ぱたぱたと、ニノの白いお腹にもっと白い液体が落ちる。

「……っは、は…ぁ…」
顔を見られたくないのか腕で隠して。
ピンクに染まった胸は荒く上下してる。


『そういうとこが好き』
それはほんと。

ほんとは欲しいのに言えなくて、
ほんとはしたいのに言えなくて、
興味ない顔して目を逸らして
でも頭はそのことでいっぱいで。

「素直じゃないね」
そこが好き。

「………っぃ…や…抜いて…っ」
抜いたら一緒に出てきちゃうよ。
いいの?
お前の隠してる欲望とか汚い感情とか。

潤くん見てるよ?

「やだ、イッ…」
俺が奥に、もっと奥にしまってあげるよ。
誰にも見つからないように。

そうだ口からも出てこないように塞いどこうね。

「んっ、んんんんん………っ」

やだとか言いながら下は俺を離さないしむしろ奥に引き摺りこもうとしてるじゃん。
潤くんのこともいつもこんな風に締め付けてるの?

翔ちゃんのこと見てるお前はもっと綺麗じゃなかった?
俺が知らなかっただけ?


潤くんのそばにいる為に俺にこんなことされて。

手に入ってるようで入ってない
手放そうとしてもお前がそれを拒否する

どうするのが正解なんだろうね?
俺もお前も。


俺が手に入れたいのは何なのかな。

おあずけ喰らって今にも泣きそうなそこの仔犬なのか
降参しながらまだ牙剥いてるこの仔犬なのか


…………どっちも、なんて。




ね。