話を聴くこと
久々に仕事のお話を。ケアマネジャーとして、私が今、担当している利用者の方は、約50名。地域包括支援センターの専門職としては、明らかに人数オーバーしてます。プランナーと言われる、介護予防サービス計画を立てる人の上限数が78名なので、それよりは少ないですが、それでも月50名は多い😣地域包括支援センターの本来業務が、十分機能しなくなると困ります。私の職種は、主任ケアマネで登録されているのですが、包括では主任ケアマネも社会福祉士も保健師も、3職種協力しなければ成り立ちません。なので、認知症対応や高齢者虐待、地域住民向けの健康講話や認知症サポーター養成講座開催、地域の居宅介護支援事業所のケアマネ支援としての研修開催や、困難ケース支援。個別地域ケア会議、運営推進会議、区や介護予防センターに社協、地域との会議や打ち合わせ、そして民生委員さんや町内会との連携。盛りだくさんです💦😂3職種が、それぞれの役割を意識しながらも、お互いにフォローし合っています。要支援認定の方は、比較的お元気で、ご自分の意思もはっきりしている方も多くいらっしゃいます。今日は、そんなあるお一人の方から、ケアマネ交代のお話しがありました。うちのプランナーさん(男性)が担当しています。始業時間すぐに相談の電話があり、やや興奮した口調。話をお聴きし、一旦は電話を切りましたが、午後からまた連絡がありました。電話では、なかなか話が見えにくい為、結局訪問しました。担当プランナーは、今日から4日間お休みです。約1時間半お話しを聞きました。担当交代の理由も見えてきました。とっても基本的な事だったんです。話しを聴くという事。その方の話しを十分聴けていなかった事と、理解度を確かめずに、サービスが先行しそうになり、不安を感じていたようです。ケアマネのペースで進めていたみたいで、利用者さんは置いてけぼり!? ケアマネが10理解していても、高齢の利用者さんの、理解度は1や2かもしれません。10の理解度になるまで、または、歩みを止めて、待ち、丁寧な説明をしていかないと、その差はどんどん開いていきます。その利用者さんは、いろんな事を言われて、よくわからなくて、不安になっていました。コロナウイルスの影響でデイケアがお休みとなり、入浴をどうしようか? 、と考える余裕もなく、担当ケアマネが、ヘルパーによる入浴介助を手配しようとしていました。ヘルパーの仕事内容も説明なく。しっかりお話しを聴き、ようやく、落ち着かれました。『私が望んでたのは、これなんです』『もっと早くお会いしたかった』お話し、聴いただけなんですけどねその方の意志は固く、担当ケアマネを交代してほしい との事。担当交代だけで、決着がつくわけはなく、担当ケアマネ(プランナー)さんが、なぜこういう事になったのかを気付かなければ、また同じような事を繰り返すでしょう休み明けに話し合いが必要ですが、その方は担当交代が良さそうですネ