今週はインプラントオペの3連チャン
週中に山場のオペを乗り越え、振り返ってみるとどのオペも自分では100点満点に近い出来ぐあいでした。
でも、やっぱりまだ私には完璧にできるものはありません。
あそこはこうすればよかった、こうだったら、次回はこうしよう!・・と、何かしらは次へのステップへの反省材料がふくまれてしまいます。
そんな私は、初インプラント埋入を行ってから、ちょうどもうすぐ3年です。
近頃、いかに予知性の高い、そして、操作、術後が美しいインプラントオペができるかを、自分で模索しております。
以前はインプラントとなれば、自分自身勝手にテンバッていた場面も多々ありましたが、最近は、インプラントの手触りとでも言うのでしょうか?だんだんと自分で、骨とインプラントを上手く遊ばせ、仲良くさせることが余裕を持ってできるようになってきたように感じます。
こういう場合にはこうしたらいい!
コツをつかんだら、案外インプラントは余裕を持ってできる!
(やってはいけないことや、基本的な概念はもちろん頭に入ってのことですが・・・)
私が携わる歯科医業は、本当に、体感実践した経験と、それから得られる、習得と技術向上のなすところに委ねられると、最近強く実感しています。
歯科は最近では美容サービス業に近づきつつあるとも思われがちですが、自分自身が歯科医業を患者さんに提供し、日々刻々と熟練上達する自分の歯科医術を目の当たりにすると、やっぱりそうじゃあないでしょ!!と思うようになりました。
確かに、声のトーンや物腰や、身なり風貌、外見から醸し出されるドクターの雰囲気ってとっても重要ですが、それらがすべて満たされていても、歯科技術的にはチンプンカンプンだったら、患者さんとして、自分のお口の将来をその先生に任せられますか?
しかしながら、案外お口の中って、どんなになっているのか、何をどのようにされているのか、まったくといっていいほどやられている方は解らないようですよね?
先生は誰でも尊敬できる先生、おーーっみたいな・・・(ちょっと大袈裟ですが
)
反面、私たちプロにはかくも明確に解ってしまうのです。
この患者さんが、私たちの言う、「よいドクター」に、誠心誠意治療をなされてきたかどうか。
また、なんという美しいきっちりとした治療をするのだろうか
とプロの私たちもビックリみたいな素晴らしい手先の器用さと美的センスをもっている先生に治療されたんだな・・・とか。
多くの先生がいらっしゃるので、素人目になかなか自分にとってよい先生を見つけるのは、また見分けるのはすごーく難しい事ですが、逆に私は施術する立場として、自分の信念に反することのないよう、決して妥協の許さない、自分のできる限りの中で最高の技術サービスを提供しようと、心に決めて仕事にむかっています。
そんな私が最近よく思うのは・・・
私って、手先が器用で美的センスがあって、本当に歯科医になってよかった


ということです。
また、以前は上手くできなかったことも、とてもきれいに自分の理想に近いかたちにできるようになった瞬間に得られる快感が、なんともいえない私の喜び、HAPPYな事柄です。