葬儀社は時々、病院からの依頼で「下肢焼却」を請け負う事があります。
ケガ・お病気の治療のための手術でやむを得ず失ってしまった手足を
お預かりして焼却し、お骨の形にしてご本人にお返しするものです。
そんなことまで?と思われるかもしれませんが、
しっかり法律でも決められていることで、
むやみに遺棄できないんです。
先日のお葬儀では、故人のご希望もあり、
足のお骨を棺の横に供えさせていただきました。
大事に保管されていたんですね。
生前、お手元に置かれていた時は、
おそらくとても切ない思いをされていたのでしょう。
最後に骨壷に一緒にその足のお骨も入りました。
お浄土への旅はしっかりとご自分の足で行かれそうですね。
勝手な想像ではありますが、すこしお役に立てた気がしました。