もちろん,6月に開催されたE3 2013と同様,エキスポ会場では次世代機に対応したさまざまなタイトルのプレイアブル展示が用意されているはずだ。基本的にメディアおよびゲーム関係者しか入れないE3とは異なり,gamescomはファンイベント。もし次世代機のプレイアブル展示が行われるのであれば,一般来場者に対して,これほどの規模で実施されるのは,おそらくこれが世界で初めてになるはずだ。果たして,ドイツのゲーマーはどのような反応を示すのか。また,プラットフォームホルダーから公開される新情報はどのようなものになるのか,世界中のメディアの注目が集まっている。
て,メーカーがネットを使って独自に発表をすることが増えたため,E3と同様,「新作タイトル発表の場」という役割は減少しつつあるgamescomではあるが,E3には出展していないゲームメーカーが数多く集まることから,新たな作品の発表にも期待したい。ヨーロッパに本拠を置くメーカー,とくに最近好調な東欧のパブリッシャやデベロッパがやってくるところもgamescomの特徴の一つ。縮小しつつあるとはいえ,欧州には依然として大きなPCゲーム市場があり,Free-to-PlayのPC向けオンラインタイトルが次々に登場し,ヒットを飛ばしている。ついPCの新作に期待してしまうのは,仕方ないことだろう。
「World of Tanks」の大ヒットで日本でも知られるベラルーシのWargaming.netだが,我々が初めて取材したのは2010年のgamescomでのことで,そのときはビジネスエリアの隅に小さなブースを構える,ほぼ無名のメーカーだった。こうした出会いがあるのも,ヨーロッパの中小メーカーが数多く参加するgamescomの面白いところで,今年も思いがけないメーカーが,未来の大ヒット作を発表するかもしれない。