今回のインド旅行は、
インド旅行のベテランの先生に
現地ガイドのクマール君もいるので
あまり言葉で不自由することはありませんでした。
ところで、インドの公用語がヒンドゥー語と英語であるのはご存知だと思いますが、
どうしてでしょう?
「昔イギリスの植民地だったから」
それもありますが、
実は国内で話されている言語の数がすごいのです。
アッサム語、ベンガル語、ボド語、ドーグリー語、グジャラート語、ヒンディー語、
カンナダ語、カシミール語、コーンカニー語、マイティリー語、マラヤーラム語・・・・・。
「州」の「公用語」・「準公用語」(!)だけでも20語を超えます。
それに加えて公用語でないものの多くの人が使っている言葉は14・5語あるといいます。
インドは「州」で分かれていますが、
それも元々は言語の地域でわけられたものがほとんどなのだとか。
ヒンディー語もインドの中では一番通じる言葉とはいえ、
不自由なく話せる人は3割、
母語にしている人に至っては2割に満たないという話です。
同じインドでも、南と北から集まってきたらお互いちんぷんかんぷん。
新聞も言葉ごとにでているほどですから、筆談も不可能。
京都弁と津軽弁の違いどころの騒ぎではないのです。
結局、母語ではないけれど、ある程度の教育を受けている人の
共通の言語が英語になるわけです。
ビジネスではお互いの母語なまりの英語でなんとか通じあう、
そんな世界だそうです!!