを手渡してくれました。


フットワークが軽く、よく気が回る石山さんとは対照的に、
不精者で、なかなかまわりが見えない私は、ふいをつかれました。


さらに、夕方会議室に呼び出され、

なんだろう…と、これまた重い気持ちを引きずって会議室の扉を開けると、突然クラッカーが炸裂。
いつの間にかエイレックスの社員全員が集まっていて、サプライズのお祝いをしてくれました。


マネージャーだけじゃなく、今私が働くこの環境には、心遣いに溢れた人がたくさんいました。



思っているだけでは 伝わらない。 伝わらなければ 意味がない。


再来週は友達の誕生日。
まずは、お祝いのカードを出してみようと思っています。


仙頭

時代は移り変わる! 私の好きな曲を聴きながら・・・

IRとPRと2つの肩書きを持っている江良嘉則です。


ランニングや通勤中、FMラジオを聴くのが気に入っているのですが、つい先日、J-WAVEを聴いていて、バグルスの「ラジオスターの悲劇」という曲が流れてきて、妙に懐かしく感じました。

昨年、子供の小学校の運動会で使われているのを聞いたときも、なぜか、とても嬉しかった記憶があります。

この曲が発売されたのは、1979年~1980年ごろですから、ずいぶん昔です。洋楽を聴き始めて3、4年、まだ学生のころでした。運動会で選曲したのは、私と同世代の先生だったのかもしれません。


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さて、この曲のサビは、"Video killed the radio star." の部分、すなわち「ビデオが登場して、ラジオスターが悲劇を被った」というフレーズです。

ヒットしていた当事も歌詞の内容は気になっていましたが、今になって振り返ると、示唆に富み、考えさせされるフレーズです。



まず、製品も、企業も、組織も大きく変わりました。


音楽メディアは、LPレコードがCDに代わり、ラジカセやビデオデッキは、MD、CDラジカセ、DVDプレーヤーになりました。

パソコンの記録メディアは、フロッピーから、MOやCD-ROMに替わり、今はUSBです。


メディア企業も今、大きく変わろうとしています。テレビ局や映画会社、われわれエイレックスがなにかと関わりの大きい新聞社、出版社も変わらざるを得ない状況です。

ちなみに、この曲のパロディーとして、2000年に "Internet killed the video star." が作られました。栄枯盛衰です。



個人の働き方も、大きく変化しました。


最初に就職したのは「山一證券」という会社でした。歴史ある名門企業でしたが、1997年、創業100年で、事実上倒産してしまいました。

私はその数年前に、すでに山一を辞めていましたが、この事件はかなりショックで、自分の「働き方」に大きな影響を与えた気がします。


というのは、山一時代の同僚や上司の多くは、「ここで勤め上げれば、一生安泰なのだから……」と多少の不満に目をつぶり、会社のために身をささげていました。

ところが、そんな社員(1万人近い規模の会社でした)が、ある日突然、「大企業でも全く安泰ではない」という事実を突きつけられたのです。


転職が容易だったのは、ファンドマネジャーやトレーダー、M&A部隊やアナリストといった、どちらかというと社内では傍流と見られていた専門職種の人たちでした。私は「頼れるのは会社ではない、自分の労働市場での価値だけだ」ということを確信したのを覚えています。


田坂広志さんは著書の中で、「「山登り」の戦略思考ではなく、「波乗り=サーフィン」形の戦略思考を身につけよ」と言っています。(『知的プロフェショナルへの戦略』)


転職やヘッドハンティングは当たり前、倒産、買収が頻繁に起こる時代には、具体的なキャリアプランを立てても、その通りにはならないことの方が多い。

要するに、地図を広げて山頂を決めてルートを決めて登山を始めても、地形そのものがすぐに変ってしまうのだから、サーフボードを自在に操り、波の形に合わせて、体勢を整えバランスをとって対応する波乗りのように、突如起こる市場や技術の変化に合わせて、キャリアを迅速、柔軟に修正できなければダメ、というわけです。


