かわいかった
かわいい かわいい かわいい
かわいかったよ
ときどき
にくらいしい思うときもあったけど
やっぱり
かわいかった
もっともっと
かわいいままで
もっともっと
かわいままで
かわいかった
かわいい かわいい かわいい
かわいかったよ
かわいかった
かわいい かわいい かわいい
かわいかったよ
ときどき
にくらいしい思うときもあったけど
やっぱり
かわいかった
もっともっと
かわいいままで
もっともっと
かわいままで
かわいかった
かわいい かわいい かわいい
かわいかったよ
見上げた視界の端に 濁った雲が見えた
ほんの少し 見えた
ああ そうか
まだ 自分を一流だと信じていたんだ
こんなに濁っているのに
ずぶ濡れになって
傘をひっくり返されて
靴の底から水が染みて指先を冷たくした
そんなこと いくつもあったけど
それでも 澄み切った青い空が見えていたんだ
青い空だけを 見ていたんだね
さわやかな南風にこっそり紛れている
小さな雨の粒子を感じたことはある?
‥うん、ある
うん、ある
そうか 一流ではなかったんだ
ずっと前から ‥最初から
見上げれば青い空がある
その端っこに 濁った雲が見える