行政書士事務所開業に向けて、8月に退職の意思を伝えた。

11月末日での退職を考えていたので、退職の意思は8月ではなく、もう少し後になって伝えたかったのだが、10月に海外出張に行く可能性があると上司から伝えられたため、急遽8月に意思表示をすることにした。

 

 結果としては、早めに意思を伝えたことで人員調整が上手く進み、別のスタッフが出張に行くことで落ち着いたことから、早めの意思表示が功を奏したのだが、意思表示を伝えてから渡されるはずの退職願が一向に渡されなかった。

 

 有り難いことに、「退職の意思が変わるようだったら、いつでも示した退職の意思表示を撤回してもよい」と理事長にも言っていただき、十分に熟慮する時間を与えてくださったのだろう。そのご配慮に感謝しつつも、10月も終わりに入った今日この頃、いつになったら退職願を渡されるのか、不安な日々であったが、今日無事に様式を渡された。

 

 退職願を書くのはこれで4回目である。①国家公務員→②市役所→③民間病院→④今の職場と人生で4回目の記入となる!!

 

 退職願自体は、書き慣れたもので(笑)どうということもなかったが、今までは次の就職先が決まったうえでの転職であり、退職願を書くということは晴れやかで新しい人生のスタートと明るい展望につながるものでしかなく、すっきりした気持ちで書いていた。

 

 ところが、今回は開業ということで、いよいよこれを書いて出すということは、退職の翌日からは何の保障もない人生が始まるのだと思うと、これまでとは違い、期待と不安が入り混じった感情になった。退職して新しい人生、行政書士人生がいよいよスタートできると思うとワクワクしているのだが、反面少し将来に不安を抱いているのも事実だ。

 

 4回目にして初めて陥った感覚ではあるが、行政書士試験の勉強を始めてから約3年経ってようやく念願が叶うと思うと感慨深いものがあり、また、これで自分らしく精一杯、情熱を持って最高の仕事ができる環境が整ったと思うと、1日も早く退職日を迎えて行政書士として活動したいという、はやる気持ちを抑えられなくなります。そこに、今の職場に立ち止まる理由はないです。

 

 未来の自分に尋ねてみたい。

 

 実際に開業してみたけど、自分自身で書いたこのブログを見てどんな風に思うかな?と。