200万円の借金を作った時のことを、今振り返ると思います。
私は、ただお金が欲しかったわけではありません。
- 人生を変えたかった。
- 今の自分から抜け出したかった。
「何かを始めれば変われる」
そう思っていました。
そんな時に出会ったのが、ネットワークビジネスでした。
そこでは商品だけではなく、
- 「考え方」
- 「成功するための思考」
- 「人生を変える情報」
そんなものが語られていました。
そして、たびたび出てきたのがスピリチュアルな話でした。
「あなたには、まだ眠っている力がある」
「あなたは本当はもっと輝ける人」
そんな言葉をかけられると、
今まで自分に自信がなかった私は、特別な何かを見つけてもらえたような気持ちになりました。
中には、占いや生年月日などから、
「あなたは人を導く使命がある」
「この仕事が向いている」
そんな形でビジネスへ導く人もいました。
当時の私は、それを疑うことなく受け取っていました。
今まで知らなかった世界。
自分の可能性を信じてくれる人たち。
そこに魅力を感じていたのだと思います。
でも、200万円という借金を経験して、時間が経った今だから見えることがあります。
それは、
勧誘されて、
アップラインにつながって、
その仕組みの中に入った。
ただ、それだけのことだったということ。
もちろん、スピリチュアルそのものを否定しているわけではありません。
自分の心と向き合うこと。
自分はどう生きたいのかを考えること。
それは、とても大切なことだと思います。
でも問題は、
心の話やメンタルの話を利用して、
最後に出てくる答えが、
「もっと買えば人生が変わる」
「もっと紹介すれば自由になれる」
になった時です。
私はそこで、200万円というお金を失いました。
そして同時に、大切なことも学びました。
「誰かが持っている答えにすがるのではなく、自分で考えること」
人生を変えるのは、誰か特別な人ではなく、自分自身だったということです。
ネットワークビジネスの世界では、「成功者は7%しか知らない情報を持っている」
そんな言葉も聞きました。
当時は、
「だから、この人から学ばなければ」
と思っていました。
でも今なら分かります。
本当に人生を変える情報なら、
誰かを囲い込むためではなく、
もっと自然に、
もっと多くの人の役に立つ形で広がっていくのではないか、と。
エジソンの電気の発明のように、
あの時の私は、夢を買っていたのかもしれません。
でも、夢は誰かから買うものではなく、
自分の中で育てていくものだった。
200万円の借金は、私にとって決して安くない授業料でした。
でも、その経験があったからこそ、
今は「うまい話」よりも、
「現実を見ること」
「自分で考えること」
の大切さを伝えたいと思っています。
あの頃の私のように、
「何かを変えたい」
「人生を変えるきっかけが欲しい」
そう思っている人に、届けばいいなと思います。