変化を「脅威」と受け止めるのではなく、「機会」と捉え、それを最大限活用するというポジティブな思考が求められているのでしょう。



「時代は移り変わる。企業も変わる。自分も変わらなくっちゃなぁ」


ノスタルジックなテクノポップは、そんなことを考えさせてくれる名曲でもあります。







クリエイティブ費はエジプト古代遺跡をカバーできるのか

はじめまして、入社4年目の石山です。


9月26日から10月3日まで、遅めの夏休みをとって、エジプトに行ってきました。


8月、横浜で開催されていた「海のエジプト展」(朝日新聞主催)に行ったのですが、

そこでアレキサンドリア沖から引き上げられた巨大なファラオ(王様)や女神、

スフィンクスなどの石像、宝飾品、コインなどを目の前に、

興奮してしまったのがきっかけです。


じつは中学時代、細川智栄子さんの古代エジプトを舞台にした恋愛漫画「王家の紋章」が大好きでした。

「何かとてつもない秘密が隠されていそう」と、

この謎めいた国に当時、好奇心を掻き立てられていたのですが、

今夏、展示会のHP上で「王家の紋章」の図柄を目にした途端、

中学生時代の気持ちがフッと戻ってきてしまいました。

そして、横浜に再現された古代遺跡空間を見たら、ますます興味を掻き立てられ,

「よし!行こう」と即決してしまいました。

もともとフットワークは軽い方ですし、PRパーソンとして好奇の血もうずき出したのかもしれません。


成田からカイロは14時間のフライト。

そしてカイロを起点に、アレキサンドリア、ルクソール、アブ・シンベルを訪問しました。

遺跡発掘ラッシュのなか、贅沢な時間を過ごしました。


ところで、エイレックスにはうれしいことに、

美術館や博物館の入館料や、映画鑑賞代などは、もどってくる制度があります。

すばらしいものに実際に触れることで、眼力を養いなさいという目的で「クリエイティブ費」といわれています。

今回、訪れた見学ポイントは23箇所もあって、ほとんどが有料。


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(入館チケットの数々!)


さっそく「クリエイティブ費」を申請しましたが、あまりにも件数が多すぎ、

すべてサポートしてというのは無理がありました。残念。


収蔵品や古代遺跡を実際に目にして、その保存状態のよさには驚きました。
ファラオらの生活の様子を想像するには十分すぎるほど。

すっかり見入ってしまい、しばしば、ぶら下げていた高性能デジカメに収めるを忘れている自分に気づき、

あわててシャッターを切りました。
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特に、ラムセス2世が建てたアブ・シンベル大神殿と、

それに連なり最も愛した妻、ネフェルタリらのために建てた小神殿からは、

神々や異国の民に向けて、自分の偉大さを誇示する力強いメッセージ性が感じられました。


ファラオたちが、確かに、あの古代を生きていたと思うと不思議な気持ちです。

彼らが、神殿や遺跡のレリーフ、壁画を通じて人々に伝えようとしたことは、

「王家の紋章」や「海のエジプト展」を経由して、今なお私へと伝え続けられている、と実感しました。


エジプトに来るまでは正直想像していませんでしたが、不思議と心あたたまる気持ちになりました。

自分が後世になにか伝えられることは……なんて、大それたことはいいませんが、

「人に何かを伝える」ことのむずかしさ、素晴らしさを体感した1週間でした。


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石山







“極める”

みなさん、こんにちわ。ブログ初登場の越知由紀子です。


こちらの会社に入って3年ですが、過去PRに関わる仕事を続けて十数年が経ちました。
おかげさまで、ブライダル、美容、ファッション、人材派遣業、音響製品、たばこ会社・・・などいろいろなジャンルの仕事関係者やメディアの方々とお知り合いになることが出来て、名刺が増えていくのが楽しみでもあります。名刺ファイルを眺めながらこの方々にかまっていただいたからこそ、今の自分がいることをしみじみと感じます。十数年と言いましたが、“極める”にはほど遠く、日々勉強です。


“極める”という言葉を聞くと、私は思い浮かべる言葉のひとつに「職人」という言葉があります。


「職人」に関連するお話を少し・・・・


先日、湯河原にある「人間国宝美術館」に行きました。


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このダイレクトなネーミング、なかなかインパクトがありますね~!


出展作品も陶磁器、人形、漆工芸など人間国宝の方々の作品が、どっしりと存在感を放ちながら展示されています。


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この方々を「職人」とお呼びするのは失礼かもしれませんが、この道一筋で全うされていることは共通していると思います。


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ひとつひとつの作品を見ながら、その奥に作家の生きざま、根気強さ、作品に対する愛着が見えてくるような気がします。これぞ“極める”に値するものではないでしょうか。


最後に人間国宝の器でお抹茶をいただけたのは貴重な体験でした!


さて私にはもうひとり、“極める”にふさわしいと確証するアーティストがいます。


それは“マイケル・ジャクソン”!!!!

