キーンランドc
札幌開催の芝レースでは最も多く番組が組まれている条件。向正面の延長したポケットからのスタートで3コーナーまでの直線距離は406m。前半のペースは同じ洋芝の函館芝1200mとほぼ同様だが、上がり、全体時計は速くなっている。
基本的には逃げ、先行馬での決着が多い。平坦小回りで、前傾ラップが多いものの、直線一気の差し切りはかなりのレアケース。終わってみればパワーに勝ったタイプが粘り込んでしまうパターンが多い。気を付けたいのは仮柵が外になるほど逃げ馬の成績が悪化。特に開催後半は馬場が荒れていることも多いため、馬券を買う前に当日の馬場状態はシッカリと見極めておく必要がある。
種牡馬を見ると、一世を風靡したサクラバクシンオー産駒も勝利数こそトップだが勝率は急降下。王道種牡馬・ディープインパクト、キングカメハメハがさすがの数字を残しているが、それに匹敵するのがアドマイヤムーン。単複ともに回収率プラスを計上している。その他にも高い連対率を誇るスニッツェルをはじめ、クロフネ、アグネスデジタル、スウェプトオーヴァーボードなど、芝ダート兼用の種牡馬が好成績を収めている。
～POINT～
・若干内枠有利も、複勝率ベースで見ると内・外の成績はほとんどフラット
・脚質は逃げ・先行が有利
・丹内、柴山、津村騎手といった関東の中堅騎手の単勝回収率が高い
・洋芝巧者は要注意。低迷を経て復活、勢いに乗って連勝というパターンが多い
～特注種牡馬～
勝利数トップ＝サクラバクシンオー(8－7－10－83／108)
勝率7.4％、連対率13.9％、複勝率23.1％、単回値44、複回値77
高連対率＝スニッツェル(2－3－1－6／12)
勝率16.7％、連対率41.7％、複勝率50.0％、単回値100、複回値106
好単勝回収値＝ディープインパクト(5－3－2－17／27)
勝率18.5％、連対率29.6％、複勝率37.0％、単回値143、複回値82
サラ系3歳上オープン平均逃げ 0.0％
先行 50.0％
差し 30.0％
追込 20.0％
平均勝ち時計 1.08.3秒
(3F-3F)(33.8-34.6)
平均上がり 34.0秒
枠
フラット
脚
逃げ
種牡馬
アドマイヤムーン
ダイワメジャー
サクラバクシンオー
ファルブラブ
ディープインパクト