TAKE CARE、なんか「世話をする」という意味だと思っている人が多い。高齢者施設みたいなイメージ。

私は、人と会って、分かれ際に　Please take care of yourself　と言われたのが、TAKE　CARE との最初の出会いだったせいもあって、長い間、TAKE CARE　は「気を付けてね」という意味だとカン違いしていた。

See You　か、「じゃぁ～ね」みたいな感覚で　Take Care！

でも、スヌーピーのマンガをみると、やたらTAKE CARE　が出てくる。

意味は、「世話をする」でもない、「気を付けてね」でも「じゃぁ～ね」でもない。「出来る」とか、「やっとくよ」とか、「やっつけてやる」…まで。

先日、友人から　「TAKE CARE　WITH　PEANUTS」という動画を紹介された。

　スヌーピーの３つのTAKE　CARE。

YouTubeにあったので、紹介します。

Take care for yourself

Take care each other

Take care the earth

日本語の総合サイト⤵

TAKE CARE WITH PEANUTS｜SNOOPY.co.jp

狂気のオリンピックが始まるが、その渦中、正気を保つにはどうしたらいいか？

　お台場会場

お台場に住む友人から、「この目の前の海で、トライアスロンやるなんて信じられない」というメールが来た。たしかに、あの海は泳がなくても、足を踏み入れるだけでためらうような臭い浜辺だよね。

２０１９年に、オリンピックまでに対策をすると言ってたが、東京、１３００万都市。下水道は「合流式」がほとんど。　下水処理しなきゃならない汚水と雨水の分離ができていない。　それを１年で対策できないじゃん。

結局、何をやったかというと、しじみとかアサリを巻いただけ。

貝類にTake Care　してもらおうなんて…。

梅雨明けからいきなり、猛暑。　天気予報では、予報士が「外でスポーツしたらいけない温度です」。　それでも屋外のオリンピックやるんだよね。　

オリンピック開催を太平洋戦争のインパール大作戦と重ねる人がいる。

英国軍の拠点だったインパールの攻略のために１０万人の日本兵を投入し、インパールを目指して行軍した３万人以上が飢えや病気で死に、

その退却路は「白骨街道」と呼ばれている。　今でも遺骨や遺品がそのまま残っている。

その収集作業を、ミャンマーの少数民族であるゾミ族がやってくれている。

短編のドキュメンタリーが大阪の映画祭で公開された

「白骨街道(Bleached Bones Avenue)」

インパールで亡くなった兵士は「戦死」ではない。狂った戦争指導者に殺されたようなものだ。２０２１年、オリンピックを開催したことで、失われる命は何なんだろう。　すでに選手村からも感染者がでている。医療がひっ迫すれば、選手村は感染したスポーツ選手が放置される隔離施設だ。　隔離から自国に逃げ出せば、市中感染が拡大する。

「２０２１年の日本政府、それを止めることができなかった日本人は正気を失っていた」

１９６４年のオリンピックで感動した経験を理由に、「スポーツを通じて国民に勇気を与えたい」と、話すスガの死顔は、最近では白骨に見える。

この男をTAKE　CAREしよう。この場合のTake Careは、世話をするでも、対応するでもない。　「やっつけろ」「やっちまえ」の意味だ。

マフィア映画で、マフィアの親分が葉巻をくわえて子分に「Take Care！」としぶい声で言う。　不支持率が６０％を超えた。「やっつけろ」の声が広がっている。

オリ、パラの期間中に、ヒロシマ、ナガサキ、敗戦記念日…。

日本は鎮魂の真夏が来る。思いをはせるのは、被爆者やインパール街道で苔むした白骨の兵士だ。黒い雨訴訟原告の人たち、ミャンマーの遺骨収集の人たちの祈りと共にありたい。

止めることができなくとも…正気を保ちたい。　２０２１年の夏。

TAKE CARE！

TAKE　CARE！　