「THE KING OF POP」と呼ばれるにふさわしい歌とあの踊り!人知れずの練習練習練習を重ね、高度なステップとパフォーマンスでファンを魅了し、常に向上心をもち完璧さを追求する魂は、まさに“極めた”勲章!


結局生マイケルを見逃してしまいましたが10月28日から始まる公開限定映画のチケットを早速入手!


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“極めた”姿を見れるのが楽しみです。


極める・・・・それは努力無くしては成し遂げられないもの。


さてさて、みなさんは何を極めますか?

「落ち着きがない」「騒々しい」は、もちろんクリエイティブです。

こんにちは。
入社2年目の山田です。
メディアリレーションを中心に活動しています。


目下、入社1年目のとき以上に、「どうやったらクライアントの商品やサービスの魅力をうまく伝えられるか」で悩んでいます。


悩んでいる最中、気になってしかたなかったのが、「クリエイティブ」という言葉でした。


なにやら巷で飛び交っていて、うっとうしい。

たぶん、「もっと自分にクリエイティブな発想があれば、仕事もうまく進むのに」と、なんだか追い立てられるような気がしてしまい、うっとうしく感じたのだと思います。


「クリエイティブな発想」って何なんでしょう。三省堂の「大辞林」で調べてみると、定義されているのは、以下のようです。



クリエイティブ【creative】
[1]創造的なさま。独創的。
[2]広告制作。また、広告制作者



なるほど。巷間飛び交う「クリエイティブ」は、なんとなく後者のニュアンスを伴っているから、気になったのでしょうか。「あの人、広告制作者のように、人を驚かす発想を持っている、スゴイ」というような。


広報は広告とは違うので、「制作する」ってわけにはいきません。でも、「自分独自の観点から物事を考えること」はできます。


最近、私は悩みぬいた挙句、「物事を反対側から見る」ことによって、「自分独自の視点」「人とは違った視点」を見つけられることを発見し、悦に入っています。


このセオリーを簡単に説明すると、要は、「長所は短所、短所は長所」ということです。
思い返せば、小学校時代、私の通信簿にある先生は、「落ち着きがない」「騒々しい」と記し、別の先生は「活発」と書いてくれました。


最近、ある嗜好品の広報で、このマイセオリーを実践してみました。
方法は至ってシンプル。まずは「短所」を徹底的に洗い出します。
次に、洗い出した「短所」を逆転させて、「長所」に置き換えてみます。


もともとの長所っていうのは、クライアントが広報したくてウズウズしている。
でも、どこか、ありきたり、当たり前、独創的じゃない。
ところが、「短所」を探し出し、それに逆の角度から光を当てて「長所化」して説明してみると、
「それ、面白いですね」という反応が、それこそ面白いようにメディアの方から返ってくるようになりました。


あらかじめ「短所」を大量に洗い出しているので、ひとつやふたつ欠点を指摘されても、全然応えなくなり(以前は動揺していました)、自信を持って魅力を伝えられる、という利点もあります。


そんなわけで、伝えることの面白さを実感しています。
これからも貪欲に、「自分独自の視点」の見つけ方を求め、セオリー化していくつもりです。




山田泰裕

TOKYOセンチュリーライドArakawa

当社ブログをお読みいただいている皆様、はじめまして。

管理業務担当の藤田と申します。


広報や危機管理のお話でも・・・と考えたのですが、

この際思い切って趣味のお話をさせていただきたいと思います。


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社内でも有名な、私の趣味と言えば・・・それは自転車!


HITOTSUGI STREET EYE!~一ツ木通りで働く広報コンサルタントの視点~


もっと、かっこいい写真で愛車をご紹介したかったのですが・・・こんなものしかありませんでした。残念。


スポーツ自転車歴は、学生時代にマウンテンバイクに乗り始めたのがはじまりです。

昨年春にロードバイクを購入して以来、都内の移動はもっぱらロードバイク。

社長の許可を得て、晴れの日は必ず自転車通勤をしています。


この1、2年、スポーツ自転車に乗る方を多く見かけますが、

9/26号の『週刊ダイヤモンド』によると、

2008年のスポーツ自転車の出荷額は前年比68%増とのこと。

「CO2を出さない(エコ)・交通費がかからない・健康的」というのがブームの理由であり、

かつ、若者にとってはオシャレで手軽な乗り物として注目されているように感じます。


アマチュア自転車レースに時々参加しているのですが、

9月19日土曜日、初めて

「順位のつかない、皆で走ることを目的としたイベント」

へ参加してきました。

その名も「TOKYO センチュリーライド Arakawa 2009 」。

晴天ではありませんでしたが、心地よい気候の中、開催されました。


荒川沿いの荒川サイクリングロードを、葛西臨海公園より出発し、最長コースで埼玉県の

志木秋ヶ瀬さくら草公園を折り返し地点として80km。

(他に20km、40km、60kmのカテゴリもあります)

そして参加者は1500人以上!!


