こんにちは。


わたくし植物系男子yokotaっていいます。

現在I県のT大学農学系の学部にいます。

大学では農業を軸に政治、経済とかを学んでいます。

趣味は音楽・音楽鑑賞・読書・映画鑑賞。


(♪:recent)

alternative
RATM,RHCP,blur,weezer

new wave
bloc party,foals

soul
duffy,Amy Winehouse,Aretha Franklin

rock
raconteurs,white stripes,the fumes

jrock
zazenboys,ナンバーガール,凛として時雨,thee michelle gun elephant,東京事変

jpop
椎名林檎,

って感じ。


とりわけナンバーガールが個人的に今熱いです。


まぁ,このブログでは日々思っていることをつらつらと書いていこうと思っています。

とりとめのないことを書きますがよろしくどうぞ。

お初にお目にかかります。

KOOGAで広報・渉外を担当している筑波大学生命環境学群生物資源学類木下拓耶です。今回は初の書き込みということで,先日の2010311日(木)に,東邦大学で開催した,国際グリーン・ツーリズムへの挑戦 ~田舎の魅力を世界へ発信~というイベントに参加させていただいたので,そのことについて報告しようと思います。

今回のシンポジウムは国際的なグリーン・ツーリズムのシンポジウムとしては日本で初のものだそうだ。


第一部は日本,イギリス,韓国の国際グリーン・ツーリズムの振興においてそれぞれ最前線にいらっしゃる東邦大学教授,青木辰司先生,コンサルタントのバーナード・レイン氏,そして朴氏の講演。次に各地のモデル地域の取り組み事例を紹介しました。


第二部ではパネルディスカッションでした。テーマは「グリーン・ツーリズムの普及と国際化~地域(田舎)の魅力を世界に配信」。日本政府観光局の方,JTBの方,あさぎり町役場の産業振興課の方,フルフォードエンタープライズのCEOの方がパネリストとして参加されていました。

内容としては,現段階では今回の内容はあまり私たちの活動とリンクするものではありませんでしたが,実際に全線で活動されている方々の意見を聴くことを通してグリーン・ツーリズムの実際を知ることができ,同時に自分たちの将来的な活動ビジョンがより具体的に見えてきました。KOOGAにおきまして国際的なグリーン・ツーリズムをやるのかどうかまだわかりませんが,しかしながら,大沢の自然・歴史・文化は外国人にも通じると感じます。道のりは遠いですがそのことも視野に入れて今後活動していきましょう。

さて,このシンポジウムにおきましてGTネットワークのHさんとお話する機会がありました。リーダー,夏目,高松の知り合いで,僕だけ面識がなかったのですが,ついにお会いする事が出来ました。実を言うと,このお話させていただいた事が個人的には今回のシンポジウムよりも私にとっては価値があったと思います。

今回お話させていただいたときに,これもいい機会だと思い不躾ではありますが日本のグリーン・ツーリズムの最前線で働いていらっしゃるHさんに一つ質問させていただきました。

それは最近私がKOOGAについて思い悩んでいることです。

その悩みというのは,仮に今後どんなに私たちが地域を盛り上げてその土地を都市に向けてPRしていったとしても,うまくいかないのではないかということです。


なぜなら現在の都市では非常に人と人との間が離れてしまい,感情・問題意識を共有する場所が少なくなっているのではと考えたからです。私はこの問題意識を共有するという行為がこの地域活性の問題を考える上で非常に大切だと思います。なぜなら問題意識を共有することで初めてその問題に取り組もうとするのではないのでしょうか。


