仙台三越でやっているポップアップストアに行くため、勾当台公園近くのパーキングに駐車。

天気が良くて、ちょっとの距離を歩いただけでも楽しかったです。

ちょうどパーキングの近くにDOUTORがあったので、事務所に帰りながら食べるのに良いなと思ってテイクアウト

定禅寺通りの木々の清々しさをみていて、ふと、昔のことを思い出しました。

かれこれ20年くらい前の話。

今は無き141(現在の三越定禅寺通り館)で販売員をしていた時がありました。

男性3人だけの店舗に配属され、店長と副店長が年上のバイトをいじめているような環境。

そこに私。

バックヤードにお昼用に買ったコンビニおにぎりを置いておいたら食べられたり、給料日にはパソコンで給与明細を勝手に見られ、毎日のようにお金をせびられたり、休憩に行ったらパチンコに行ってて永遠に帰って来なくて、新人の私1人で店番したり。

暴力やセクハラは無かったけど、なんか色々だったなぁ。

従業員しかいけない屋上で、街中を眺めながらコンビニおにぎり食べるの楽しかったのに。

食べられちゃうから、買えなくなった。

それから、地下のレストラン街でラーメンを食べるか、外に出てパスタを食べるか。

私は休憩時間当たり前だけどきっちりだったので、時間内に食べて帰ってこれるところにしか行かなかった。

ちなみに、毎日のようにパスタ食べていたらある日、気づいたら爪がみかんをたくさん食べた人みたいになっていました。きっとストレス

一緒にランチ行く人はいないし、お向かいのショップのお姉さんたちには可愛がってもらったけど、休憩一緒に行くことは無くて。

今だったら、あの辺たくさんランチする場所あって色々行ってみたら楽しかっただろうに。

素敵な場所に通勤していたはずなのに、なんだか灰色な記憶です。

もっと外に目を向ければ良かった。

あの頃はただただ、ビル直結の地下鉄に乗って通勤していたので、地上を散策することもなく、新しい場所に行ってみよう。って気持ちが無かった。

歳の近い同僚や、気の合う仲間が周りにいたら違ったかもしれない。

あの頃は、ただただひとりぼっちで何もありませんでした。

「憧れの街中でアパレル店員」をしたのはたったの半年。

3ヶ月目から体に異変が起きて、最終的に半年で仕事に行けなくなりました。

エリアマネージャーや上の人が、新店舗の副店長ポジションを用意してくれていましたが、続けられる状態ではありませんでした。

あ、ちなみに。

私をいびっていた人は私が辞めた後、別の店舗で同じことを新人にして社内で重大問題になりきちんと処分されました。

そんなこんなで、しばらく家から出られない感じにまでなりつつ、ハローワークには行かなきゃいけなくて、上手くお話できなくて大号泣したのも懐かしい。担当してくれた方がとても良い方だったのが救いでした。

DOUTOR買って、緑豊かな景色で写真取ってたら

なんであの頃、もっと違う風に考えなかったのかな。もっと違うところに楽しみを見出せば良かったんじゃないかな。

と、思ってしまったんです。

こうやって、行きたい場所に足を運び、美味しいもの買って、お散歩する。

それがあの頃も出来ていたら、楽しかったに違いない。

そう思うのも、あの頃より視野が広がって、自分のために何かをする。という考え方が出来るようになったからだな。

そう思って、帰ってきました。

古巣をプチ探索して昔を思い出す