HITOTSUGI STREET EYE!~一ツ木通りで働く広報コンサルタントの視点~


この写真はごく一部ですが、横も後ろもその向こうもこの状態。

一般の方々に驚かれるほどの自転車の数です。


HITOTSUGI STREET EYE!~一ツ木通りで働く広報コンサルタントの視点~   HITOTSUGI STREET EYE!~一ツ木通りで働く広報コンサルタントの視点~


そして、協賛企業の出展ブースが軒を連ねます。

参加者の中にはこんな方も・・・。


HITOTSUGI STREET EYE!~一ツ木通りで働く広報コンサルタントの視点~

(ご本人には掲載の許可をいただいております)


いかに和気あいあいとしたイベントだったのか、すべて物語る写真ですね~。


10kmごとの折り返し地点にはエイドステーションが設置され、水とバナナが配られました。

そして、スタート地点より上流へ向うにつれ、コースより見える風景が変化。

スタート地点付近ではマンションや工場が見えていたのが、庭の広い家々が遠くに見えるようになり、

畑や緑地が家々の合間に増えるようになり、家の数が少なくなっていき・・・。

写真でご紹介できればよいのですが、走ることと風景を目に焼き付けることに一生懸命になり、

カメラを取り出すことをすっかり忘れていました。


また、今夏のツール・ド・フランスへ出場した新城幸也選手(Bboxブイグテレコム所属)もゲストとして出場。

走行のタイミングが合えば、新城選手や他の国内プロレーサーの方と一緒に走ることができるという、

自転車ファンにはたまらないオマケも!


私はと言えば、3回のエイドステーションでの休憩を含み、ゴールしたのは午後2時過ぎ。

たくさんの方々と、同じ目標へ向って、競わずただ走る。

それがいかに楽しいかを実感したイベントとなりました。


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スポーツ自転車に乗る、というと、「敷居が高い」「値段が高い」「どんな自転車を買ってよいかわからない」と

敬遠されてしまうかもしれませんが、一度始めてしまえば、無理をしない限りずっと楽しめるスポーツ。

ダイエット、運動不足解消になるのはもちろんのこと、仲間とレースに出たり、ロングツーリングに出かけたり、

年齢問わずいつまでも走っていられるのが自転車の魅力です。

実際に、リタイア後に仲間を作ってアマチュアレースに出場される方はたくさんいらっしゃいます。


是非、これからはじまる気候の良い季節を「スポーツの秋」として、自転車に乗ってみませんか?

車や電車とは違った景色が目を楽しませてくれますよ!


オフィス・マネージャー 藤田



チューリッヒで割り勘

「……それでは、11時30分位から食事を取りながらミーティングを
お願いします。……」
そんな電話やメールでの会話が最近多くなってきた。


多忙なクライアントやメディア関係者との面談に打ってつけなので、
このランチ・ミーティングを頻繁に利用している。


60~90分の限られた時間を有効に使おうとする作用が働くのと、
会議室でのミーティングよりも和やかな雰囲気になって会話が弾み、
充実した時間を過ごせる点がいい。


パワーランチと言われる所以であろう。


20年以上前になるが、米系スーパーコンピューター・メーカーに勤務していた時、
米商務省の音頭取りで日本の自動車、電器メーカーを

米国のコンピューター・メーカーに招き、ランチを取りながら、

企業とコンピューターを紹介した経験がある。


その時、初めて「パワーランチ」なる単語を聞いた。


もともとシリコンバレーの起業家が、投資家と一緒に昼食をともに
しながらプレゼンテーションすることを指したらしい。
食事をとりながらだと、時間の節約ができるうえ、ざっくばらんな
雰囲気の中の議論から、いい発想が生まれる、ということで

広まったのだろう。


ちょっと前になるが、「ミスターお財布ケータイ」の異名も持ち、
ハーバードビジネススクールで教えるコンサルティング会社社長、
平野敦士カール氏の著書『1の力を10倍にするアライアンス仕事術』を
読んだ。

そのなかにも


・「ランチ」こそ、最強の情報収集術
・アライアンス・ランチは必然のビジネスコミュニケーション


と紹介されていた。


ランチ・ミーティングは、これからのビジネス・パーソンの必携術の
ひとつではないだろうか。

ただし、割り勘で行うのがお互いに長続きする方法であることを
忘れてはならない。 




HITOTSUGI STREET EYE!~一ツ木通りで働く広報コンサルタントの視点~

(以前、海外IRのランチ・ミーティングで利用した

チューリッヒHotel Baur Au Lacのレストラン



勝又



アートを観ながら合コンする若者たち、~クロ現風に

こんにちは。

エイレックスで、「遊軍」 と呼ばれている

(担当クライアントも持っています)、山本みやこと申します!