例えば,ある小学生が私たちのプロジェクトに参加したとします。そこで大自然に触れ,環境について,食について学んだとします。そして元いた都市に帰ります。彼は家に帰ってきてそこで学んだ事を実践するでしょうか?学校で実践するでしょうか?それはおそらく周りの環境によるでしょう。家族や同級生が彼の意見に賛同してくれればやるし,賛同してくれなければやらない。つまりはみんながやればやるし,みんながやらなければやらないと思います。もしかしたらその子が僕たちのプロジェクトで大きな影響を受け,感化され一ときは実践するかもしれない。しかし,だれもやっていない中で一人だけ,若しくは少人数で実践するのは難しいと思います。少し話は違いますが,同じような例で受験勉強を始める時期の決定などもそうではないでしょうか。1,2年生のころは部活に恋愛にまっしぐらで勉強なんて二の次(モデルは私の高校時代です)。そういう環境下で受験勉強するには相当志が強くないと難しいと思います。3年になってみんなが塾や予備校に行き始めて初めて勉強する方が多かったのではないでしょうか。ちなみに私は高校時代あえなく様々な誘惑に負けてしまいました。少し話は脱線したかもしれませんが,以上の事から,このような問題を考える上で…というより,どんな問題でも個々ではなく,みんなで問題意識を共有し合う事が必要であると私はおもうのです。


しかしながら現代社会を省みると,問題意識を共有しあえるつながりが薄れつつあります。お年寄りの孤独死,子どもの個食・孤食。都市部での近所づきあいの希薄化などなど,人と人のつながりが希薄になりつつあります。私個人の家の周辺との付き合いを省みると,近隣の方とのつながりはあまりなく,隣に住んでいる方とはほとんど話した事はなく,ましてや子供会,婦人会は消滅まじかでした。また実家の家庭を省みると,親は共働きだったので家に帰っても誰もいないことはざらで,小中学生時代は問題意識を共有するどころか,家に帰っても共有する相手すらいない状態でした。私の周りには似たような境遇の子が多かったような気がします。

そのような条件下で私たちが大沢での活動をPRしたしても,私たちが投げかける魅力・問題は都市部の人たちの中で共有されず空回りしてしまうのではないでしょうか…,私たちの活動がどこかのアミューズメントと同じような非日常的な活動として見られるのではないでしょうか…という疑問をHさんにぶつけてみたわけです。

以上の質問に対するHさんの答えは,

「グリーン・ツーリズムが包含している魅力・問題,つまり地域問題,環境問題,地域の豊富な自然や伝統的な食文化の魅力が都市部の人たちに意識を共有するコミュニティーを作りあげるインセンティブになるのでは」

というものでした。

また,これは私の見解ですが,このときできたコミュニティーがその他様々な問題が生じた場合の処方箋になりうるのではないか,とも解釈できました。

なるほど。ともするとグリーン・ツーリズムというものは地域のみならず私たちの社会を変える大きな起爆剤になるのかも知れない。

そう考えると今自分たちがやろうとしている事はとてつもなく大きく,難しい事であると同時に,しかし,成し遂げたとすればとんでもなく価値のある事だと改めて実感しました。

この考えに至ったとき大げさではありますが,おぉ,と感動してしまいました。

私たちがグリーン・ツーリズムを実施するのはおそらく5年,10年後だとは思いますが(この手の企画は地域全体を巻き込んでやらなければいけないため精神的かつ物質的なインフラを整えるのにとても時間がかかるのです),しかし今回のシンポジウムで得た知識,つながりを生かして今後とも切磋琢磨し,何時の日か,大沢に都市の人を連れてきて,自然・文化・人を感じとってもらい,その中で生まれたものを糧に都市部で何らかのムーブメントを起こしてもらいたいです。そしてそこでできたつながりを生かして,今問題になっている事,例えば少子高齢化問題,環境問題などにもみんなで取り組めば日本はきっと生まれ変わるに違いないと感じます。

おそらくこれらを実施する上で膨大な時間と投資が不可欠だとは思いますが,しかし,やる価値は十二分にあります。

ただここまでいくと学生のやってもいいことなのだろうか…

(これはKOOGA恒例の問題です。)

まぁ,そんな定義ないし,やれる事はやっていこうとは思いますが。。。

兎にも角にも,今回のシンポジウムは個人的に非常に勉強になりました。

このような機会を与えてくださったリーダー,関係者の皆様には本当に感謝です。

次のKOOGAのビックイベントは322日,23日のプチ合宿です。

KOOGA始まって以来の参加者の数ではないでしょうか。

楽しみですね。

個人的には久しぶりの大沢集落です。

それまでに予定をすべてこなさないと。

頑張ります。

頑張りましょう!

報告以上で~す。