5月22日
入院生活にも慣れてきた。
夕方、シャワーをしようとしたら、少しナプキンに血がついていた。
下手に動かない方がいいと思い、非常ボタンを押して看護師さんに来てもらった。
念のためシャワーは中止となり、車イスで病室に戻り、先生に内診してもらった。
子宮口は2センチのまま。
お茶飲んだ時にむせたせいかな?っと思い、あまり重く考えていなかった。

仕事終わりにこの日も旦那が来てくれて、お腹のはりもなくなったし、もう大丈夫なんじゃない?と呑気に話していた。

旦那が帰り、本を読んだり、動画を見ながら寝ようとした。
22時ごろ、ちょっとお腹が痛くなってきた。
一応、陣痛アプリで間隔をはかってみた。
10分間隔。
痛みは全然我慢できる程度だったが、入院してる特権だと思い、ナースコールを押した。

病院着。
5月20日深夜1時頃。
出産時に子宮口は10センチ開くが、私はこの時既に2センチ開いてるようだった。
このまま臨月に入るまで2週間ほど入院することになった。

が、まさか入院になるとは全く思ってなかったので、なーんにも荷物がない。
富山に出張中だった旦那に急遽帰ってきてもらった。

お腹が張らないように24時間点滴つけっぱなしになった。
副作用で胸がドキドキして、指も震えていた。
でもすぐに慣れた。
絶対安静というわけでもなく、シャワーもOKだし、病院内はウロついてよかった。
赤ちゃんの様子も1日に何度か確認できるのもよかった。

このまま臨月までもつと思ってた。


病院に電話したところ、気になるので来れますか?ってことだったので、タクシーで向かった。
陣痛タクシーってのを使った。 
本当にこれは登録しててよかった。
陣痛じゃないけど、こんな時間に普通にタクシー拾える地域じゃないから、いっかと思って来てもらった。
運転手さんは緊迫した感じで来てくれたけど、まだ陣痛じゃないんで〜と私はヘラヘラ。
ちょっと診察したら帰れると思ってた。

病院に着き、ベッドに横たわる。
赤ちゃんの様子を見るため、腹に器具をつけられる。
定期的にお腹が張ってるよう。
そして、先生の内診。

「だいぶん短いね〜短い。ここで破水しちゃったらマズイから、別の病院に移りましょう。」


?????
破水?
もう産まれるの??
なに?なに?なに???

子宮頚管ってやつが出産が近づくにつれて短くなるんだが、それが結構短くなってたらしい。
もしすぐ産まれたとしたら、未熟児なので医療が整っている他の病院に救急車で運ばれることになった。

初めて救急車に乗った。
ひとりぼっちだったが、泣きもせず我ながら冷静だった。
診察代の支払いしなかったけど大丈夫かな〜とか考えてた。