知的障害者施設に勤めていた経験もあったため鑑賞。
ある知的障害者のグループホームに竹中直人と貫地谷しほり演じる親子が、
くるところからはじまる。
最初は正直、俳優のみなさんに違和感をかんじたが、
時間が立つとそれもなくなり、みることができました。
話は、グループホームでの日々をコミカルに描きながらも、
ホームの抱える問題や周りの人々苦悩なども率直に表現できていたと思います。
自分も施設にいたときの保護者のかたがなくなってからの利用者さんの
生活について考えさせれることが多く、
映画のようなことは幸いにも起こりませんでしたが、
実際に起こってしまってもおかしくないというのが実際の感想です。
(パンフによると実際に起こった事件を基に描いている)
自分がいた施設でも、高齢な保護者が多く、
施設やグループホームに入居できるよう申し込んでいる方も多くいました。
しかし、施設やグループホームも空きがなく、
申し込んでから何年間もたっているにも関わらず、
いまだに入れない方がいらっしゃるのも現状です。
作品のなかでは、運よく施設が見つかりましたが、
実際にはもっとそういった部分もあるということも、
この作品をきっかけに考えてもらうに機会になればということも、
おもいました。
社会で取り上げれられるときは、
犯罪を犯してしまったときなどマイナスなイメージが多いかもしれないが、
こんな言い方をしていいかわかりませんが、
知的障害者の方はよくも悪くも純粋なだけなのです。
実際に生活をしてみると一緒にいることの大変さもわかりましたが、
それ以上に楽しいことやうれしいことなどもたくさんありました。
個人的には知的障害者の方々が
もっと幅広く社会で認知されていってくれて、
地域のなかで暮らしやすくなっていける世の中になればいいなと願っています。
よくわからない、感想になってしまいましたが、
この映画をいろいろなことを改めて考えされました。
↓この映画のもとになった舞台。未見ですがパンフによると多くの方々が笑って涙したそうです。
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