左傾化した中立化政策の脱却〜右傾化して真の中立化へ | あらやす日(本)誌

左傾化した中立化政策の脱却〜右傾化して真の中立化へ

「日本は…」と、

国名を出す言説を出しにくく、

自国名を人前で言いにくい雰囲気が、

ここ半世紀以上、土壌として日本でつくられているようだ。

 

また、

「保守」も言いにくく、

「右派」はさらに言いにくく、

ただ、

「左派」は言いやすいので、

日本は、

中立よりは少し左派的になってしまった国だろう。

ただ、

「極右」も「極左」も完全に否定したとはいえ、

左傾化が「極左」を生みやすくしたことで、

日本は「極左」を「極右」よりも多く生んだ。

 

旧・西側諸国のように、

「共産主義」「左翼」等の左派的な言説、単語をタブーにしなかったことは、

日本語の全文献等の言説等の分析を外国語圏と比較すれば明確にわかるかもしれない。

同時に分析すれば、

「日本」「軍」「右翼」の言説、単語は、

タブーにしていたこともわかるだろう。

 

左傾化は、

東西冷戦時代は歩きやすかったかもしれないが、

今も今後も、

左に傾いた国は、

歩きにくく転びやすい。

 

バランス良く歩くために、

右傾化することで、

真の中立、中庸の政治哲学を実践しやすくなるだろう。

 

右傾化とは、

極右になることでない。

今、若干左に傾いても歩きにくいのだがら、

極右に傾いたら転ぶだろう。

 

バランスの良い歩きかたは、

普通になるための動きであり、

精神的、社会的な考えを理想的な場所に心身を動すことだ。

 

それは、

病的でアンバランスな左派的な社会を治療することであり、

今までにタブーにしていた「日本」「軍」等にこめられた、

右派的・保守的な言説、単語を増やして、

また、

幻想ではない普通の「平和」を普通に定義して、

「国家防衛」等の「保守」を固めること等、

先進諸国等で普通に出ている言説、気持ちを考えて、

会話や言説等で人前で出すことだろう。

 

こうした普通のバランスの良い考え方がないと、

国内問題だけでなく、

国際問題もアンバランスになりかねない。

 

【蛇足】

かつて東西冷戦時代、アメリカと片務的同盟を組んで旧・西側陣営にいた日本は、敵国になった共産主義国を敵国関係として悪化させないために、国内等を左傾化して中立的政策を取った。

東西冷戦が終わり、調和を考えていた敵国、旧・ソ連は共産主義を捨てて右傾化し、さらに中国も共産主義を全体主義的な統治(労働力の確保・税金の収奪等)に利用するだけの全体主義的資本主義国=極右的な国になった。

北朝鮮との「冷戦」に入っている今、中国と軍事同盟して、中国以上に共産主義を全体主義的な国家統治に利用する極右的な北朝鮮と対峙している日本は右傾化をさらに進めることになるのだろう。