愛の在り処を見失い、
彷徨う心が十字架を背負う退廃した人間界。
ある者は嘆き、ある者は堕ち、
ある者は奪い、ある者は殉教者となった。

天界-
その命尽きるまで傷付け合い、
魂を通わせる事の出来ない人々を憐れむ、
人間を想い過ぎた神の御使い、Uru。
天使が持つべきでなかったその愛は
神に対する重大な背信行為であるとされた。
堕天させられたUruの魂は人間界へと砕け散り
大地に降り立った翼なき天使には、
ただ歌が残されていた。
天使の力を残されたUruが選んだ道は
人類を護るべく闘う戦士(ソルジャー)。
大切なものを守るため、
失ったものを取り戻すため...
こうしてUruの、永い旅が始まった-
文章:菅原天齎
