子ども兵に関するドキュメンタリー映画「Invisible Children」(邦題~見えない子どもたち)を、沖縄にある公立高校の授業にて、使用していただきました。
ここでは、実施していただいたアンケートの一部を掲載します。
生徒の皆さんの観る力は素晴らしく、読んでいて胸が詰まりました。
(一部とはいえ、かなりの量になります)
【開催概要】
・上映会場:沖縄県の公立高校
・参 加 者:100名(高校2年)
・開催日時:2011年11月18日~25日
【ご使用されました担当教諭の方からのコメント】
高校2年生にとって、少年兵について学ぶことは精神的に厳しかったと思います。授業の中での映画等の映像を見せるたびに落ち込む生徒の姿を見て、こちらも苦しい気持ちになりました。それでも、知ることの必要性をしっかりと生徒に伝えたことで、一人ひとりがそれぞれのやり方で少年兵の問題を受け止め、考えてくれたと思います。
【以下、生徒さんの皆さんの感想文より一部を抜粋しました】
■「アメリカ政府や日本政府が何かすべきだ」と思った。でも、そのことがもう他人ごとにしてしまっている。他に頼らず自分で何かアクションを起こすべきだと思った。
■反政府軍が、子どもたちを拉致するという行為には、驚きと同時に大きな憤りがありました。自分より年下の子ども達が、親から引き離されて人を殺すことを強制され、人生を奪われるのを見るのは、とてもつらかった。
■世界中の人々がこの問題に目を向け、一人ひとりの力を合わせれば、絶対に解決できると思います。1日でも早く、アフリカに平和と子ども達が安心して幸せに暮らせる日々が訪れることを願ってやみません。
■人間はとても残酷な生き物だと思った。子ども達に普通では考えられないことを強いてでも手に入れたいものは何なのか、私にはわからない。
あのような過酷な状況で、希望を持って明るく生きろと言われても、それは不可能だと思う。ある場面で、子どもたちが明るく笑い、歌っていたのは、たぶんその瞬間だけは厳しい現実を忘れられるからかもしれない。
■アフリカだから仕方ないという考えは間違っていることに気がつきました。命の重みは皆同じなのに、アフリカでこんなにたくさんの人が死んでいることには誰も目を向けていない。それはおかしい。
■本当に、どうして反政府軍たちは、あのような残酷なことをするのだろう。どんな目的があろうとも、決して、決してやってはいけない。絶対に、誰も許すことのできないこと。そして辛すぎるからこそ、とても強く生きる子ども達の笑顔は、日本などで見る子どもたちの笑顔より、はるかに大人だった。
■日本では「辛いときは泣けばいいよ」と言われているけれど、ウガンダでは泣いたら殺される。泣くことができないって、人間であることを否定されているみたい。
■アフリカの子ども達はひどい目にあっています。人間として、ありえない扱い方をされています。いつ殺されてしまうのかと毎日毎日怯えながら生きています。このことは絶対に一生忘れません。そして、この事態をどうにか良くしたいです。あまりにも非力な私ですが、私に出来ることを教えてください。
■本当に子ども達の笑顔はすばらしいことだと思った。かわいいし、明るいし、カッコよかった。この笑顔をずっと見ていたい。
■「子どもたちが涙を流さないというのは私にとってすごくショックだった。子ども達が傷ついて心も身体も壊されているのに、どうしてそれを世界中の人が知らないのか、本当に不思議です。
■今私ができるのはこの事実を忘れないこと、そして多くの人に伝えることです。
■日本にいる限り私には、子ども兵をうまく実感できない。けど、もしウガンダに自分の家族が住んでいたら、中2の弟はつれていかれる。小学生の弟もあと2年で連れて行かれることになる。そう考えたら苦しくなる。
■今までアフリカの人たちへの助けが必要だと聞くと、貧困だからだと思っていました。でも、そんな単純なものではないと学びました。
■自分と同年代の子供達が毎日恐怖と戦いながら生きているということを、他の高校生にも知ってもらいたい。
■戦乱のせいで多くの人が殺されたり、孤独になったり、精神的におかしくなっていて、戦争は絶対にしてはいけないと強く思いました。
■この映画を観て「アフリカはこのままではいけない。紛争はどうしたら終わるのか。私にできることは何か。」などを改めて考えさせられました。
■日本はこんなに平和なのに、なぜ他の国は平和じゃないのだろう。
■映像での「彼らは恐怖と共に生活している」という言葉に、とても胸を打たれた。
■私たちは普段から、本当は“知る”べきものに対して、意識的に“知ろうとしていない”ということを、よくしているのではないのか。
■今すぐ少年兵制度を廃止するべきだと思います。
■このような事実をもっとメディアで報道し、より多くの人が知り、関心を持ってほしい。
■子どもたちには夢があるのに、とてもかわいそうだと思いました。
■最初に思ったことは、子ども達が描いている絵が細かい部分まで描かれているのに驚きました。たぶん私たちが思っている以上に頭の中に鮮明に映像が残っているのだろうなぁと思いました。
■「Night Commuters」というものを初めて知りました。
■映像でも言っていたように、9.11は誰でも知っているのに、自分は学校で授業を取り上げるまで少年兵について何も知らないし、興味もなかったことを恥ずかしく思った。
■力のあるG8をリーダーとして、それらの解決に努めて世界平和を実現してもらいたい。
■こんな悪い環境の中で育ってきたのに、必要最低限の勉強道具を使って勉強しようとしていたし、将来に向かってこれからも勉強していこうとする姿勢があって、すごいと思った。
■日本に生まれ育ってきたが、ウガンダに生まれたが為に、自分とこんなに違う生活、人生を歩まなければならないというのは、あまりにも不公平だと思った。
※映画『Invisible Children』とは・・・
(邦題:『見えない子どもたち』2006年)
アメリカ人の若者3人がウガンダの現地を訪れ、そこで出会った子ども兵の現実に衝撃を受け、
帰国後製作したドキュメンタリー映画です。
アメリカでは、このドキュメンタリーを鑑賞した人々の間で
子ども兵に関する認識が高まり、問題解決のための具体的なアクションにも結び付きました。
Invisible Children 英語ウェブサイト:http://www.invisiblechildren.com/
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