Autodeskの日本法人であるオートデスクは,本日(2013年8月29日),3Dツール「Autodesk Maya LT 2014」を発表した。この製品は,同社の定番3Dツールである「Autodesk Maya 2014」をモバイルゲーム開発に適した形でまとめ直したものとなっており,本日から出荷開始される。
Mayaというと,トップクラスの3DCG映画が作れてしまうようなツールであって,ゲーム業界でも広く使われているものの,お値段はソフトウェアだけで50万円オーバーと,とても個人で使えるようなものではなかった。法人でも規模の小さなところでは手を出しづらい価格である。
しかし,昨今ではモバイル(携帯電話・スマートフォン向け)ゲーム市場が急ペースで拡大している。モバイルゲームは,インディーズ系開発者や小規模な開発会社で作られていることがほとんどだ。大企業でも小チームかつ低予算で運用されるケースが多く,全体に開発コストを抑える傾向にある。一方で,スマートフォンの性能は今後もますます上がり,リッチなゲームに対する需要も拡大が予想されている。モバイルゲーム開発にも高度な3Dツールが必要になってくるのは必然といえるだろう。
そのような背景もあって,オートデスクではモバイルゲーム開発者に向けて,同社の主力製品からモバイルゲーム開発に必要な機能だけに絞った低価格版の発売を決めたわけだ。
気になる価格は,11万6550円(税込:希望小売価格)だ。オプションで用意されているサブスクリプションがあると,サポートを受けられたり,アップデート費用を抑えたり,自宅使用などのライセンスの運用が柔軟になったりするので,こちらもチェックしてみるとよいだろう。
面白いのは,通常販売のほかに,期間限定のレンタルプランが設定されていることだ。短期開発で,1か月間集中して使うなら,アドバンスのサポート付きでも約1万円とお手軽になっている。ただし,レンタル版の提供開始は本日というわけではなく,追って発表される予定である。