新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための自粛生活のため、
うちで過ごしたGW。
ずいぶん前に観た、大好きな映画を改めて。
(若干ネタバレあり!)
**********************************************

「When I was 64」を歌う優しい声
空を舞う赤ん坊のはちきれそうな笑顔・・
オープニングとエンディングのあふれる幸福感は、どこか切なくそして愛おしい。
人生って本当に、想像を超えたいろんなことがある。
誰もが、それぞれの自分の正義で生き、ぶつかり合い、傷つけ合う。
自分の弱さのために大事なものを失ない、それを人のせいにして、人を責めることでしか自分を守れず、そして絶望を味わう。
この映画の中でもみんなが変わっていて、みんなが傷ついている。
でも、少年だったガープに、母親は笑顔で堂々と言う。
「死ぬ前にしっかりと人生を生きるのよ。生きていくって素敵な冒険よ。」
この映画の中で一番好きなセリフだ。
昔観た時は、単純に「なんてカッコいいんだ!」って思ったけれど、
今改めて深く心に刺さる。
ずっと、逃げずに向き合うべきは「困難」だと思い込んでいたけれど・・
そうではなく、自分、そして自分の人生に・・なんだなぁと。
そしてはじめて、いつでも笑うことのできる強い自分に気づくのかもしれない。
ラスト。愛する妻に看取られながら、
ガープは優しい、そして泣きそうな笑顔で言う。
「忘れないで。」「なにを?」「すべてを。」
いいも悪いもない、すべてを。
そしてガープは、赤ん坊のように空を飛ぶ。
心をえぐられるような身に沁みる映画。
観てるのが辛くなることが多いにもかかわらず、
どうしてこうも優しく、愛おしい世界なんだろう。
すべてが肯定されていく。
監督・キャストとも素晴らしく、特にガープはロビン・ウイリアムズでなければできなかったと思う。
興味のある方は是非。
余談ですが、原作のジョン・アーヴィングはレスリングのコーチ、監督のジョージ・ロイ・ヒルは家に突っ込んだ飛行機のパイロットとして出演。
1982年 ジョージ・ロイ・ヒル監督
「ガープの世界」→ https://movies.yahoo.co.jp/movie/4101/