皆さん、こんにちは:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

今日は訪日外国人観光客を呼び込むための心構えについて、

 

私が常に心掛けていることをお話したいと思います( ̄▽ ̄)

 

 

 

皆さんご承知の通り、日本の人口は今後ますます減っていき、

 

店舗や施設、企業は外貨を獲得しなければ

 

売上など様々な面で今までの水準を維持できなくなっていきます。

 

 

 

東京オリンピックに向けて訪日外国人観光客を

 

自店舗や自施設に呼び込もうと考えておられる方々も多いことでしょう。

 

事実、「東京オリンピックに向けて訪日外国人観光客を」という声を

 

よく聞きます。

 

 

 

ですが・・・なぜ「東京オリンピックに向けて」なのでしょう?

 

東京オリンピックが終われば外国人は減ると言う方もいます。

 

しかし本当にそうでしょうか?

 

 

 

私はまったくそうは思いません。

 

だって、訪日外国人観光客は、

 

東京オリンピックに向けて日本に来ている訳ではないからです。

 

「東京オリンピックが開催されてしまうから

 

今のうちに日本に行っておかなければ」という理由で

 

日本に来ている訳ではないからです。

 

 

 

確かに東京オリンピックの2020年は一時的に

 

訪日外国人観光客は増えるでしょうから、

 

2021年、2022年辺りは減るかも知れません。

 

ですがそれは「2020年が一時的に多いから」です。

 

現に政府の訪日外国人数目標も、

 

2020年は4000万人、2030年は6000万人です。

 

東京オリンピックが終わっても、

 

一時的に数が落ちる年はあっても、

 

まだまだ訪日外国人観光客は増えていくでしょう。

 

 

 

話が横道に逸れてしまいましたが、

 

私が訪日外国人観光客に携わるにあたり、

 

心掛けていることが一つあります。

 

皆さん、どんなことだと思いますか?

 

 

 

それは、「インバウンド」という言葉を極力使わないことです。

 

確かに「インバウンド」、「アウトバウンド」という言葉が

 

ある以上、「インバウンド」という使い方は間違いではありません。

 

ですが「インバウンド」という言葉を使う時、

 

皆さんはどのような感覚で使いますか?

 

 

 

日本人はどんなに口では否定しても、

 

心のどこかに差別的な感情を抱いているものです。

 

それはもしかすると長い鎖国の時代があったことなども

 

影響しているのかも知れません。

 

私は「インバウンド」という言葉を使う時、

 

それが人の心に芽生えてはいないか心配になります。

 

 

 

「インバウンドだからこの程度でいいか」、

 

「インバウンドだから問題ない」、

 

「インバウンドだからこんなもんだろう」というような気持ちが

 

私自身にも私の周りの人にも芽生えないように、

 

私は極力「海外のお客様」という言葉を使います。

 

 

 

国籍は違っても同じ人間です。

 

我々日本人と同じようなことで怒り、同じようなことで悲しみ、

 

同じようなことで喜び、同じようなことで笑います。

 

皆さん、自分以外の人が自分に興味を持ってくれた時、

 

嬉しい気持ちになったり、その相手に向き合おうという

 

気持ちになりませんか?

 

海外の方々も一緒です。

 

自分の国に興味を持ってくれる人、

 

自分の国の文化や歴史に興味を持ってくれる人、

 

それを尊重してくれる人には、

 

本当に嬉しそうに接してくれます。

 

 

 

だから私も相手の国の文化や歴史には

 

敬意を払い、尊重するようにしています。

 

例えば韓国の方とお酒を飲む時、

 

目上の人の前では必ず横を向いて

 

口元を隠してお酒を飲みます。

 

中国の人が料理を作ってくれたり

 

もてなしてくれた時は、必ず少し残すようにしています。

 

 

 

自分に興味のない人、敵意を持っている人には心は開かない。

 

それは日本人でも外国人でも一緒です。

 

 

 

本当に海外のお客様を呼び込もうと思ったら、

 

その国の文化や歴史、趣味嗜好、政治状況

 

日本との関係性、為替など、いろいろなことを知らなければなりません。

 

 

 

まずは皆さん、相手の国の歴史や文化、

 

人に興味を持つことから始めていきましょう。

 

 

 

長くなりましたが、今日はこの辺で。

 

皆さん、ありがとうございました。