今日も仕事休み。
だけど、明日の仕事は別の畑のO.K.fallsなので今日のうちにヒッチハイクで移動しておくことに。
車が無いってホントに不便。
昼過ぎにヒッチに向かうため、歩いていると私達のボスのインド人ラッキーがいたので声を掛けて事情を説明。
「そういうことなら明日の朝、オレの車で一緒に行こう!」
・・・って言ってくれることを期待して。
ラッキーは言う。
「そういうことならこの配達トラックが丁度ケレメオスまで行くとこだからそこまで乗っけてもらえよ!」
だって。
うーん。まぁ、いっか。
トラックに乗っけてもらって、道路に出ると、1時間前にヒッチしにいったはずのメキシコ人アレックスとグスタボのコンビがまだヒッチしてた。
きっと顔が悪人面だからなかなか乗っけてもらえないんだろう。
申し訳ないけど、先に行くよ!!健闘を祈る!!
ケレメオスでトラックの運転手さんにお礼を言って、次はO.K.fallsまで行く車をヒッチ。
割とすぐにおじさんが止まってくれた。
乗ろうとしたら、さっき健闘を祈ったグスタボ達が追いついてきて、寝袋を渡された。
「先に行くならこれも持ってってくれ。」と。
なぜ自分で運ばないのか疑問がいっぱいなんですけど。
私達も自分たちのテントやら寝袋やらいっぱい持ってるんだよ。
そして彼らは昼食の為にSUBWAYへ消えていく。
メキシコ人はたまに自己中心的な時がある。
そしてNO!と言えない日本人の我々はグスタボの寝袋と一緒に出発。
おじさんは他の町に行くからと、O.K.fallsの手前でお別れ。
後、6キロだったので歩きながらヒッチハイク!
車はたくさん走ってるのに全然止まってくれない。
20分ぐらい歩いてようやく一台停まってくれた。
ヘザーとい名前の体格の良い、素敵な笑顔のおばさんは車の中でたくさん話をしてくれた。
彼女は中国に2年いて、中国人に英語を教えていたらしい。
だからきっと、アジア人に優しいんだ。
私達の話を聞いた後、ヘザーは、
「今夜ウチでディナー食べていきなさいよ!」
と、めちゃくちゃ嬉しい申し出。
やったー!!と、お言葉に甘えて、お家におじゃまする。
彼女は彼女の母親のジュリーと、2匹の犬と2匹の猫と暮らしていた。
ご飯ができるまでの間
「インターネット使う?シャワーも浴びていきなさい! 手伝い?そんなのしなくていいのよ。ゆっくりして!」
と、とっても良くしてくれるヘザーとジュリー。
シャワーしてめちゃ可愛い犬と戯れて、ジュリーとおしゃべりしている間に、ディナーができる。
チキンとたくさんの野菜とパンでお腹いっぱい食べさせてもらう。
食事の間も、私達に分かりやすい英語で話してくれて、知らない単語は分かりやすく説明してくれる。
こんな先生だったら私も英語習いたいな!
明るくってよく笑って優しいヘザー。とっても良い人。
話を聞くと、彼女のお父さんもよくヒッチハイカーを家に連れてきて、ご飯を振舞ったり世話を焼いたりしてたみたい。
こういう人がいるおかげで、私たちはとても良い思い出をカナダに残せる。
私も、日本に帰ってら旅行者を助けなきゃ!と思った。
食後にはアイスクリーム。
そして、靴下いる?といって3足もくれた!
いやーめちゃありがたい。
しかも、「今夜はウチに泊まって行きなさいよ。明日の朝、ファームに送ってあげるわ!」
とまで言ってくれた。
今夜はとっても寒いから温かいとこで寝られるのはすごく嬉しい!!
やったーーーーーーーー!!!!!
と言おうとして、思い出したのは、グスタボから預かっている「寝袋」。
うわー。めんどくせー
こんな寒い夜に寝袋がなかったらグスタボが死んじゃう。
でも、泊まりたい。
泣く泣くお断りして今夜はファームに行くことに。
とってもすばらしい時間をありがとう。
ヒッチハイクの旅は人と出会えるから良いね。
そう思わせてくれて感謝です。
ファームまで送ってもらうと、アレックスとグスタボが待っていた。
さぁ、テントを張って寝ようか。
とアレックスたちにテントは?
と聞くと、「持ってきてない」
は!?なんで!?全然意味わかんないんですけど。
しょうがないので、ごうすけテントを二人に譲り、私のテントで3人で眠る。
しかも、めちゃくちゃ寒くて全然眠れなかった。
もうーーーーーーグスタボーーーーーーー頼むわーーーーーーーーーーーメキシコ人ーーーーーーーーーーー・・・・







