個別同居野島家のように、夫婦仲が冷え切っているとか、離婚したくてもできないなどのネガティブな関係ではない「個別同居」の夫婦は近頃増加傾向にある。 寿命が延びた現代、五十年以上を他人同士が一緒に生活していくわけだ。 夫婦の関係や距離感も、新婚時代、子育て期間、五十歳前後の更年期を境とした心身の変化の時期、そして老年期とさまざまに変化していくのは自然な成りゆきだろう。 これまでそれが表面化しなかったのは、女性たちが精神的、肉体的に夫と距離を置きたいという本音を隠していただけの話なのである。