いろいろと言われてますが、この事件・・・
私も二児の親としていろいろと思うことがあります。
私も気軽に預けられるところがなくて、何かあっても
断ったり、諦めたりって事が多々あります。
未だにベビーシッターやら、どこぞの一時保育的な
ところを利用したこともありません。
でも、一度ドラゴンを妊娠したときに、
さすがに入院中はタイガーをどうすることも出来ないと
思って、旦那さんのお母様にお願いして1週間ほど
来て貰いました。
とは言っても本当に私の入院中の間ってことだったので、
退院して2~3日で帰られました。
そのために、私は事前に市でやっている産前産後の
サービスを受けようと市に申し込みました。
これは、出産予定日の1ヶ月前から、出産後1ヶ月の計2ヶ月だけ
保育園に特別に入園させてくれるというもの。
しかし、これもそこの保育園に空きがなければどんなにこちらが
お願いしてもサービスは受けられないというものでした。
結局、私は2回も申し込みましたが、空きがなく、2回目に
至っては連絡すらないというありさまでした。
当時住んでいた市は子育てに熱心だと謳ってた割には
このざまです。
なので、いろいろと市だとかのサービスを受けようと思っても
このように受けられずに泣きながら自分ひとりでどうこうするより
他ないって場合がたくさんあると思うのです。
ただ、私の場合はちゃんと旦那さんがいるので日中は
大変ですけど夜になれば帰ってくるのでまだいいです。
けれど、シングルマザーの方だとずっと一人だけで
面倒をみなければならないからもっともっと大変ですよね。
今日テレビを観ていて、ある精神科医の方が
ベビーシッターに預けるのに何回か見てからとか、
いろいろと言われてるけど、そういう風にやる時間も
お金にも余裕のない方だからこそこういうところに
預けざるを得ないのはないだろうか?的な発言をしていたが
私もそうだろうなと思う。
大沢あかねさんの意見がネットで賛否両論ってのも
読みました。私も、ちょうどテレビでそれを観ていました。
彼女の発言は間違ってはいないと思います。
なのに、どうしてここまで叩かれるのか?というと
結局はお金に余裕がある人が発言をしたからですよね。
お金に余裕があれば、きちんと何度も面接をしたりして
確認も出来るし、それこそこんなネットの誰だかよくわからん
人に預けるみたいなことをせずに、お金を出すだけの
素敵な安心のおけるベビーシッターにもめぐり合えるでしょう。
けれど、世の中にはベビーシッターにそこまでの支払いをすると
どうやったって生活できなくなってしまうような方もいらっしゃるし、
突発的でどうしようもなく・・・って方もいらっしゃると思うのです。
生きる、生活をするってことは、時には正論だけど、正論を
振りかざしてもどうにも出来ないってことがあるのではないでしょうか?
理想論で生活が出来るほど世間は甘い生活を送れないです。
そこを理解した上での発言ではなかったから賛否両論に
なってしまったのではないかと思います。
決して言ってることは間違ってないと思われるだけに
なんだか残念な気もします。
そして、ネットの中では、そもそもそういうまともに子供を育てる
経済力もないくせに子供なんぞ作るな!って意見も多々ありました。
じゃこれからの日本は年収いくらいくら以上の方のみ出産できる!
みたいなことにしていくのでしょうか?
それよりもまだまだいろいろとやれることを探して、一人で頑張ってる
お母さんだったり、お父さんだったりも安心して子供を預けられる
公立の場所を増やすとか、援助を増やすって言うのにお金を
つぎ込んでもいいのでは?と思うのですが・・・
そして、ベビーシッター業務に関しては特に規定も資格も要らない
とのことなので、その辺の整備をするのもこれからは必要になって
くるのではないでしょうか。
市に届出をきちんと出すとか、家で預かるにあたって、その家が
本当にふさわしいかどうかの確認だとか、保育園だとか何らかの
施設で子供と接する時間を設けて確認するとか・・・
そして、今回のことでこの母親に関しても相当叩かれてます。
私も自分に置き換えれば間違いなくこんな感じでは怖くて
預けられないだろうなって思います。
けれど、これはあくまでも今の私だからかも知れません。
もしも、旦那さんが亡くなって自分ひとりだとか、離婚したなどで
一人になって二人の子供を育てなきゃならないとなると
こういう条件だって一つずつ崩れていって妥協していくしか
なくなるかも知れないなって・・・
こればかりは安易に言えないなって思いました。
りくくんのご冥福をお祈りするとともに、このような事件が
二度と起こらないように社会も親も一緒にどうすべきか
考えていかなければならないと感じました。