のすけ

のすけ

のすけ のすけ 好きだよ のすけ

Amebaでブログを始めよう!

かわいかった

かわいい かわいい かわいい

かわいかったよ

 

ときどき

にくらいしい思うときもあったけど

やっぱり

かわいかった

 

もっともっと

かわいいままで

 

もっともっと

かわいままで

 

かわいかった

かわいい かわいい かわいい

かわいかったよ

 

見上げた視界の端に 濁った雲が見えた

ほんの少し 見えた

 

ああ そうか 

まだ 自分を一流だと信じていたんだ

こんなに濁っているのに

 

ずぶ濡れになって

傘をひっくり返されて

靴の底から水が染みて指先を冷たくした

そんなこと いくつもあったけど

それでも 澄み切った青い空が見えていたんだ

 

青い空だけを 見ていたんだね

 

さわやかな南風にこっそり紛れている 

小さな雨の粒子を感じたことはある?

‥うん、ある

うん、ある

 

そうか 一流ではなかったんだ

ずっと前から ‥最初から

 

見上げれば青い空がある

その端っこに 濁った雲が見える

 

 

 

 

枝切りばさみで チョッキン ばっさりと切れるか
切れない 切れない
独活の大木 おおき 馬鹿っ木
生い茂る 葉 葉 葉 重たいか
垂れる枝 数えきれないほど 延ばしてきた
やりすぎだよ
延ばしすぎだよ
力もないくせに

ねえ 私のせい?
それ 私のせい?

太陽が見えない
青い空が見えない
陽が届かない

枝切りばさみで チョキン チョキン
葉を一枚ずつ 落としてみる
途方もない 時間
途方もない 作業
同じだけ 費やしてきた
自分を過信してきた

枝切りばさみで チョッキン ばっさりと落とせるか
はずみをつけて 思いきり ハンドルを握りしめて

太陽が見えない
青い空が見えない
陽が届かない

ごめん ただ それだけなんだよ