三人の男

　天国の門に三人の男が訪れた。

　門番の天使が

　それぞれに死んだ理由を

　尋ねると、男の一人は答えた。

「私が会社を早退して

　マンションへ帰ると、

　妻がベッドで死んでいました。

　家の中を調べてみると

　見ず知らずの男が、

　ベランダの手摺りに

　ぶら下がっていたのです。

　私は怒り狂い、

　部屋にあったタンスを

　持ち上げ、男めがけて

　投げつけ転落死させました。

　そのあと、

　私も妻の後を追い

　ベランダから飛び降りました」

　次の男はこう答えた。

「今日は会社を休み、

　ベランダで涼んでいました。

　すると風が吹いて、

　干していたタオルが

　飛んでしまい、

　何とかとろうとしたのですが、

　バランスを崩して

　落ちてしまいました。

　でも運よく

　下の階のベランダに

　つかまることが出来ましたが、

　その部屋の男が私を見付け、

　狂ったようにタンスを

　私に投げつけたのです。

　私はわけのわからぬまま

　タンスと一緒に落ちて

　死にました」

　最後の男はこう言った。

「私はタンスに

　入っていました」

　-----END------

　　　　　　　　　　　この話の意味が分かった人

　　　　　　　　　　　　　　　　　　コメントぷりーず

　　　　　　　　待ってます