ふつうでいいんだ。
そう考えて凄く楽になった。
デザインとかアートの世界の勉強をしていて、
この世界は、何か特別なものが常に要求される。
ふつうじゃないもの。
非日常的なもの。
派手なもの。
誰もが考え付かないようなこと。
個性を出すことがデザインやアートだと思っていた。
でも、深澤直人の本を読んで180°世界が変わった。
いかに、日常に溶け込むデザインをするか。
彼は、凄くいいふつうをつくる。
派手じゃない、ふつうなデザイン。
でも、凄くいいふつう。
こんな世界もあったんだ!
もちろん、凄くいいふつうをつくるのは、とても大変だ。
でも、すぐには、色あせない力がある。
それは、すごくやりがいのあることじゃない?
色あせないものって、派手さの中にも、ふつうがあるから色あせないのじゃないかな。
ビートルズ。
僕の好きな輪郭がおぼろげに見えてきた。