懲りずに貧乏学生ネタです。はい。

大学生初期に住んでいたハイツAは、一応3階建ての軽鉄骨造りのアパートでした。
ですが、築年数が結構経っていたので、あちこちガタが来ていました。
特にトイレのドアの調子がいまいちで、開け閉めがうまくいかないのですが、貧乏暇なし学生はそのまま放置していました。
そのツケが最悪な形でやってくることになります。

ある日の夜、友人のYちゃんと長電話をしているときのこと。

「ごめん、ちょっとトイレに行って来る」と、通話中にトイレに行きました。(品性を疑われますが)
トイレから出ようとしたところなんと!

トイレのドアが開かない!!ギャー

まままじ??

押しても引いてもドアが開きません。
なぜ?なぜ?どうして???
よく見るとドアノブちゃんが空回り。
どうやらグリップが完全にイカレチマッタようです。

この時点で私のCPUは完璧にオーバーヒート。
脳みそが誤作動を起こし始めました。

まず最初に私が何を思ったかというと、

「水があるから1週間ぐらいなら生きていられる」です。

人間、水があれば10日やそこら、生きていられると聞いたことがあります。
幸い、トイレタンクに手洗い蛇口がついているタイプなので、トイレを流せば清流が出てきます。
まさに不幸中の幸い。

それでも10日以上誰にも気づいてもらえなければアウト。一人暮らしはこんなときに困る。
もしこのまま死んだら、

「トイレで餓死した女」として葬式を迎えます。

しかも、死後すぐ発見してもらえればよいのですが、
数週間、下手したら数ヶ月先に発見なんてことになったら、目も当てられません。
そんなことになったらこのアパートも今後借り手がつかず、
大家から親が訴えられ、家賃を払い続ける羽目になりかねない。
サクッと死ぬならまだしも、人知れず朽ち果てた上、身内にまで迷惑をかけて死ぬなんて。
そんな死に方絶対いやっ!!

と、完全にネガティブな妄想世界へまっしぐら。
そんなことより、脱出方法全力で考えようよ自分!
と、この後必死の脱出作戦が始まるのです。

中編へつづく。


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