産まれる直前、
心拍が下がって苦しそうだから、少し早いけど産みましょう、とお医者さまを焦らせた、
まだ名前もなかったあらた。
急いで分娩室に移動して、
助産師さんも先生もなんだか少し焦っていて、緊張感が漂う中、
何度目かのせーの、で、
にゅるん、というか
どるん、って感じで出てきて、
一拍置いて、弱々しく震えるような産声をあげた。
抱くと腕にずっしりと重くて
肌は青白い位真っ白で
少し震えてて
何もわからないだろうにただ啼いてて
目も見えてないだろうに必死に開けてこの世界を見ようとしてて
私の頭も真っ白で、
何がなんだかよくわかんないけど、
我が子とか可愛いとかというより、
とても尊い、神々しいものが、
この世に一つ誕生したんだと思った。
いのちって重いんだと思った。
ようこそ、待ってたよ。
Peace✌
