まどかが何したって言うんだ……



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※ネタバレ満載



名古屋に引っ越した親友を訪ねてく日がたまたま公開初日って事で見に行ってきたのだが。

(※名古屋まで言ってまどマギて、と言う突っ込みはもう己の中で結構な回数やったんで受け付けません)



…忘れてた。

このアニメがトラウマ製造アニメだって事忘れてた



アニメの方は例に洩れず、



あら可愛い絵だね。

魔法少女?ならプリキュアみたいな感じかな。

つか流行の萌アニメっしょ?



とか思って見始めて3話で心ブチ折られ痛い目にあいました(笑)


…続く怒涛の鬱展開に耐えて最終的に「まどかああああ!!!ほむらちゃあああん!!!(T□T)」ってパソコン前で咽び泣いたクチ。

その後「これ心の折り方半端ないから一気に見ようぜ」と全巻借りて友人宅で鑑賞会とかやったけど初見じゃなくても心臓の痛くなるアニメよな…。


そう…。


テレビのまどマギは萌アニメと見せかけて視聴者を愕然とさせた。



そして今回の新編映画まどマギもほむらちゃん救済と見せかけて愕然させてくれました。



…見に行く前の…ああ今回でほむらちゃんが救われるんやろうなーまどかと再会できたらいいなーとウキウキしてた私の心返せ…(笑)

(いやその通りっちゃあその通りなんだが…なんだが…)


その他、細かい感想↓


■変身シーン

長ぇ(笑)


毎週やる訳じゃないからか知らんが作画の大盤振る舞い。

何故踊らせたかは不明なれど、各キャラの特徴を捉えて可愛かった。

(しかし別にソウルジェム出せばさくっと返信できるんよな)


個人的に杏子のソウルジェム齧ってるのが好み。


なんちゃらかんちゃらクインテット!!!の部分はどう見てもプリ○ュアです本当にありがとうございました。


■マミさん

何かもうどんどん中学3年生とは思えないボディになっていくマミさん…(笑)

アニメの時は3話で退場だわ厨二キャラ認定だわ不憫だったのを取り戻すかのごとくキラキラ大活躍でした。

(ただ、まどか&ほむら・さやか&杏子のペアが目立つ中組んでる相手がべべと言うぼっち感)

(私一人じゃないもの、が中々達成出来ない)

(まあ一応今回仲間がおるか)

(そして杏子共々の蚊帳の外感)


でもってほむらVSマミさんと言う夢のバトル。

攻撃系ではないにせよ何回もループして半端無い経験値を持つほむらちゃんを圧倒するマミさんは本当に魔法少女としての才能があるんやなあとしみじみ。

ほむらちゃんの結界内にせよ、マミさんも幸せそうなのがとっても皮肉な感じ。


■杏子

今回最も巻き込まれただけな上詳しい事情について蚊帳の外感バリバリ。

冒頭でさやかとウフフキャッキャと幸せそうにじゃれあってくれるもんだから「ああ…この後どこで落とされるんだろう…」感の際立たせ方ときたら(笑)


「胸糞悪い夢を見たんだ…」


そっちが現実なのだと言う残酷な事実。

今回マミさん共々正直本気でただ巻き込まれただけな感じだったからこそ、本当にさやかと背中合わせて共闘出来て良かったね…!!

他人の為に願って魔法少女になった者同士。傷の舐めあいじゃないけど、共感できる部分を支えあっていきたかったんやろなあ。


改変後の世界では、さやかとどういう関係なのじゃろうか。


■さやか

アニメでの不憫さを取り戻すかのような無双っぷり(笑)


よく考えたら円環の理に導かれた子達って一度は魔女になってる訳なんよね。システム出来てからは別として。だからこそのさやかの立場。

前はあんなに不安定で脆い子やったのに格好良く回りを見れる子になって…っ。


「一人で抱え込むなって言ってるでしょ!」


かつて魔女になってしまった折に、痛感した事だからこその言葉よな。

ただその辺の頑張りも最後彼女にまるっとひっくり返されるわけですが…


ところで時々バックに出てくるオクタヴィアがもうさやかのスタンドにしかみえない。

それかイナイレの化身。


■まどか

まどかが何したって言うんだ……

(大事な事だから2回言いました)


今回一番気の毒なんじゃないのかと…。


ほむらちゃん迎えに行って「これからずっと一緒だね…」ってラストじゃあかんかったのか…


ただ「大切な人と離れるのは本当に辛い」って本音を語ってはいたから、家族と友達といられるこの世界は幸せ…なのかな…


■ほむらちゃん

本当にもうどうしてこうなった


一周目のほむらちゃんの面影が欠片もなくなったデビルほむら。

今回正直「やっとほむらちゃんが救われるんだろうな」と思って見に行ってるから、途中の辛い部分とか魔女になってしまって「私はここで殺されるべき」と言うシーンもきっと救いがあるからと涙流しながら見てたからこそ、まどかの腕引っ付かんでニヤっと笑った瞬間リアルに( ゚д゚)ってなった…


冒頭~序盤は眼鏡ほむほむ可愛い(*´ `*)ってテンションで。

進むにつれ。


もういいんだよ…!!もういいんだよほむらちゃん……!!。・゚゚・(ノДT)・゚゚・。


だったのが。


も…もう…いいんだよ…?もういいんだよほむらちゃん……?(°д°;)


と言うテンションの高速移動……。

愛とか言い出しちまったよ……訳が分からないよ…そこは同意するわ…。


まどかを救いたいが故に繰り返したループ。

行き着いたアニメ最終回。魔法少女を救い続けると言う概念に昇華してしまったまどかは自分を除く全ての人の記憶からも消えてしまって、本当に彼女を救えたのかと言う自問自答に苛まれながら魔獣と戦った末にたどり着いたのがこの映画かと思うと…。

あの年齢でそんな生き方してたら生じても不思議は無い歪みといえば歪みであり。

彼女がこれを幸せだと言うのなら、誰も決して不幸にはなってないのだよなあ…(除くインキュベーター)


「いずれ敵対してしまうかもしれないわね…」


まどかの為。まどかの意思すら関係ないと言う矛盾。そこに一切の悪意はないから逆になんていうかもう…。

今回もボロボロに泣かせて頂きました…


■キュゥべえ

や は り お ま え か


中盤までマスコットキャラぶりやがって…。

「キュウ?」とか喋らず無害感を出されたら出されたで何か腹立つし、喋りだしたら喋りだしたで腹立つし(笑)

とにかく何か殴りたい。それがキュゥべえ。

ラストのボロボロっぷりには心の底からザマァと思いました。ほむらちゃんGJ。

(ただアレを見て友人が「あいつ…ふさふさしてたんか…」と衝撃を受けててそれ聞いて私も衝撃受けた)


■そして

これまた続編出るのだろうか…。

色んな意味で衝撃的な終わり方なんで、続くような気もするし。

もう勘弁してくれって気もするし


とりあえず斉藤絵千和嬢の泣き声は涙腺ぶっ叩きっぷりが半端無い。マジ。