平成25年になりました。
平成24年の大河ドラマ「平清盛」の影響で訪れる人が多くなった荒田八幡神社
この神社に隣接した荒田八幡公園が荒田子ども会の活動の拠点となっています
この神社に参拝したり公園にくるたびに、「おじさん」「おっちゃん」と呼ばれていた前会長の故玉田静雄会長のことを思い出します
玉田のおじさんは昭和28年に子ども会として活動を開始する以前から、地域の子どもたちの健全育成に携わっておられました
戦後の混乱期
子どもたちが進駐軍の米兵の姿を見ては近寄って行き、物乞いのように菓子をねだる光景を、日本の未来を担っていく子どもたちがこんなことでよいのかと悲しい想いで見ていたそうです
自分たち大人が立派に子どもたちを育てなければ。そこから活動がはじまったそうです
それから50余年、何人の子どもが玉田のおじさんに育てられたことでしょう
80才近くになってもおじさんの故郷作畑新田の川の淵に飛び込んでおられた元気な姿を思い出します。奥様の玉田のおばさんこと久子様も94歳を迎えられましたが、元気にお過ごしと聞いています。
時代は変わり、玉田のおじさんが活動を始められたころとは活動のねらいも変化したかもしれません
今は年に数回の行事しか行えていませんが、これからも、「ふるさとあらた」を合言葉に、荒田の子どもを荒田の大人たちが育てるをめざし活動を続けていきたいと思っています。
そして、その子どもたちが日本を背負っていくおとなになった時、日本全国に散らばって行った自分が住む場所で、そこで生まれ育つ子どもたちの故郷づくりに少しでも頑張ってくればこんなにうれしいことはありません。
平成25年
今年、荒田子ども会は活動を開始して60歳の還暦を迎えます