今から1ヶ月くらい前のこと、

僕がいつも通り、パチンココーナーの巡回をしていた時、

ドサッ!

という音が、どこかの島(コーナー)から聞こえた。

何か物が落ちたんだろう。

そう思い島の中を見渡してみると、
なんと奥の方で、男性のお客さんが倒れていたのだ。


僕は急いで駆け付けた。

お客さんは意識こそあるが、痙攣して思うように立てない状態だった。

そのまま通路に寝かせたままにしておくわけにもいかないので、
僕はお客さんを抱え、椅子に腰掛けてもらうことにした。


痙攣が徐々に落ち着いてきたので、僕は状態の確認を始めた。


僕「大丈夫ですか?お怪我はないですか?」
○さん「大丈夫、大丈夫。急に力が抜けちゃって。」
僕「どこの力が抜けちゃったんですか?」
○さん「左半身が急に。でも大丈夫。ホラ!」



上がらない。
左腕が全く上がらない。


僕「上がらないじゃないですか!救急車呼びますね。」
○さん「ちょ、ちょっと待って。タバコ吸って落ち着けば大丈夫だから。」
僕「わかりました。もし治らなかったら呼びますからね。」
○さん「わかった。」



お客さんはタバコを吸おうとしたが、
左手が思うように動かないので右手で吸い始めた。

この時点で僕はインカム(無線機)で救急車を呼ぶよう仲間に伝えた。
これ以上、引き延ばすわけにはいかないという判断で。



お客さんがタバコを吸い終えた。
僕「では、右手を上げてみて下さい。」
○さん「わかった。」


右手はすんなりと上がった。


僕「次は左手を上げてみて下さい。」
○さん「わかった。」



やっぱり上がらない。


僕「立てそうですか?無理はしなくて良いですが。」
○さん「よいしょ。」



動くのは口だけで、いっこうに立てない。


僕「左足が動かないんですね?」
○さん「うん。」
僕「すでに救急車を呼んでいますので、病院で診てもらいましょうね?」
○さん「申し訳ないね。」
僕「嫌かもしれませんが、状態が良くありませんので勝手に救急車を呼んでしまいました。すみません。」



救急車を待っている間、最近の体調について話しを聞いた。

今回のことに関係があるかどうかは不明だが、
どうやら1週間前に熱中症で病院に行ったらしい。
そして、今日も朝から体の調子が悪く、30分くらい起き上がれなかったとのこと。


10分後、救急車が到着した。
お客さんから聞いた話を全て救急隊の方に伝え、お客さんは救急車で運ばれていった。
そして、










1週間










2週間










3週間










1ヵ月後(今日の5日前)


僕が出勤すると、○さんがパチンコで遊んでいた!
ちょっと時間を置き、僕は話しを聞きに行った。


僕「久しぶりじゃないですか~♪体調はいかがですか?」
○さん「おぅ!この間は悪かったね。もう大丈夫だよ。」
僕「入院されてたんですか?」
○さん「そうなんだよ。1週間位前にようやく退院できたんだよ。」

僕「そうですか。退院できて良かったですね!ところで、何の病気だったんですか?」
○さん「脳梗塞。」
僕「・・・・・ハイ?」
○さん「脳梗塞。」

僕「・・・・・またまた~」
○さん「本当だよ!医者も奇跡的だって言ってた!」
僕「脳梗塞って・・・後遺症は?」
○さん「だから奇跡的に後遺症もなく助かったんだって!」
僕「・・・・・。スゲ~!!!」

○さん「ありがとう!兄ちゃんのおかげだよ。」
僕「いえいえ。皆が協力して動いてくれましたから。」
○さん「皆にもよろしく言っておいてくれ!」
僕「はい!ゆっくり楽しんでいってください♪」



正直、メチャクチャ驚いた。
なによりも嬉しかった。○さんが助かって。


そして、仲間がいて良かったと改めて感じた。
おそらく僕一人では、救急車を呼びに行けなかっただろうし、
他のお客さんへの対応も出来なかったでしょう。
仲間の意見もあって救急車を呼ぶ決断も出来た。


感謝。


正にそんな1日でした


皆さんも具合が悪くなったら、場所や人を問わず助けを求めましょうね。
きっと周りの人が全力で助けてくれますよ!

だって皆人間ですから♪



さて、本日もぶらぶらいきますか!  担当:Z

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