社員ブログを書く機会を得て、何を書こうかと迷ってしまいますが、

民主党政権がニッポンをどうリードしてくのか、

の次に、昨今気になるテーマ「婚カツ」

に関連するイベントについて、本日は紹介します。


「婚カツ」関連の話題は、最近のメディアを見ていて思いますが、

とても増えています。


民放のみならずNHKでもドラマ化されました。

8月には私の好きな番組TBS『情熱大陸』で、『「婚活」時代』の共著者、

ジャーナリストの白河桃子さんが取り上げられ、

彼女が自治体の結婚支援活動にアドバイスしている姿が

紹介されていました。


広報の分野でも、これに目をつけた多くの広報担当者が、

婚カツに絡めたイベントを企画したり、

婚カツの切り口でメディアに情報を提供したりしています。


それにともない、「合コン」もビジネス化が進んでいるようです。

お料理合コン、ゴルフコンは、当たり前。釣りコン、植林活動をするエココン

などというものもあります。


同じ趣味を共有した人との出会いは、単純な異業種交流会よりも、

よほど建設的です。そう私は信じていたのですが、

なぜか、どのイベントにも参加したことはなく、

情報を受け流すだけに終わっていました。


ところが、ついに、自分の関心分野に遭遇しました。


「アート合コン」です!


要するに、アートに関心のある男女が、

アート鑑賞をしながら合コンする

という企画です。


HITOTSUGI STREET EYE!~一ツ木通りで働く広報コンサルタントの視点~-これは、7月25日に行われた第一回目の開催のもの。

写真その1


広報パーソンは、お休みの日にも情報収集や人脈作りは欠かせないものです。

3年目ではあるもののプロフェッショナル願望のある私も、つねにアンテナを張り、

世間がお休みしている週末であっても、話題のスポットにでかけ、

自分の企画に活かすために努力を欠かしません。(と言いたいところです。)


というわけで、参加してきたのですが、驚きです。


まず、参加者の男女比。明らかに女性が多い。80人くらいのうちの、

7:3くらいで女性でした。


第2に活気。場内は、アート作品について真剣に語り合う男女で活気があふれんばかりでした。


第3に、澄んだ空気。ビールや軽食が用意されているものの、なんだかいい香りが漂って

いる、そんな雰囲気でした。(実際、ディフューザーで香りを流していたのかもしれません。)


会場で、何人かの方にたずねてみました。


Q:「どうやってこの会を知ったのですか?」 

mixiやTwitterなどのSNSや、「アート系のイベント情報サイト」

などの回答が目立ちました。


Q:「どんなお仕事をされているのですか?」

「作家」、「ウェブデザイナー」、「オークション会社勤務」、などなど

まだ、この手の合コンが周知されていないせいか、

アート関係者の占める割合が多いようでした。


HITOTSUGI STREET EYE!~一ツ木通りで働く広報コンサルタントの視点~
写真その2


主催者側としては、既婚・未婚問わず、アートが好きな人間が交流する場との

意識も高いようですが、こうした取り組みのひとつひとつが、

多くの人が心配している日本の大問題、少子化への

有効な打開策へと、なってゆくのかもしれません。


素敵な男性に巡り合えたのか、はさておき・・

アート好きな知り合いが少し増え、

楽しい晩夏の時間を過ごせた夜でした。


婚カツ、合コン、アートにご関心の方は、こちらをどうぞ。

↓↓↓

http://www.civicart.jp/gokon/


写真その1:

※この写真は、7月25日Vol.1のものです。

私が参加したのは、love Art : Love & Capitalism vol.2 Art Lover's GOKON

2009年8月29日(土)@山本現代 &NANZUKA UNDERGROUND (白金高輪)


写真その2:

最後には、抽選会があり、アート作品がプレゼントされていました。
こちらは、Vol.2のときの写真。撮影:私