「相葉ちゃんが好きだからいっぱい漫画のこと調べたの。
探したの。相葉ちゃんが好きだから話したくて。
相葉ちゃんが好きだから絵も描いちゃったの。
相葉ちゃんが好きだから」

智くんはおれのことバカだとおもってるのかな?
おれのことがいかにすきかって延々しゃべってる。

「相葉ちゃんの笑った顔が好きだよ。信じられないくらい優しいところも、
努力家なところも、いつも自分より他の人を思って行動できるところも」

智くんはバカになっちゃったのかな?
おれのどこがすきか延々しゃべってる。

「智くん!もういいから!」
「あ…」

我に返った智くんが顔をまっかにして。

「名前…ひさしぶりに呼ばれた」

そんでこんなことで喜ぶくらい好きなんだよって照れくさそうに顔をそむけた。
その顔が可愛くて愛しくて。
「智くんがだいすきだよ。ほんとに、ずっとすきだったんだから」


―――ずっと見てるだけだった。
ニノとふざけあうあなたを。
マンガを渡すたびにおれだけに向けられるあなたの笑顔を。

「じゃあ…おれがすきなのは智くんのね」
「それ恥ずかしいから言わなくていい!いいから!」
「そうなの?くふふ」

てれかくしなのか智くんはマンガをかき集めて乱暴にバッグにしまい出した。


「…あれ?」
「ん?」
「翔ちゃんと付き合ってるのは…」

…そこはゆっくり説明しなきゃいけませんでした。



☆天然side終わりっ

ではこれから予防接種行ってきまーす!
↑逃げたー!