一昔前、60代といえば「初老」と呼ばれていました。
それは“人生の終盤”というイメージで、
年金や預貯金を切り崩しながら、のんびり余生を送る。
そんなライフスタイルが当たり前とされていたのです。
でも今は違います。
医療の進歩や健康寿命の延伸によって、60代はまだまだ若い。
実際に、60代から第二の人生を始める人、
起業や学び直しに挑戦する人、パートナーとの新しい
暮らし方を選ぶ人など、多様な生き方が広がっています。
かつて「老後の始まり」と思われていた
60代は、今では
「自分らしく生きるための始まり」に変わってきているのです。
「これからの人生をどう生きたいか」への不安
50代を迎えると、ふと立ち止まる瞬間があります。
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「このままで終わってしまうのかな」
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「私って何をしたいんだろう」
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「60代から先の人生をどう過ごせばいいんだろう」
そんな漠然とした不安が出てくるのは自然なこと。
でもそれは“遅れ”ではなく、未来を見直すサインでもあります。
50代は“準備期間”
50代は、まだまだ元気で、子育てもひと段落している時期。
だからこそ、自分に向き合う余裕が生まれてきます。
この時期にやっておきたいのが“人生の棚卸し”
これまで積み重ねてきたものを
「これからも大切にするもの」と
「もう手放していいもの」に分けていくのです。
物の整理はもちろん、心や思考の整理
をすることで、60代からの生き方が
驚くほど軽やかになります。
そして何より大切なのは──「自分の本音を知ること」
本音こそが“未来の設計図”
私たちは長い間、家族や仕事を優先してきました。
「こうあるべき」「我慢しないといけない」
そんな思い込みの中で、本音を後回しにしてきたのです。
けれども、本音を知ることこそが、
これからの人生を自分らしく生きるための設計図になります。
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本当は何が好きか
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どんな毎日を送りたいか
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何を大切にしたいか
それを知るだけで、60代からの暮らし方は大きく変わります。
50代でやっておきたい“心の準備”3つ
1. 我慢の習慣に気づく
「こうしないといけない」と思っている
ことを書き出すと、自分がどれだけ我慢
してきたかに気づけます。
2. 本音を書き出す
「こうなったら嬉しい」「ほんとはこうしたい」
と思うことを制限なくノートに
小さなことから始めて大丈夫です。
3. 不要なものを手放す
モノ、人間関係、思考のクセ。
今の自分に必要ないものを手放していくと
心が軽くなり、本音が見えやすくなります。
60代は“守り”ではなく“始まり”
かつての60代は「老後の始まり」でした。
けれど今の時代の60代は、「自分らしく生き直す始まり」
そのための準備期間が50代です。
心を整え、本音を知ることで、
60代からは自由にのびやかに“自分を主役にした人生”を始められます。
最後に・・・
「このままで終わりたくない」──
もしそう感じるなら、50代の今こそがチャンスです。
60代からの人生は、まだまだ長く、まだまだ楽しい。
その始まりを軽やかに迎えるために、
ぜひ“心の準備”を始めてみませんか。
あなたの本音に耳を傾けることで、未来はきっと静かに動き出します。
あなたへの問いかけ
60歳から自分らしく生きるために──
あなたは、どんな準備を始めますか?
あなたは、これまで本当にたくさん我慢してきましたよね。
家族のために、仕事のために、自分の気持ちを押し込めて頑張ってきた。
それは決して弱さではなく、むしろ「愛」や
「責任感」からくる素晴らしい力でした。
でも、もう我慢はやめてもいいんです。
どんな我慢や制限を自分にかけてきたのか
それに気づくだけで、本当のあなたの声が見えてきます。
話してみると、「あ、私ほんとはこう思ってたんだ」と気づく瞬間があります。
その気づきが、これからの人生を変える第一歩になります。
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