「曰く、惚れたが悪いか。」と
「其れは恐らく、君に於いても。」
の二文にぐっ、と来ました。
だから明日辺り買って来たいけどー…
梶井の『檸檬』も欲しいし夢野の『地獄少女』も捨て難い…
でも太宰治は古本じゃやだ…お金欲しい…


で、太宰治は良いですよね。
たまに読むと安心する。"見下げる"安心ですけど。
自分なんかまだ健全って感じがする。
特に『人間失格』。
今までの読者への優しさどこいった、って感じで。
はっ、としたのを覚えてます。やべえ、こいつ本気だ。
その感覚を70年近く若者に与え続けてる作者は貴重で、
だから富栄と情死なんてしないで欲しかったけど、
そこで情死していないと太宰治は完成しないいわけで、
何このジレンマ70年間読者惑わすにも程がある。
ほんと、母性本能のプロフェッショナルだな!


「いい。何も言うな。お前は、ひとを疑う事を知らなかったんだ。お坐り。豆を食べよう」
「神に問う。信頼は罪なりや。」
泣かないで、太宰!

言葉の意味が解らないから辞書をひいているのに、

これじゃあもっと訳が解らないよEX-word大先生(ノ_・。)

意味が解らないのだけじゃなくて、

インパクトのあるものも書き出してみよう。

テスト勉強で疲れた貴方に。




【アインシュタイン-ポドルスキー-ローゼンのパラドックス】

物理量の実在性と局所性を前提としたときに生じる、量子力学のパラドックス的状況。量子力学によれば、相関をもつ(量子もつれ状態にある)2つの物理系に対して、どちらか一方に測定を行うことによって他方の状態を完全に知ることができる。2つの系が十分に遠く離れている場合には、一方の系の測定は他方の系に影響を及ぼさないと考えられるので(局所性)、それぞれの系の物理量は測定前からその値が定まっていたものと見なされる(実在性)。ところが量子力学では、このような相関のある2つの系の物理量の測定値を確定することができず、確率的にしか予言できない。1935年にアイシュタイン、ポドルスキーおよびローゼンは量子力学にはこのようなパラドックス的状況が内在することを初めて指摘し、量子力学が理論的に不完全なものであることを示唆した。しかしその問題は、現在ではベル不等式により解決されている。


量子力学の壮大さに悶えました。




【位相】[イソウ](phase)

時間とともに周期的に変化する現象において全過程中の位置を示す量。たとえば原点を中心とする単振動では質点の位置xはα sin(ωt+ε)で表わされ、ωt+εを位相という。ただしtは時間、αは振動、ωは角振動数である。特に運動の初め、つまりt=0のときの位相ωを初位相または初期位相という。また位相はsinのなかにあるので角と考えることもできることから、位相角ともいう。


数式使わないで説明してくれ。




【アートマン】

インド哲学の重要な概念の一つで、我(が)の意。元来は<気息>を意味したが、転じて<生気><生命>の意となり、哲学的には<自我><霊魂>を意味する術語とされた。宇宙の根本原理の名称であるブラフマン(梵<ぼん>)と対になる個体的原理をさす。


インドはとても遠かった・・・




【マーキュロクロム】

化学式はC20H8O6Br2Na2Hg。防腐殺菌剤。ジブロムフルオレセインの水銀化合物のナトリウム塩。メルブロミンとも。黄緑~帯緑赤褐色の鱗片状結晶。無臭。創傷の消毒に2%水溶液(赤チン)を用いる。刺激がないので賞用されるが赤色の強いのが欠点。副作用として局所に発疹やかゆみを生ずることがある。水銀化合物の公害問題で国内での製造は停止されているが、輸入品の使用は禁止されていない。


なんだ、赤チンのことか・・・ほっ




【アインシュタイン宇宙】

アインシュタインが初めて一般相対論の重力場方程式を解いて求めた宇宙モデル。アインシュタインは宇宙を空間的に一様でかつ等方的として、また時間的には普遍で静的と仮定して、アインシュタインの重力場方程式を解いたが、解は得られなかった。そこでアインシュタインは宇宙項とよばれる項を追加して、解を求めることに成功した(1917年)。アインシュタイン宇宙は、空間的には有限の体積をもち、曲率は正である。しかし後にこのアインシュタイン宇宙は不安定であることがわかり、さらに1929年にハッブルにより宇宙膨張が発見されたので、今では歴史的興味しかない。


最後の一文wwwそうですかwww



【書淫】しょ-いん

[普書(皇甫謐伝)] 読書にふけること。非常に書物を愛好すること。また、その人。


今、よからぬことを考えただろう!怒りますよ!←




ちちちちたらずといえどもこはこたらざるべからず

【父、父たらずと雖も子は子たらざるべからず】

もし父親が、父親らしくなかったとしても、父親に対して子供は子供としてのつとめをわきまえ、きちんとつとめを果たさなければいけないということ。


漢字のありがたみ思い知った。というか意味orz



【魍魎】マウリヤウ

①水の神。

②山川の精。木石の怪。「魑魅(ちみ)―」


つまりこの世に存在するもの全部。




【干し首】

敵の男性の首級をあげてその頭骨を抜取り、握りこぶし大くらいの大きさに収縮させた首。この干し首の慣行は、南アフリカのエクアドル東部からペルーにかけて広がる熱帯森林地帯に住むヒバロ族にみられ、ヒバロ語でツァンツァtsantsaという。以前は広く行われていたものと思われる。縮小させるのに煮沸したり、脱水したりする複雑な加工工程がある。戦勝記念のトロフィーとして保存され、復讐の要素と結びついているが、根本的な動機は獲得して加工された敵の首の精霊が幸運や豊饒をもたらしてくれるという信仰にあり、この意味では多くの首狩りの習俗と共通している。


ひいいいいいい!真顔で解説するのやめてえええええ!




【青い鳥症候群】

期待されていることと現実との落差が見えず、自分の進路の選択などに当たって自己決定ができない、現代青年の病理の一つ。母子関係が濃密である、環境や集団に過適応する、自我を主張しないなどの幼稚性が背景にある。


これ私のことなんじゃry




【OR回路】

基本的な論理回路の一つ。論理和回路ともいう。2つまたは3つ以上の入力(0または1)のうち、ひとつでも1であれば出力が1となる回路のこと。


短いのに頭の回路がパンクします。




なんか他にも色々あったんだけれど、

疲れてきたからまた今度。

辞書の文章って、無機質に思えるけど

意外と筆者の感情とか入ってたりするのよね。

ああ、これめちゃくちゃ批判したいんだな、とか。

この人この分野が本当に好きなんだな、とか。

普通に読んだら面白い。

参考:EX-wordに入っている辞書ほぼ全て