アラカン前期は元気いっぱいで、
まだ冒険心やチャレンジ精神が残っていたように思う
5年の間に怪我をしたり
コロナ禍に巻き込まれ
生活が大きく制限されると共に
段々と体力が衰えてきたのを実感する
気持ちはあっても体がついていかない
言い古された表現だけれど、
これって自分が実際に経験してみないとわからない。
ついこの間まで、何の苦も無くできていたことが出来ない。
そのことに気づいた時のショックと恐怖感。
その時、ふと昔のことを思い出した。
かなり上のお姉さまとの会話。
そのお姉さまは、ある集いでピアノを担当していた。
幼いころからビアノに親しみ、音大で専門的に勉強した人である。
お姉さまは仰った。
「年のせいか、楽譜を忘れてしまうの。
どんなに頑張っても指が思うように動いてくれないのよ」
そのとき私は「それは大変ですね。」などとおざなりっぽい返事をしていたように思う。お気の毒に思っても、当時の私にはその大変さが想像できないから。
今、自分が似たような立場になって初めて理解する、あの時のお姉さまの気持ち。
こうやって思い出しながら書いていても、切ない気もちで胸がつまる。
もう少し、想像力を働かせることが出来なかったのか
もう少し、思いやった言い方が出来なかったのか
今朝の珈琲はちょっといつもより苦い。